前天冠・国産大麻(精麻)五色房付きとともに、京都・九頭竜大社にて、みろく涼香舞「西王母」を奉納

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暑中お見舞い申し上げます。

7月7日、京都市左京区八瀬に鎮座する九頭竜大社にて、謡曲仕舞奉納家・一扇様が、みろく涼香舞「西王母」を奉納されました。

この神社ははじめて知りました。(九頭竜は箱根神社などで存じておりました)

昭和29年に発祥の歴史の浅い神社で、9回まわるお千度が有名とのこと。ご祭神の九頭竜弁財天大神様は人生を幸いに導く慈悲の女神、商売繁盛、起死回生などにご利益があるそうです。同神社について調べていると、デヴィ夫人も参拝されていました。

 

奉納の様子は、一扇様のブログに紹介されております。

当日は他にグループで、日本神話のイザナギ・イザナミによる国生みからスサノオのヤマタノオロチ退治に至るまでの壮大なストーリーを勇壮な音楽と舞いで奉納されたようです。

なお、一扇様いわく、「『西王母』という曲は、お能の曲には珍しく『ありがたや』からはじまります。この世にすばらしい平和の世が実現したので、それを言祝ぐために3000年に1度しか咲かない桃の花の実を『西王母』という天女が捧げにくるというお話です。理想の世の中がすでにできあがっていることを謡っている曲です。」

『西王母』は平和の世の実現を祝う天女で、舞う一扇様の姿はまさに西王母の天女そのものかもしれません。しかも、頭飾りの前天冠には国産大麻(精麻)の五色房がついております。みろく涼香舞と五色の精麻はピッタリではないでしょうか。