神様、仏様を大切にする人が増えますように。さぬきいんべの神仏具類の卸が可能に

先月より、さぬきいんべで取扱いの神仏具の卸が可能になりました。

同じ職人が作っても、どこかがちがう。

たとえば、しめ縄(大根型・牛蒡型)には取り付け用ヒモ(現在は国産精麻)が付属していたり、しめ縄【神居 和かざり】は中にきちんと麻芯が入っているため形が崩れにくかったりいたします。

製作は神社仏閣用麻製品を調製する京都・山川で、120年以上の実績がございます。

卸が可能なもの例:国産精麻・大根型しめ縄(前垂れ3本付き)
卸が可能なもの例:国産精麻・大根型しめ縄(前垂れ3本付き)

叶結びアクセサリーなどの小物類、紙垂のついたしめ縄などは数量をつくることが容易ではないため卸ができない事情がございますが、ご興味がある神社仏閣様、店舗経営者様はお問合せください。(手仕事ですので生産できる数量に限度があるなかで、できるもの、できないものがあるということです)

神様、仏様(見えないもの)を大切にする人を増やしていきませんか。

 

つくる人集合。第2回大麻の麻縄活用コンテスト開催!ご応募受付中

昨年につづき、第2回大麻の麻縄活用コンテストを開催させていただきます。

※予想以上のご応募ありがとうございました。(締め切り日直前に応募が集中、サーバー容量オーバーとなり、ご応募されました一部の方にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます)本コンテストは終了いたしました。

つくる人を増やしていく、クリエイティブな人を育てていきたいという想いのもと、麻縄を作らなくても、活用法のアイデア、創造性を競うコンテストです(もちろん麻縄をつくってのご応募も大歓迎)。

昨年、優秀賞を受賞した「あさとしずく(吉田しずこ)」様はその後、精麻飾りのワークショップ講師を依頼されたり、著名な方とYouTube動画で精麻について語ったりしご活躍されています。一歩踏み出すことで、思わなかった道が開けるかもしれません。

 

さて、麻縄(麻ヒモ)は神社のしめ縄、鈴緒(鈴縄)、お寺の鰐口紐(わにぐちひも)、山車の曳き綱、また製造工程は独特ですが締め太鼓や大鼓(おおかわ)、小鼓に掛けられた調べ緒などとして使われています。さらに、芸術分野において過去にこのような作品もございます。

この麻縄活用コンテストは、日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った使い方を募集しその可能性を問うのが狙いです。(そしてますます活性化しますように)

麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?
麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?

 

調べ緒(麻ヒモ)の例
調べ緒(麻ヒモ)の例

<募集要項>
・募集する活用法
日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った活用例を募集します。神仏具はじめ、伝統工芸、アート、手芸・アクセサリーなど問いません。いろいろな活用法をご応募ください。

ヒモ、縄でできること→むすぶ・たばねる・つるす・まく・かける・つなぐ・しばる・いろどる

<応募のルール>
・応募はお一人様何口でも結構です。
・どこにポイントがあるか、その魅力などアピールポイントを明記してください。
・このコンテストはメールでご応募できます。メールアドレス info☆sanuki-imbe.comへ活用例の写真と、上記のアピールポイントを添え、件名「麻縄活用コンテスト」にてお送りください。※☆は@に変えてください。
・未発表のものに限りません。ただし他のコンテスト等での受賞作品はNGです。(麻縄、麻ヒモは自作、他作問いません)

<審査と発表>
・厳正な審査のうえ、受賞者を決定いたします。(審査基準「現代」「日常」「美」「社会性」)
・締め切りは、2022年7月31日(日)とさせていただきます。発表は当ページ、さぬきいんべ通信上にて行います。
・賞金は2022年8月末、ご指定の口座にお振り込みする予定です。

<賞品内容>
・優秀賞 5万円(1名)
・特別賞 5000円(1~2名)

ご神職(ご僧侶)様からご紹介で神具(仏具)類の「紹介割引」開始

3月1日より、ご神職(ご僧侶)様よりご紹介の方は、神具(仏具)類の紹介割引をさせていただきます。

このような方はいらっしゃいませんか?

