茶道の名水点、濃茶点前の際、水指に付けられる麻のしめ縄(神様に関係)

茶道で重視される抹茶は「濃茶(こいちゃ)」といいます。

ひとつの茶碗に数人分の抹茶を入れて、湯で練り上げられたものです。

和菓子店などでよく提供されている抹茶、いわゆる薄茶(うすちゃ)にくらべると、茶の味が濃く、食感もややとろみがあります。

茶道では、その一椀の濃茶を同席した複数人でまわし飲みしていただきます。

 

さて、今回お客様より教えていただいたことは、茶道の名水点(めいすいだて)という名水(御神水や清水)を使った濃茶点前のときに、木地釣瓶形の水指にしめ縄・御幣を付けるのだそうです。

そして、一般に市販されているしめ縄はワラ縄製がほとんどですが、本来は神様に関係するものですので麻縄であると聞いていたとのこと。

麻縄のふさわしい径のものがなかなか見当たらないで、ようやくさがし当ててこの度ご注文いただいた由。


お客様はさっそく、釣瓶に男結びで付けてみられ、しっかりとして寸法もちょうどよく、とてもいい感じですとのご感想をいただきました。


霊験あらたかに感じられ、週末の点前が楽しみです、とのことでした。

 

 

・参考文献

「茶の湯入門」筒井紘一監修(洋泉社)