日本の美を感じる、笛奏者・森田梅泉さんのコンサートを拝聴しました

10月、ある式典後に笛の森田梅泉さんのコンサートを拝聴しました。

梅泉さんは長野県天龍村出身。

2007年ニューヨーク、ハワイ公演にて演奏家デビュー。縄文の笛、隕石の笛、翡翠の笛、篠笛、能管、龍笛、心笛、フルート、アルトフルート、竹インディアンフルートなど様々な笛を奏でるそうです。

各地の演奏活動の他、伊勢神宮、石清水八幡宮、出雲大社、八坂神社、薬師寺など神社仏閣での奉納演奏も続けていらっしゃいます。

作詞作曲もされるんですね。映像と笛の”音祝”ではじまったコンサート、気がついたら涙が流れ聴き入っていました。

昨年、令和バージョンにリメイクしたという「万葉 beautiful harmony」は、タララララン、タラララランのリフレインが印象的ですが、お話によるとミロクの世を示された曲のようです。「くくり姫」「瀬織津姫」「櫛稲田姫」もよかったです。

梅泉さんは13年前に夢の啓示をいただかれ「急いで音楽をしなさい」とメッセージを聞いて音楽家となる決心をそのときさせていただいたとの初心のお話もしてくださいました。

”銀河~地球~いきものたち”の全てに調和の奏でを、笛で音楽でお手伝いさせていただきたいと願っています。「大自然とのチューニング、ハーモニー」それは、日本の美を感じるBAISENの音楽。私たちが忘れかけている、本当に大切な『日本の魂』『美の心』、そして『美しい調べ』。地球に宇宙に調和の奏でが響きわたりますように。(森田梅泉パンフレットより)

 

南信州の自然の中で育った梅泉さん、曲、姿勢にそれが表れているからか演奏に日本の心を感じました。また音楽家というと縁遠い感じがしますが、不思議と身近に感じました。

当日の様子と思われる写真をInstagramにアップされていたのでシェアさせていただきます。

 
 
 
 
 
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鋭い感受性を持った「巫女体質」、松井久子先生のご著書を読んで

このほど、瓊奈川神社宮司 松井久子先生のご著書、「巫女体質」(SeleneBooks)を拝読いたしました。

さぬきいんべでは、2017年から国産精麻の五色緒がついた神楽鈴、鉾先鈴を取り扱うようになり、その関係で巫女や巫女舞について調べていますが、女性が書いた書籍は今までなかったと思います。

 

この「巫女体質」という本は2021年10月に電子書籍として出版されました。

内容は一言で言えば、鋭い感受性を持った巫女体質の人たちに向けてのメッセージです。なかなか人に言えないことだと思いますし、巫女体質のことは巫女体質でないとわからないと思います。

それと近年、巫女体質という言葉が一人歩きしていることを受け、日本の精神文化を支える「巫女」の品位をおとしめてしまう恐れがあると懸念し、本を書かせていただくことにしたそうです。

ご購入者に新・巫女体質チェックシートのプレゼント付き。

この本を読んで救われる人がいらっしゃるかもしれません。

宮司として、また戦没者の慰霊や神前神楽舞の指導をし「巫女」を養成するかたわら、巫女体質とうまく向き合えずに悩んでいる方の支援をする巫女体質、巫病の専門家としてこれまで3000人以上の巫女体質の方と向き合ってきた松井先生の本をご紹介させていただきました。

いま、西条まつりに思う、1年が祭りにはじまり祭りに終わること

10月といえば、西条まつり

今年も規模縮小で斎行されますが、地元びいきということで書いてみます。

気がついたときには、祭りがありました。小学生のときは校区が、だんじりと太鼓台がある、神社でいえば伊曽乃神社と飯積神社の氏子が含まれていましたので、両神社の祭礼がある3日間、10月15日は(平日なら)朝礼のみ、16日、17日は休みでした。

学校も祭りへの参加を奨励していましたので、この3日間は昼も夜も、だんじりや太鼓台について行き、ロープで引っ張ったり太鼓をたたいたり楽しかった思い出しかありません。(2社とも宮出しは夜中~早朝)