麻の神具(仏具)を取り入れたいが、神社(寺)の経営が、、

・麻の神具(仏具)は高価、、

・神職(僧侶)として日本の麻文化を守りたい。

・知り合いの神職(僧侶)がつかっている麻の神具(仏具)をうちでもつかいたい。

 

国産精麻のしめ縄と鈴緒(神社の拝殿)
国産精麻のしめ縄と鈴緒(神社の拝殿)
神楽鈴・国産精麻の五色緒付き(草木染め)
神楽鈴・国産精麻の五色緒付き(草木染め)
前天冠(花冠)・国産大麻(精麻)五色房付き
前天冠(花冠)・国産大麻(精麻)五色房付き

 

国産精麻の鰐口紐(寺の本堂)
国産精麻の鰐口紐(寺の本堂)

 

開始日:2022年3月1日~

紹介割引額:合計金額の5%割引

対象:麻の神具、仏具(精麻小物は除く)

※ご紹介されたご神職様、ご僧侶様のお名前をお知らせください。

ご不明点はお問合せくださいませ。よろしくお願い申し上げます。

 

国産大麻(精麻)五色緒付き神楽鈴での浦安舞、東京・戸越八幡神社

戸越八幡神社様では、毎月1日に皇室の弥栄、国家の隆盛、そして氏子崇敬者皆さまのますますの繁栄と日々の神恩感謝を祈る月次祭(つきなみさい)を執り行っております。

2021年11月より、巫女による浦安舞(※)が国産大麻(精麻)草木染め五色緒付き神楽鈴(鉾先鈴)を用いて奉納されております。

月次祭(8時半~)はどなたでも参列できます。

また、毎月朔日(ついたち)の11時~、13時~、15時~(計3回)には神楽殿にて巫女による浦安舞の奉納も予定しております。(当日の天候や混雑状況により変更がある場合がございます。詳細は戸越八幡神社様へお尋ねください)

(※)浦安舞は、巫女4名が扇と鈴を手に舞いますが、前半の扇の舞は祝いの象徴である檜扇(ひおうぎ)を持って舞われます。扇のかなめを中心に豊かに開けゆく中心唯一の世界を表現しています。後半の鈴の舞は三種の神器(剣・鏡・勾玉)をかたどった鈴を手に舞い、その清らかな音色が万物を清め、美しい響きが神と人との心のふれあいを表現します。(現在はメンバーが3名のため2人が檜扇、1人が鉾先鈴または神楽鈴)

巫女いわく、観ていただいて一緒に「心洗われていただきたい」と申しております。

ご参拝されませんか?

下記は鉾先鈴による鈴の舞部分と、ご参拝の方がInstagramに投稿された短い動画(神楽鈴のよる)です。

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Yoshiyuki Kato 加藤義行(@sanuki.imbe)がシェアした投稿

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

奥村佐和子(@tierra.sally)がシェアした投稿

同神社様の禰宜さんが「これからは『本物』が残っていく時代だと思うので、広めていきましょう」とありがたいことに仰ってくださっております。

神社仏閣用の国産大麻(精麻)・鈴緒、鰐口紐を取扱い開始しました

神社の拝殿用の国産大麻(精麻)・鈴緒(すずお)、寺社仏閣用の国産精麻・鰐口紐(わにぐちひも)の取扱いを開始いたしました。

国産精麻製の鈴緒。
神社に設置されている国産精麻製の鈴緒。

2006年出版の「ヘンプ読本」赤星栄志著(築地書館)によると、

(前略)スローライフがブームになったことを考えると日本も「なるようになっていく」「なるべくして、なる」という世界観が求められる時代になってきたのである。この世界観は、多神教であり、八百万神(やおよろずのかみ)で、ありとあらゆる自然物に神様がいると考える古神道の考え方である。私たちにもっとも身近なこの世界観を形にして祀っているのが神社である。

最近、神社にお参りする人が少なくなって、お賽銭が減った影響か、鈴縄(鈴緒)が石油由来のナイロン製であるところも多い。全国で約8万社ある中で、7割がナイロン製、3割が中国産の大麻繊維(精麻)、ごくわずかな神社の鈴縄が国産大麻繊維といわれている。大麻繊維が神様の依り代であり、生命力・霊力を与えるものなのに、その神社の鈴縄が石油由来の化学繊維を使っているなんて!形だけでは、意味がない。鈴縄に大麻繊維を使っていない神社はご利益がなさそうだ。

10年以上を経た今、ナイロン(ビニール)製の割合が増えているかもしれません。国産精麻が少しずつ見直されていっていると感じていますが、まだまだだと思いますので、このたび取扱いを決めました。

また、四国には四国霊場八十八ヶ所もあり、寺社仏閣用の国産精麻・鰐口紐(鐘緒)もあわせて取扱いしてまいります。

お寺に設置されている国産精麻製の鰐口紐(鐘緒)。
お寺に設置されている国産精麻製の鰐口紐(鐘緒)。

ご奉納するのはいかがでしょうか?社会貢献、企業PRにもなると思います。(神社・お寺に物品を奉納するには

鈴緒、鰐口紐の修理も承ります。

お見積させていただきます。

 

