京都・山川のミニ鈴緒をお祝いの品に

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このたび、京都・山川による国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒をお祝いの品にとご注文をいただきました。ミニ鈴緒は2015年はじめから販売させていただいている一般の方に縁遠い精麻を身近にというコンセプトでつくられた製品です。

国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒(京の伝統工芸品)
国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒(京の伝統工芸品)

山川さんにお話したところお祝い用の包装ということで、箱と精麻をご提供いただくことに。箱は画用紙に和紙を貼ったり京都らしい手仕事の品。精麻はもちろん国産です。

水引の起源は麻であり、今回は神事のお祝いであることから、精麻で結ぶことをご提案させていただきました(神式の場合、玉串料等は白の奉書紙に包み水引ではなく神事でもちいる精麻で結びますが、この場合は慶弔どちらにでも用いることができます)。

以前、製品の箱詰めを山川さんにお願いしたこともありますが、この度は心をこめる意味でお客様がご自身で箱詰めされ、予定されていた方々に先日お渡しされたとのご報告をいただきました。

箱詰めされた写真を見て驚き、こんな風にできあがるとは思っておりませんでした。古いもの(伝統)と現代の組合せ、和紙は土佐和紙とのこと、紅白でおめでたさ、また巫女をも表しているのではないでしょうか?

なお、上の神棚奉斎(ほうさい)式というのは、東京の翡翠の巫女様(代表:松井久子神職)が主催する、家庭の祭祀者として家庭や家系にまつわる心と環境のお清めを行うことができる方を養成、敬神崇祖(けいしんすうそ、神をうやまい先祖をあがめる)の心を育む「お清め士講座」の修了時におこなわれるものだそうです。

さぬきいんべでは、モノを買うだけでなく、作る方々を増やしたい。そう思います。自ら作り手になることが大切だと。それが今まで育まれた伝統を後世に伝えることにつながればこの上ない喜びです。

満足感というものはあなたの手を使って、何かを作ることによって得られる。(サティシュ・クマール)モノを作ることによって、愛が生まれる。機械が作ったものを消費するただの消費者ではなく、作り手(maker)にならなければならない。

 

 

・参考文献

「神道いろは」神社本庁教学研究所監修(神社新報社)