伊曽乃神社・宮出しでのだんじりの奉納(2019年10月15日)
伊曽乃神社・宮出しでのだんじりの奉納(2019年10月15日)

 

いま思うと、西条は神様を大切にしている地域なんだと思います。(香川に住んでいたときは、ちょうさや獅子があったりそういうものがないことはないですが、祭りになるとお盆やお正月に帰ってこない人でも帰ってくるという西条市出身の人の気持ちは他地域の人には理解できないと思います)

西条市のカレンダーは10月からはじまると言われています。実際10月からはじまるカレンダーも販売されています。

「1年は祭りにはじまり祭りに終わる」

自然に溶け込んだ形で、大切なことを知らず知らず教えられてきたのですね。

西条まつりでは、氏子各町が保有するだんじり、みこし、太鼓台(のべ百数十台)が奉納しますが、奉納とは「神仏を楽しませ鎮めるため」です。

飯積神社前・太鼓台かきくらべ(2019年10月17日)
飯積神社前・太鼓台かきくらべ(2019年10月17日)

令和になって、コロナ禍のおかげで本当に大切なものは何かということが問われているように思います。もうおわかりかもしれませんが、大切なものの1つは神事です。西条でも昨年、感染拡大防止のため、だんじりや太鼓台の運行が取りやめになった中でも神事(各神楽所における)はおこなわれていました。昔からずっと続いてきていることです。

祭りの日が近づくとなんだかそわそわしてきます。早くだんじりの奉納やだんじり、太鼓台の統一運行が見られるようになるのを楽しみにしています。

西条は「住みたい田舎」No.1だそうです。移住されてきた方にとって、西条まつりはどう映るのでしょう?

京都・山川による麻の神具(仏具)、麻製品、最近の仕事をご紹介

1886(明治19)年創業、120年以上にわたり神社仏閣用の麻製品を手がけていらっしゃる京都・山川の最近の仕事をご紹介させていただきます。(5月からInstagramで投稿がはじまっています)

 

 
 
 
 
 
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精麻のしめ縄(1、2枚目)と鈴緒(3、4枚目)です。

どこかで見た感じがし手元の写真を確認しましたら、徳島県木屋平・三木家の氏神様、三ツ木八幡神社のもののようです。令和の践祚大嘗祭に向けた麁服調進に先立ち、2019(平成31)年3月にNPO法人神麻注連縄奉納有志の会(安間信裕代表理事)が麻のしめ縄、鈴緒を奉納した際、山川さんともご一緒し奉仕させていただきました。〔この神社が麁服麻績殿となり令和元年8月7日に御殿人(みあらかんど)三木信夫さんと5人の紡女により初紡式が執り行われました〕

 

 
 
 
 
 
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相撲で横綱が土俵入りの際に締める綱を小型化した「ミニチュア横綱」。

土俵入りの型に合わせて雲竜型と不知火型の2種類、本物と同じように白い木綿布の内に精麻と銅線芯が入った本格派です。従来はサイズが大・中・小3種類ありましたが、本年サイズを一番人気があるものに一本化、さらに飾り方などを見直し一新しました。(山川さんから命を受け当店が本年6月に販売開始)

 

 
 
 
 
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五色の鰐口紐。

こちらも精麻でできています。下から見ると鰐が口を開けたように見える「鰐口」は金属製の円盤状の音具で、綱を振って打ち鳴らし神仏に来意を伝えます。こちらのお地蔵さんはあそこにお祀りされているものですね。(京都で近くへご一緒に行った際はご案内させていただきます)

ビフォーアフターの写真もご覧ください。

 

 
 
 
 
 
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獅子の麻毛の復元新調。秋祭り用でしょうか。

将来こんな注文を受けたいです。

貴重な国産精麻を用いた東京・根津神社の授与品、「精麻房守り」

インターネット検索していて、思わず神社の授与品で精麻を用いたものに出会うことがあります。出会うことありませんか?

