ここまでわかった!大麻取締法、75年ぶり大幅改正でどうなる?

2021年1~6月に厚生労働省は「大麻等の薬物対策のあり方検討会」を開きました。そのだいたいの内容はこちらに書きました。

そして、22年5月から大麻取締法等の改正に向けた具体的な審議が4回行われ、9月29日にとりまとめ(案)(全20ページ+補足資料全67ページ)が公表されました。(詳細は厚労省のwebサイトを参照)

1.医療ニーズへの対応

→ 大麻由来医薬品の製造と使用の解禁

2.薬物乱用への対応

→ 大麻使用罪の創設

3.大麻の適切な利用の推進

4.適切な栽培および管理の徹底

→ 植物の部位による規制からTHC濃度による成分規制への変更にともなう管理体制の整備(従来の植物部位による規制からTHC濃度による成分規制に移行するため、THC成分の検査体制を整備する)

 

大麻取締法等改正にともなう大麻栽培に関わる主な変更点(改正に向けた「議論のとりまとめ(案)」)は次のとおり。

・低THC品種であれば、特に厳しい防犯体制を求めず、都道府県の独自基準による運用から全国で統一した栽培要件となる見込み(高THC品種の栽培には厳格な管理を求め、医薬品原料用途へ)

・神事や伝統的な利用のほか、新しい産業利用を可能とする。(例:国産のCBD製品、バイオプラスチック、建材など)

・免許の種類は、大麻栽培者と麻薬研究者(麻薬および向精神薬取締法に基づく免許に一元化)へ。免許の期間も3年(麻薬取扱者免許と同じ)に延長を検討。

・播種用の種子は、種子のTHC濃度による管理を基本とする。北海道ヘンプ協会が強く要望してきた海外の優れた品種の導入も、一定の条件下で輸入可能に。国内の種子生産、全国流通を認める。

・CBD製品は、THC残留限度値を設定し、THC濃度の検査体制を整備する。

 

今後は、2023年の通常国会で改正案が提示され、衆参両院での審議・採決を経て、可決されれば24年1月に改正大麻取締法が施行される見通しです。

未定のことも多いようですが、2001~2年ごろ産業用大麻のことを知った私、ある方が2012年発刊の著書のおわりに「ぜひ大麻のことをよろしくお願いいたします。」と記していたのがようやくここまできた感じです。

 

 

・参考文献

「農業経営者」2022年11月号(農業技術通信社)、特集記事:大麻取締法の75年ぶりの大幅な改正でどうなる?! 日本の産業用ヘンプ(前編)(まとめ 赤星栄志・加藤祐子)

 

松井久子著「巫女体質」の再度ご紹介と、知里幸恵著「アイヌ神謡集」から感じること

瓊奈川神社宮司 松井久子先生のご著書、「巫女体質」の出版から1年過ぎました。

ご紹介した記事をこちらのブログで再度ご紹介いただき恐縮です。その後も多くの方がお読みになっているようです。

 

10月、こちらの記事を投稿したことでお客様より、「アイヌ神謡集」(知里幸恵著)をご紹介いただきました。また、別のお客様から、時を同じくして、「私は北海道が好きで、何度か旅するうち、アイヌの古謡を知った」とのメールをいただきました。

今年は著者、知里幸恵さんが亡くなって100年で、そんな節目の年に“知る”とは不思議なめぐり合わせを感じます。(9月には、Eテレの100分de名著でTV放送、紹介されたことをあとで知りました)

神謡は、基本的には女性が語ると考えられている物語です。

おそらく、この神謡に携わるのは、繊細な感受性を持つ方ではないでしょうか。

多文化共生の時代。多様性の時代。

現代人に大切なものを教えてくれているように感じます。そして、おお麻(ヘンプ)の発展にはそれが不可欠のように思います。

上のお客様は、この「アイヌ神謡集」を「アイヌの神々を祀る神聖さが瑞々しくほとばしるようで、なんとも言えない美しさに心を打たれます。」と紹介してくださいました。

知里幸恵さんがこの神謡集に託した思いは今になってようやく花開こうとしているのではないでしょうか。上記のTV番組のNHKテキストも出ていますので、多くの方に手に取っていただきたいです。

 

四国の麻栽培再生を願うキャンペーンpart2を開始いたしました

2022年10月27日(旧暦10月3日、三日月)より四国の麻栽培再生を願うキャンペーンpart2を開始いたしました。

合計5000円以上~15000円未満お求めの方に、京都・山川による下記のオリジナル国産精麻アクセサリーをお1つプレゼントさせていただきます(お一人様お1つ限り)。

