昨年につづき、神事行事について勉強1回目(基本所作、「雨乞い」で雨が降るのと降らないちがい)

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昨年と同じ、神事行事について勉強をしております。(神事行事の心と神様に向かう姿勢を学ぶ)

3月に学修会があり、参加しました。今年はぜんぶで200人以上とのことで、場所を分けておこなわれました。

まず、先生のお話から。

目的は(誠をもって)美しい所作で厳然と神様がお出ましになるということで、思いがまず大切とお話。

昔、お坊さんが雨乞い(日照りつづきの時、雨が降るように神仏に祈ること)をして、雨が降るのと降らないのとでは何がちがうか?と先生より質問がありました。

雨が降るのは、日ごろからお徳があり、修行ができているお坊さんだと先生。これはなんとなくわかるのではないでしょうか。日ごろのおこない、基本が大事だとお教えいただいていると思います。

それから、昨年と同じように、バレエの先生が前に立ち、ストレッチ体操をしてから基本所作(叉手、立礼、座礼、三方の受け渡し)の実習をおこないました。何回しても背中が丸い方(はたから見るとよくわかる)がいて、スタッフから矯正されていました。つづけていくうちにきれいになっていくと思います。きれいになっていくと、文字通りきれいな霊的なものが降りてくるようです。

 

5月から、お供えに伊勢エビとアワビが加わり、神具のサイズも大きく、三方(お供え)の数も増えます(6月月次祭からずっと)。私はそれに先だって、伊勢エビやアワビなどを結ぶ麻紐をつくるよう先輩から言われています。誠をもって、つくる。まず練習からです。NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』ではないですが、「精麻の声を聞け。時計に頼るな、目を離すな、何をしてほしいか精麻が教えてくれる」これはものをつくる人に共通すると思います。

国産精麻のヒモ(お供えを結ぶために用いる)
国産精麻のヒモ(お供えを結ぶために用いる)