 

 

国産精麻の「日本の伝統色」。草木染め各色の在庫充実へ一歩一歩

神社の鈴緒やお寺の鰐口紐(鐘緒)など神社仏閣用の麻製品の染色には、99%化学染料が使われています。

もともと人間は自然界の植物などから染料を取り出し、布を染めてきました。今も各地には草木染めをする産地があったり、作家、職人がいらっしゃったりします。

さぬきいんべでは2016年から藍染め、草木染めの精麻製品を増やしていっておりますが、このほど草木染めされた国産精麻の紫色(本藍+茜染め)、緑色(本藍+ざくろ染め)、黄色(ざくろ染め)50グラムの在庫を持つようにしました。

草木染めされた国産精麻(上より紫・緑・紫色)
草木染めされた国産精麻(上より紫・緑・紫色)

極上の国産精麻をベースに上の3色以外に下記の色(染め)が可能です。

* 赤色(茜染め)

* 紺色(本藍染め)

きなりを含め計6色です。〔緑、黄、赤、白(きなり)、紫色は五色緒、五色旗や真榊の「五色」〕

神具用途はじめ、伝統工芸、アート、手芸・アクセサリーなどお使いいただければと思います。

梅、桜、藤、桔梗、菊、紅葉。日本人は四季それぞれに移り変わる山野の植物の姿を鑑賞して楽しみ、詩や歌に詠んでその心を表わすとともに、自らの衣裳にもこうした美しい色彩を染めて楽しんできた。これが日本の伝統色である。花や樹の色を美しく染め上げるため、植物の花、葉、樹、根などのどこかに潜んでいる色素を採り出して染めてきたのである。
今からおよそ150年前、19世紀の中葉、ヨーロッパを中心に吹き荒れた産業革命の嵐は、それまでの職人衆が自らの肉体とわずかな道具を使って行なっていた仕事を、機械へと変えてしまった。染色では、それまでは植物から色を採っていたのに、石炭のコールタールから、化学的に合成する染料を発明したのである。
日本には明治時代の中頃、文明開化の名のもとにヨーロッパの産業革命の成果が怒濤のように押し寄せてきた。京の堀川の近くに軒を連ねていた染屋も同じで、またたくまに、スプーン一杯の粉で便利に染まる化学染料に変わってしまった。
日本人が飛鳥・天平の昔から江戸時代の終わりまで育んできた、日本の伝統色は失われたのである。(「自然の色を染める」吉岡幸雄・福田伝士監修(紫紅社)はじめに~より)

染めは、染め職人による手染めで、自然な色をできるだけ長くお楽しみいただけるよう濃く染めております。また扱いやすいように精麻は麻縄職人がある程度裂いております。

 

 

・参考文献

「自然の色を染める」吉岡幸雄・福田伝士監修(紫紅社)

 

精麻の鈴緒とともに。菊理媛命(くくりひめのみこと)をお祀りする京都・白山神社

1月半ば過ぎ、出張の折、京都の白山神社へお参りさせていただきました。

ご祭神の1柱が菊理媛命で、引き寄せられた感じがします。

というのも、いまよく聴いているのが昨秋コンサートを拝聴した森田梅泉さんのアルバム「くくり姫」だからです。

コンサートで、くくり姫という曲の前にこんなナレーションが流れました。「混沌とした時代にしか現れないくくり姫」と言っていたのを覚えています。

 

白山神社(京都市)の本殿
白山神社(京都市)の本殿

3年前もこの神社の前を通ったのですが、お参りはせず白山神社(白山信仰、すなわち白山比咩神社を総本社とする白山神社は各地に鎮座)がこんなところにあるというのにとどまりました。

 

境内は掃除が行き届いており、小さいながらもきれいな神社です。

本殿、末社にも精麻の鈴緒がかけられていました。

拝殿に鈴が吊されているのは、巫女が神楽鈴を振るのと同様に、参拝者自らが神を前に鈴の音で祓い清める為のものです。その鈴を鳴らす綱が「鈴緒」です。神聖なる鈴を鳴らす綱である為、古来より神聖な植物とされる麻で作られてきました。鈴緒の『緒』の文字には「魂をつなぐもの」という意味合いがあります。鈴を鳴らし、自らの魂を振るい起こす鈴緒は、まさに神仏にその魂を繋ぐものともいえるでしょう。(明治19年創業 神社仏閣用麻製品調整 株式会社山川パンフレットより)

ご案内してくださった山川様、本岡様ありがとうございました。

この後、鈴緒の六角桐枠の文字彫り職人にバッタリお会いし、私も少しお話できました。

「旧暦新年2022」1年のいいスタートが切れるように、開催中(2月3日まで)