国産精麻アクセサリー「あわむすび」(京都・山川製)
国産精麻小物「あわむすび」(京都・山川製)非売品

神社仏閣用の麻製品を調製する創業120年以上である山川さんがこの企画のためにオリジナル精麻小物をつくってくださいました。人と人とを良好な関係で結ぶこと、ひいては縁結びにつながる「あわむすび」(※1)を施しております。(「小さいものほどつくるのは難しい。アラが目立つから」と山川さん)身につけたりバッグにつけたり、神具として使用したりいただければと存じます。

また、合計15000円以上お求めの方には、下記のオリジナル国産精麻アクセサリーをお1つプレゼントさせていただきます(お一人様お1つ限り)。もう1つ山川さんがつくってくださいました。どこにもない形のものです。

国産精麻小物(京都・山川製)非売品
国産精麻小物(京都・山川製)非売品

2016年に徳島県吉野川市(旧麻植郡)にて吉野川市主催で「麻シンポジウム」が開催されたり(私も参加)、同市の広報よしのがわでは麻栽培に向けて機運を盛り上げようと毎月麻に関する記事が掲載されたりしておりました。

旧麻植郡は、その名の通り、践祚大嘗祭(せんそだいじょうさい※2)に麁服(あらたえ)を代々調進する木屋平の三木家をはじめ、麻塚神社、御所神社の祭神「大麻綜杵命(おおへつきのみこと)」、岩戸神社の麻筍岩(おごけ)、山崎忌部神社(麻植神を祀る天日鷲社)、麻平など30件を超える特に多くの麻に由来する地名や史跡が残され、日本の麻文化の発祥地、また中心地といえます。

また、四国に大麻山が3つも存在し、各地に麻(大麻)にまつわる地名、史跡があります。(香川:大麻神社、愛媛:松山市朝(麻)生田町、高知:四万十市麻生など)

四国各県の旧国名(阿波・讃岐・伊予・土佐)の頭文字を順に並べると、あ・さ・い・と=麻糸となるのは偶然でしょうか?

毎年8月14日夜におこなわれる愛媛県八幡浜市の五反田柱まつり(県指定無形民俗文化財)は、たいまつに麻幹(おがら)が使われます。そのために2007年頃まで隣の隣の大洲市で麻が栽培されていました。これが徳島・三木家をのぞく四国最後の麻栽培だった、、このことを2009年に知ったのが、さぬきいんべ創業の発端で、なんとかしようと思い動きはじめて今年で10年余りになります。

2018年3月9日、四国はじめ、日本各地に麻をもたらした阿波忌部の居住地となる徳島剣山系は「にし阿波の急傾斜地農業システム」として、国連食糧農業機関(FAO)が提唱する世界農業遺産(GIATH)に認定されたことは記憶に新しいです。

2021年1~6月に厚生労働省は「大麻等の薬物対策のあり方検討会」を開き、引きつづいて2022年4月から同省審議会が大麻規制検討小委員会を設置、大麻取締法の改正に向けた具体的な議論を行っておりましたが、同法の改正案を2023年の通常国会にも同省は提出する考えで、神事など伝統的な利用や大麻成分の医薬品への活用を目指す方向です。

さらにもう一度、仕切り直し、皆さまのご協力を得ましてまず声を挙げること、、、これを機に四国の麻栽培を再生させ、後世に受け継いでいくきっかけにしたいと存じます。

よろしくお願い申し上げます。

(※1)阿波忌部族は、栃木県小山市粟宮に式内社「安房(粟)神社」(下野国寒川郡条「安房神社」)を創建した。その例祭には、氏子が[粟の穂]を献上するとの日本唯一粟を主体とする「粟柄祭り」が行なわれ、神輿の上に「粟柄」が乗せられる。神輿の四方に取り付けられるのが「粟むすび」と呼ぶ水引で、それは人と人とを良好な関係で結ぶこと、ひいては縁結びにつながるとして信仰されている。(『オオゲツヒメと倭国創生』林博章著P58より)

粟柄神輿につけられる粟むすび
粟柄神輿につけられる粟むすび

(※2)践祚大嘗祭=天皇即位に際し、天皇がはじめて新穀を食(め)され、皇祖および天神地祇に供し奉る即位後1回限りの儀式。

 

 