このほど東京・根津神社の「精麻房守り」をいただきました。

貴重な国産の精麻を使用し1つひとつ手作りで作られた厄除けのお守りです。(写真のものと紐が白色の2種類あり、2021年1月16日から頒布されている由)

神紋の万字巴紋の入った木製ビーズの下に精麻の房がついています。紐と同色のまとめ結びがアクセント、シンプルです。

東京・根津神社の授与品、「精麻房守り」(初穂料1,000円)
東京・根津神社の授与品、「精麻房守り」(初穂料1,000円)

ちなみに根津神社は10年あまり前、お参りしたことがあります。(その頃は東京へ行くと神社をめぐっていました。たとえば、日枝神社、東京大神宮、明治神宮、大國魂神社、鷲神社など)

境内につつじ苑の案内があり、つつじが咲くと見ごたえあるだろうなと思いました。

 

祈り 特集!!(祈りには力がある)、おお麻(ヘンプ)とともに

4月に村上和雄氏(筑波大学名誉教授)が亡くなられ、村上先生が出演されている白鳥哲監督の映画「祈り~サムシンググレートとの対話~」が追悼公開ということで一時無料配信されていました。

2013年、四国初上映という機会に観たこの映画。たまたま読んだブログで追悼の無料配信を知り、もう一度観させていただきました。(4年前に村上先生の講演を拝聴するチャンスがありましたが先生の体調の関係で中止になりました)

はじめて観たときも思ったことですが、私は祈りには力があると思っていますので、それ以外、「祈り」と「願い」のちがいが柳瀬宏秀さん(環境意識コミュニケーション研究所代表)によって述べられていることがこの映画の一番の押しだと思いました。(「祈り」と「願い」のちがいについて以前こちらに書いております)

いまは、祈りが大切なときだと思います。

古事記をひもとくと、感染症(疫病)にかかる物語が記されています。

崇神天皇(すじんてんのう)の御世には疫病が多く起こり、人民(おおみたから)は死んで尽きそうになりました。この時、天皇(すめらのみこと)はお悲しみになり、嘆いて神牀(かむとこ)という、夢に神意を得るために特別に清めた寝床で夜お眠りになっていらっしゃると、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が夢に現れ、次のように仰せになりました。

「これは我が御心である。意富多多泥古(おおたたねこ)に我が御魂を祭らせなさい。そうすれば神の祟りも起こらず、国は安らかに治まるだろう」〔『現代語古事記』竹田恒泰著(学研)P169より〕

天皇は早速、意富多多泥古という人を探させ、この人を祭主として夢の通りに拝み祭りました。その結果、疫病はやんだそうです。祈りの力と思います。しかるべき人がしかるべきことをする、そして祈りの力、、

日本民族は遠く古く縄文の森の暮らしの時代から、常の生活体験を通してそのことを会得し、大切なこと、大切なものを失うことなく大切に生きる人間としての生き方を文化として確立しました。私達が今暮らしている日本の大地、天地自然、太古の時からその大地に暮らして今日に至る日本民族が創造し確立したその文化こそが「神道(かむながらのみち)」です。家に神棚をまつり、村町郷都市そして国の中心に神社を設けて「祈り」の場とし、その祈りを生活の柱として人間としての生き方-文化を培い伝えて来た民族が私達日本民族であります。〔『みそぎ第16号』(伯家神道)P5より〕

私は仕事で17年、香川県に住んでいました。その最後の年に、さぬきいんべ創業に至り、2010年に故郷、西条市に帰ってまいりました。神社の祭礼として江戸時代から300年つづく“西条まつり”は宝だと思っていましたが、県外に出て帰ってきてさらにその思いが強くなりました。(香川県は西部を除いて西条まつりのような祭りに対する熱意はほとんど感じず、また島しょ部では過疎により、祭りができなくなっている話も聞きました)

神を祀り、祈りつづけてきた結果が、今日まで続いているのです。(例えば、西条市内の伊曽乃神社は西暦137年創祀で1800年以上続いています)そして、祈りとともにそこには、何があったでしょうか。

祈り特集、お役に立てば幸いです。

6月30日は夏越の大祓。水無月の夏越しの祓ひする人は 千歳のいのち延ぶといふなり(神社等によって日は異なります)

大祓を済ませて、元気に過ごしましょう!