あらためまして、新年おめでとうございます。

2022年1月4日で、さぬきいんべは13年目を迎えました。

昨年は、8月に一昨年納めさせていただいた国産精麻の草木染め五色緒付きの鉾先鈴を用い、長野県・熊野皇大神社にて浦安の舞が奉奏(奉納)されました。(その以降、東京都内の神社の月次祭にて奉奏されているそうです)

一方で、2月から6月末まで第1回 大麻の麻縄活用コンテストを開催、優秀賞と特別賞を選ばせていただきました。優秀賞を受賞された方は、そのことをご自身でSNSに投稿したところ急に脚光を浴びるようになり、精麻飾りワークショップの講師として招かれたり、さらに「日本の神様カード」著者の大野百合子さんと精麻についてYouTube動画で対談したりするなどご活躍されているそうです。(作ることを続けられるとは思いましたが、そこまでになるとは予想しておりませんでした)

3~4月はClubhouseで瓊奈川神社宮司(翡翠の巫女)・松井久子先生からご依頼を受け、麻についてお話させていただきました。人前で話すのは得意ではないため躊躇しましたが、いい体験でした。これがあったおかげで7月から、愛媛県内で開催されている精麻飾りワークショップ(主催:はぐくみの木IKUKO先生)につながっていったのだと思います。開催のすべてではありませんが、時に出向いて麻についてお話したりさせていただきました。

さぬきいんべは6月から、おお麻(ヘンプ)専門神具店として展開しております。神様を大切にする人が増えますように活動してまいりますので本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2月3日の節分まで「旧暦新年2022」を開催中です。(旧正月は2月1日、立春は2月4日)

旧暦については一昨年の拙記事「旧暦と行事、日本は二本立てでできている」が参考になると思います。旧暦の新年に本当の“令和4壬寅年”がスタートします。

合計5000円~のお買い上げ毎に京都・山川製のオリジナル国産精麻アクセサリーをプレゼント中です。本年のいいスタートが切れますように。

基本がしっかりしているから紙垂付きも紙垂なしも美しいしめ縄【神居 和かざり】

2015年に誕生した国産精麻製の日本ではじめての輪飾りが「神居 和かざり(TM)」です。(さぬきいんべ調べ)

その誕生ストーリーはこちらにまとめております。

国産大麻(精麻)・しめ縄《きなり》【神居 和かざり】
国産大麻(精麻)・しめ縄《きなり》【神居 和かざり】

2020年に紙垂付き2種(タイプA、B)を加え、さらに2021年に茜染め版が仲間入りいたしました。

基本がしっかりしているから、紙垂付きも紙垂なしも可能。

麻芯(外からは見えない)がきちんと入っていますので形がくずれることもありません。

しめ縄【神居 和かざり】(紙垂付きAタイプ)紙垂の取り付け位置の異なるBタイプもあり。
しめ縄【神居 和かざり】(紙垂付きAタイプ)紙垂の取り付け位置の異なるBタイプもあり。

紙垂をつけるとあらたまった感じに。精麻の前垂れ(3本)をなくして少し軽い感じに。

2016年秋に誕生した【神居 和かざり】藍染め版
2016年秋に誕生した【神居 和かざり】藍染め版

色付きは朱色、藍染め、茜染めがございます。

 

今後もお正月はもちろん、1年中飾ることができる麻のしめ縄として、神居和かざりをいろいろな場所でご活用いただければ幸いです。

 

 

新年(2022年)のしめ縄の準備があちこちで進行しております

新年2022年まであとわずか。

しめ縄のご感想を次々いただいております。

お客様が「お陰様で綺麗にお飾りできました。」と神棚に飾ったしめ縄の写真を送ってくださいました。

お客様からお送りいただいた写真(会社と思われます)
お客様からお送りいただいた写真(会社と思われます)

工夫してきれいに飾られていますね!この方は会社のご住所へお送りさせていただきましたので、会社の神棚と思われます。

国産精麻、牛蒡型の紙垂付きです。紙垂が付くとあらたまった感じになります。

メールでいただきました別のお客様のご感想では、「箱を開けた瞬間に、場が浄められたような感じがしました。」というのもあります。しめ縄が数本まとまって入った大きな箱です。

他にも、「初めて手に取る精麻の品々は大変神々しく日本古来の慎しやかな美しさを感じました。(中略)新しい年を気持ちよく迎えられそうです。」

「しめ縄は一年間玄関外に飾らせていただくつもりです。この日のために一生懸命玄関を掃除しました。」、「いつも最高のしめ縄ありがとうございます」などメール、SMSでお言葉をいただいております。