・参考文献

「日本の建国と阿波忌部」林博章著

「オオゲツヒメと倭国創生」林博章著(多田印刷)

「美馬文化 いななき第14号」(美馬市文化協会会報)

厚生労働省(大麻規制検討小委員会

Tomoの服展(愛媛民芸館)にてハギレ布をつかった針山づくり(手仕事)

毎年4月に、愛媛民芸館ではTomoの服展(令和4年は4月17日まで)が開催されています。

Tomoの服は、タイ・チェンマイ在住のデザイナー・眞鍋友芳さんが手がけた天然素材のコットン、ヘンプ、シルクを天然染料で染めたナチュラルな洋服です。

同館では2013年ごろから毎年定期開催されており、2014年から私は毎年足を運んでいます(丁寧に毎回手書きで案内状をいただく)。

兄の芳章さんが国内の営業担当で各地で展示会を通して販売しており、愛媛民芸館もその会場の1つなのです。

今回は、展示即売されている衣料を横目に、案内ハガキに掲載されていた針山(ピンクッション)づくりにチャレンジしました。

いろいろな染めのハギレ布(丸く成形済み)の中から、好きなのを選び、周囲を針と糸でなみ縫い。縫った部分を絞って、そこに棉を詰め込み、それをヤシの葉で編んだカゴにいれて完成です。

できた草木染めヘンプコットンの布の針山(ピンクッション)
できた草木染めヘンプコットンの布の針山(ピンクッション)

ずいぶん久しぶりに針と糸をもって縫いました。時間にして全部で20分くらいです。

なお、手を動かすことについては、デザイナー・友芳さんのお師匠にあたる、さとううさぶろうさん(うさとの服デザイナー)がこんなことをおっしゃっています。

手がいっぱい入ると、あったかい
 
仕事も暮らしも、何もかもが自然のリズムのまま。
 
時間の流れがゆっくりだと、目が細部にまで行き届きます。布も、ゆったり織られていきます。そうしてできた布は、身につけた人をもゆったり、やさしい気分にしていくのではないでしょうか。
 
手で育て、手で集め、手でつむぎ、手で染め、手で織る・・・・・・。自然のパワーにたくさんの手間暇がプラスされ、暮らしのなかで大切に「育まれる」布を目のあたりに、ぼくはますます手の力に魅了されていました。〔「あいをよる おもいをつむぐ」さとううさぶろう著(地湧社)より〕
 
手づくりのものはあたたかく、また心がこもっているように感じます。
 
Tomoの服の最近の服づくりについてうかがうと、コロナ禍の影響を見越して、家で着られる藍染めのダブルガーゼの服を増やしているそうです
 
もし機会がありましたら、試着あるいは、上の針山をつくってみてはいかがでしょうか。
 

ヘンプの布ナプキン(あさナプ)が発展して帰ってくる!?開発チーム結成

さぬきいんべ創業(2010年1月)から好評で2014年8月まで販売していた布ナプキンのことを覚えていらっしゃいます?

当時ヘンプ製品開発元の社長が女性で、特におすすめだったのが布ナプキンでした。

洗濯のしやすさや、市販のナプキンとくらべ、かゆみが感じられなかった、臭いが少ないような気がする等々聞きました。

そこで、ヘンプ製品を普及させたい思いもあり、私は最初は躊躇しましたがわからないながらも「男性もおすすめする布ナプキン」ということで取扱い開始。

今治・工房織座製の布ナプキン(ヘンプ72%、コットン28%)【当時】
今治・工房織座製の布ナプキン(ヘンプ72%、コットン28%)【当時】

形状はハンカチのようなタイプで、サイズは大(多い日・夜用)、中、小(少ない日用)、ミニ(ほんの少し時用)の4種類。下記のような生の声をいただき、女性に喜んでいただけていたと思います。

・お客様の声(例) 大(多い日・夜用)小(少ない日用)ミニ(ほんの少し時用)

 

2月半ばに、ある導きで、布ナプキンを専門に扱っている会社(驚くことに当時、ここの情報を参考にしていました)の社長と対談、次に開発チームが立ち上がっていることを聞きました。

まだ言えませんが、布ナプキンの完成型だと思います。(男性にも着目するそうです)

