神社の拝殿に吊されている鈴緒のお見積などの際、以下の寸法が必要になります。
1.縄の全長を測る。
2.吊り元から地面までを測る。
通常、鈴緒は年月が経つにつれ少しずつ自重で伸びますので、房下から地面までの間隔が60センチ程度を目安に全長を決定していだだきます。(縄を振る際に、桐枠の上部が参拝者の胸あたりに位置する高さが理想的です)下にお賽銭箱等がある場合、当たらないように考慮し寸法をご検討ください。
※吊り元から地面までの寸法より60センチ引いた寸法が鈴緒の全長になります。
3.縄の太さ(直径)を測る。
縄の太さを測るのは、写真のようなノギス(工具)がおすすめです。(100均で売られているものでもよいです)
4.素材や色、房網(七宝編み)の有無などの仕様を確認します。(修理につきましては古くなった房や六角桐枠の交換、縄の寸法を短くすることが可能です。また、縄本体と房に防炎加工を施すことができます。各部位の修理を承っておりますのでお問合せください)
しめ縄の場合、採寸の方法は以下の通りです。
1.縄の全長を測る。
2.縄の太さ(直径)を測る。
3.縄の両端が細いか(大根型)、片方だけが細いか(牛蒡型)などの仕様を確認する。
4.設置したい場所の柱の内から内(間口)と柱の直径を測る。
お見積の際は、上記を参考に1~4をお伝えください。