阿波国一宮・大麻比古神社は徳島県鳴門市大麻町に鎮座する古社です。
12月8日、徳島在住のお客様により極上国産大麻(精麻)が同社社殿でご祈祷を受けられた由。
極上国産精麻は、さぬきいんべ取扱いのより紐、より縄や大根型および牛蒡型しめ縄、しめ縄【神居 和かざり】(草木染め版)、神楽鈴の草木染め五色緒などの素材として用いられており、お客様いわく、「色艶ともに大変美しく、繊維が繊細で非常に良い精麻」とのこと。
大麻比古神社へはさぬきいんべ創業以前から幾度となく足を運び、背部の大麻山(標高538メートル)へ登ったこともあり、たいへん思い入れがある神社です。
2017年の同社への神麻しめ縄奉納の関係で昇殿参拝も2度(奉納されるしめ縄用の神麻のご祈祷と、奉納時)させていただきました。
ご祭神の大麻比古大神(おおあさひこのおおかみ)は天太玉命(あめのふとだまのみこと)と同一とされ、阿波国(徳島県)を拓いた忌部(いんべ)氏の祖です。
このたびのことは、サヌキ、アワのつながりを感じ、とても不思議な感じがします。どうしてか、それが今なんです。大麻取締法改正案が成立(12月6日)してすぐです。(何の打合せもしていません)
今後のこの精麻の行く手が楽しみとしか言いようがないです。
・参考文献
「週間 日本の神社No.67忌部神社・大麻比古神社」(デアゴスティーニ・ジャパン)
「日本の建国と阿波忌部」林博章著
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