当初から女性のお客様が多く、布ナプキンの販売中止は心苦しかったので、販売再開を心に留めてはいましたができず、さらには昨年6月から、おお麻(ヘンプ)専門神具店へ。

もう完全に忘れていたわけですが、「出ていったものが帰ってきた」かもしれません。

進展がありましたらご報告させていただきます。

国内織立の高級ヘンプ生地で衣料を展開中~「物には作り上げる人の想いが伝わる」福岡・GNOME

国内織立の高級ヘンプ生地を用い、衣料を主に福岡・GNOMEが展開しています。

ヘンプマスクを探しているお客様の1人にご紹介したところ「ステキですね」とのことで、自分でネット検索した際はたどりつけなかったそう。(現在、ヘンプマスクは販売終了していますが生地の在庫によっては注文可)

現在、こちらで以下の3点が販売中です。

・上質ウール ニットジャケット ジップアップ コート

・ワイドパンツ サスペンダー

・枕・ボックスカバーセット

高品質でありながら、縫製はご自分でされるなど工夫し価格を抑えています。

GNOMEのこだわりは、ご自身がひと目見て柔らかさと光沢に感動しほれ込んだヘンプ100%生地(原草生産から紡績、織りまで日本企業が手がけております)もそうですが、物には作り上げる人の想いが伝わると信じて、誰がどんな想いで携わってきたかを大切にしているということ。

たとえば、草木染めもご自身でされていますが、ありがとうと何度も言いながら染液を撹拌していると色の入り方がぜんぜん違ったり、どうしたらこの生地の良さを伝えられて喜ばれるかを考えて製品を作ると、想いがぴったりの方の元へお届けできたり。そういうところから製品づくりは「誰がどんな想いで携わってきたか」を大切にしているそうです。

現在、上質ウール ニットジャケット ジップアップコート以外は受注制作で1ヶ月待ちになっています。(過去の販売履歴から同じものを作ってほしいとの依頼も多いそうで、オーダーも受け付け中です)

インスタグラムでも発信中です。(担当者:GNOME 山野)

 

皆さまにもご紹介させていただきます。

【10周年記念!質問コーナー】なぜ伊予なのに「さぬきいんべ」か?

10周年記念ということで、今までいただいたご質問、お問合せの中から、これは知っておいていただきたいものをご紹介させていただきます。

さて、なぜ伊予なのに「さぬきいんべ」ですか?というご質問、5年くらい前に香川の方からいただきました。

さぬきいんべは、2010年1月に香川県高松市にて創業いたしました。当時、同市に住んでおり(香川には丸亀5年、高松12年の計17年)、その後、実家のある現在地へUターン。1年あまりの休止期間を経て再始動、現在に至っております。

さぬきいんべとは、すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、かつて讃岐平野を阿波忌部とともに麻を植えて開拓していった讃岐忌部にちなんでおります。

香川には現在も大麻山、高瀬町麻、大麻神社、麻部神社などそれにまつわる地名、神社等が残っており、それらの意味、事蹟を再興すること、それと神道において、大幣(おおぬさ)、しめ縄および鈴緒にも使われ最重要視されている大麻(おおあさ)に光を当て、その文化を後世に受け継いでいきたいと考えたのが創業のきっかけです。〔当初これをしなさいというようなご縁がありまして、今治市の工房織座製のヘンプ生地を用いた製品(衣料)を皮切りにスタートいたしました〕

なかなかこの理念は簡単ではなく、一度は挫折、その他にも言い尽くせないことが多々ありましたが、不思議なご縁、めぐりあわせで再始動した後は続けることができ、コツコツ取り組んで、本年1月、10周年を迎えることができました。

細かいことは書くときりがないので、これくらいにさせていただきます。また機会ございましたら細部についてご紹介させていただくことがあるかもしれません。

ありがとうございます。

 

10周年記念!年末感謝祭2020

2017年から毎年開催させていただいております年末感謝祭。

本年は10周年を記念して、開催させていただきます。(2020年12月31日まで。2021年1月4日に11周年を迎えます)

四国の麻栽培を願うキャンペーンのプレゼント、京都・山川のオリジナル国産精麻アクセサリー「あわむすび」は通常、お1人様お1つ限りとさせていただいておりますが、CLUBさぬきいんべ会員様には特に感謝をこめまして、お買い上げ毎にお2つプレゼントさせていただきます。(追加で作っていただいております。なくなり次第終了) 12月2日変更

国産精麻アクセサリー「あわむすび」(数量限定)
国産精麻アクセサリー「あわむすび」(数量限定)非売品

 

ひとくちに10年と言いましても、いろいろございました。これまでの歩みをザッと書いてみます。

2010年1月に、香川県高松市にて創業。(公益財団法人かがわ産業支援財団発行の「創業事例集」に掲載)同年8月に活動を中止し、実家のある愛媛県西条市にUターン。翌年6月より再始動。

2015年1月より、京都・山川のミニ鈴緒を取扱い開始。同年3月、日本初となる国産精麻の輪飾りを販売開始(のちにお客様より「神居 和かざり」と命名)。同年5月、徳島県木屋平にある三木家住宅(国指定重要文化財)を京都・山川5代目、山川正彦さんらと3人で訪問、ご当主・三木信夫さんと面談。

2016年9月、徳島県吉野川市主催の麻シンポジウムに参加。

2017年2月、徳島県の大麻比古神社に正式参拝。同年秋、同神社の神麻しめ縄奉納に参加。同年6月、公益財団法人愛媛民芸館の評議員に就任。同年夏、国産精麻五色緒付きの神楽鈴を取扱い開始。

2018年夏、国産精麻の祓串の取扱い開始。同年秋、剣山本宮宝蔵石神社の神麻しめ縄奉納に参加。

2019年3月、徳島県の三ツ木八幡神社神麻しめ縄奉納に参加。

そして本年は神様を大切にする人が増えたらいいなというのと、国産精麻の草木染めの製品をと年頭に思い取り組み、5月に国産精麻五色緒付き(草木染め)の神楽鈴、8月に真榊が完成、さらに埼玉県の神社様より注文いただいた鉾先鈴(国産精麻草木染めの五色緒付き)を11月に納品させていただきました。

創業の動機となった今治市の工房織座製の素敵なヘンプ衣料は2014年9月に販売中止になった後、京都・山川の製品を中心に取り扱わせていただき現在に至っております。

10周年記念!年末感謝祭2020

今後の飛躍と、日本の文化の継承、発展を祈念し、皆様と縁結び(=「あわむすび」)できれば幸いでございます。

※webページからだけでなく、お電話、FAX、メールでのご注文も承っております。

四国の麻栽培を願うキャンペーン開始☆

2020年8月19日(旧暦7月1日、新月)より四国の麻栽培を願うキャンペーンを開始いたしました。

※本キャンペーンは四国の麻栽培再生を願うキャンペーンpart2に引き継がれました。2022年10月28日追記

合計5000円以上~15000円未満お求めの方に、京都・山川による下記のオリジナル国産精麻アクセサリーをお1つプレゼントさせていただきます。2021年11月18日ご注文分よりプレゼント対象の金額を再度変更させていただきます。

国産精麻アクセサリー「あわむすび」(京都・山川製)
国産精麻小物「あわむすび」(京都・山川製)非売品

神社仏閣用の麻縄を調製する創業120年以上である山川さんがこの企画のためにオリジナル精麻小物をつくってくださいました。人と人とを良好な関係で結ぶこと、ひいては縁結びにつながる「あわむすび」(※1)を施しております。身につけたりバッグにつけたり、神具として使用したりいただければと存じます。

さらに第2弾としまして、合計15000円以上~30000円未満お求めの方に、下記のオリジナル国産精麻アクセサリーをプレゼントさせていただきます。もう1つ山川さんがつくってくださいました。どこにもないものです。2021年11月18日ご注文分よりプレゼント対象の金額を再度変更させていただきます。

国産精麻小物(京都・山川製)非売品
国産精麻小物(京都・山川製)非売品

さらにさらに第3弾として、合計30000円以上お求めの方に、下記のオリジナル国産精麻アクセサリー(藍染め、茜染め、ざくろ染め)のいずれかをプレゼントさせていただきます。きなりと、藍染め、茜染めまたはざくろ染めの精麻を用い、装飾結びの1つである叶結びを施しリボン風に仕上げております。世界の安寧を祈って、ざくろ染め版(黄色)を加えました。

国産精麻小物(京都・山川製)《リボン風》
国産精麻小物(京都・山川製)《リボン風》

2016年に徳島県吉野川市(旧麻植郡)にて吉野川市主催で「麻シンポジウム」が開催されたり(私も参加)、同市の広報よしのがわでは麻栽培に向けて機運を盛り上げようと毎月麻に関する記事が掲載されたりしておりました。

旧麻植郡は、その名の通り、践祚大嘗祭(せんそだいじょうさい※2)に麁服(あらたえ)を代々調進する木屋平の三木家をはじめ、麻塚神社、御所神社の祭神「大麻綜杵命(おおへつきのみこと)」、岩戸神社の麻筍岩(おごけ)、山崎忌部神社(麻植神を祀る天日鷲社)、麻平など30件を超える特に多くの麻に由来する地名や史跡が残され、日本の麻文化の発祥地、また中心地といえます。

また、四国に大麻山が3つも存在し、各地に麻にまつわる地名、史跡があります。(香川:大麻神社、愛媛:松山市朝(麻)生田町、高知:四万十市麻生など)

四国各県の旧国名(阿波・讃岐・伊予・土佐)の頭文字を順に並べると、あ・さ・い・と=麻糸となるのは偶然でしょうか?

毎年8月14日夜におこなわれる八幡浜市の五反田柱まつり(県指定無形民俗文化財)は、たいまつに麻幹(おがら)が使われます。そのために2007年頃まで隣の隣の大洲市で麻が栽培されていました。これが徳島・三木家をのぞく四国最後の麻栽培だった、、このことを2009年に知ったのが、さぬきいんべ創業の発端で、なんとかしようと思い動きはじめて今年で10年余りになります。

北海道では元横綱・稀勢の里出演の「横綱の綱は麻でできている」「麻は日本の心」と言っているテレビCMが放映中だそうです。(KBS京都でもしていると聞きました)

もう一度、仕切り直し、皆さまのご協力を得ましてまず声を挙げること、、、これを機に四国の麻栽培を再生させ、後世に受け継いでいくきっかけにしたいと存じます。

よろしくお願い申し上げます。

(※1)阿波忌部族は、栃木県小山市粟宮に式内社「安房(粟)神社」(下野国寒川郡条「安房神社」)を創建した。その例祭には、氏子が[粟の穂]を献上するとの日本唯一粟を主体とする「粟柄祭り」が行なわれ、神輿の上に「粟柄」が乗せられる。神輿の四方に取り付けられるのが「粟むすび」と呼ぶ水引で、それは人と人とを良好な関係で結ぶこと、ひいては縁結びにつながるとして信仰されている。(『オオゲツヒメと倭国創生』林博章著P58より)

粟柄神輿につけられる粟むすび
粟柄神輿につけられる粟むすび

(※2)践祚大嘗祭=天皇即位に際し、天皇がはじめて新穀を食(め)され、皇祖および天神地祇に供し奉る即位後1回限りの儀式。

 

 

・参考文献

「日本の建国と阿波忌部」林博章著

「オオゲツヒメと倭国創生」林博章著(多田印刷)

「美馬文化 いななき第14号」(美馬市文化協会会報)

日本の麻の産地をよみがえらせる

2017年に刊行された「大麻という農作物」(大麻博物館著)の巻末に1939(昭和14)年と1955(昭和30)年の『全国の大麻栽培面積(ヘクタール)』のデータが収められています。

全国の大麻栽培面積(ヘクタール)
全国の大麻栽培面積データ(1939年、1955年)単位:ヘクタール

産地と思われる千葉、静岡といった県などデータがないところもありますが、これによりますと、70ヘクタール以上栽培されていたところは、北海道、青森、岩手、福島、栃木、群馬、新潟、石川、福井、長野、岐阜、島根、広島、熊本、宮崎がそうです。

ちなみに2018年4月より農業法人が県の許可を得てはじまった大麻を加工して作る「精麻」の生産をおこなっている三重県は0.1ヘクタールで、かつての大規模産地ではなかったことがわかります。

いい麻が取れるのは寒暖の差があるところ、お茶が栽培されているような場所(標高)がいいと聞いたことがあります。2019(令和元)年に新天皇の践祚大嘗祭へ麻織物、麁服(あらたえ)を貢納された徳島県の阿波忌部直系・三木家も標高550メートルのところにあり、ご当主・三木信夫さんもいい麻が取れる場所のお話をされておりました(直接うががいました)。

先人の知恵というのでしょうか。いま(この10年くらいの間)、これまで培われてきた昔の人の営みから得られた知恵が急速に失われているのと、また見直そうとする動きの両方があるように思います。日本の伝統文化の分野が特にそうではないかと思います。

かつての産地には地名として残ったりしなんらかの名残があるのではないでしょうか。また栽培時に使われた古い道具類もある(残っているのでは?)と思いますし、うまくいけば昔栽培に携わった古老のお話をギリギリ聞くことができることがあるかもしれません。

そういう思いをもってこの記事を皆さまへお送りします。

 

 

・参考文献

「大麻という農作物」大麻博物館著