Clubhouseでお話から伊勢麻、さらに「忌部五雲」で次々つながる

翡翠の巫女、松井久子先生(神職)からお声がけをいただいて3月4日、Clubhouse(音声SNS)で「教えて!麻のこと」日本人なら知っておきたい『麻』の歴史と暮らしの中での活用方法を「さぬきいんべ」代表の加藤氏に聞くと題してお話させていただきました。

はじめてのことでちゃんとお話できるかわかりませんでしたが、松井先生はじめ翡翠の巫女様の門下生(お清め士)のご協力もあり、日本人にとって麻とは、その歴史、神道と麻の関わり、日本の地名や人名にみられる麻、伝統的な活用法、現代の活用法の流れで質疑応答を含む1時間30分の枠で大麻糸績み職人としてご活躍中の棚橋祐美さん(福島県昭和村からむし織体験生第21期修了)も加わってお話をしていきました。

途中、伊勢麻(振興協会)関係の方が中に入ってこられ、(その方によると同協会の代表理事も中盤ぐらいまでを聴かれていたそう)、また伊勢麻を支援、伊勢麻を用いた授与品(結い姫 曳き撫で飾り)を奉製する活動をしている三重県内の神職も加わり、ふだんお話できないような方々の熱いお話が聞けたように思います。さらには有松絞りに携わっている方もご発言いただきました。(聴いていただいた皆さまありがとうございます)

当日ルーム(部分)のスクリーンショットより
当日ルーム(部分)のスクリーンショットより

このようなご感想をいただき恐縮です。こちらこそありがとうございます。

それから、聴いていたという方からその後Instagramを通じてメッセージが届きました。母が徳島県吉野川市(旧麻植郡)の早雲家の分家出身というのを、さぬきいんべで思い出したそうです。早雲家はいわゆる「忌部五雲」(=早雲・村雲・岩雲・花雲・飛雲)の1つで、忌部神社の神官家ですね?
それを伝えると、徳島へ行きたいと思っていたのがコロナ禍で行けず、今年はぜひ行きたいとのことでした。

思わぬ出会いがあると聞いていましたが、Clubhouseはジャズに例えられるそうで、ルームでのお話含めてそれがなんとなくわかる一連の体験でした。

ご要望(機会)があればまたお話させていただきます。

PS:後日、松井先生から、大変好評で「貴重なお話しをありがとうございました。またぜひやっていただきたい」とのお声を頂戴しておるとのこと、また、水引きの先生からもそのようなご感想をいただいたそうです。そういうことで次回を計画、4月3日(土)20時~の予定です。

年の初めに思うこと、大いなる希望を抱きコツコツと

新年おめでとうございます。1月4日で、さぬきいんべは12年目を迎えました。

ありがとうございます。

伊豫豆比古命神社(椿神社)へ初詣
伊豫豆比古命神社(椿神社)へ初詣

昨年は10周年という節目。さまざまな方々(女性宮司、神職、職人、お客様を含む)との交流、邂逅を通じ今まで光が当たっていなかったことにしだいに当たって行っているのを感じ、また新しい時代に向け徐々に移行していることを感じる1年でした。

神様を大切にする人が増えるようにと願いつつ、引きつづき麻の文化の継承、発展に努めてまいりたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。

さぬきいんべwebページのお知らせに記載しておりますが、「四国の麻栽培を願うキャンペーン」を継続してまいります。品切れ中のプレゼントの「あわむすび」は準備でき次第お届けしていきます。(すでにお買い上げの方には後送させていただきます)

神社、神職から年賀状
神社、神職から年賀状

いただいた年賀状の手書きメッセージより。

「天下泰平を祈り、今年も日々精進!」

「激動の一年でしたが、さらに良い変化にしたいと思います。」

「又、お会いしたいです!素晴らしい年になりますように・・・。」

「麻に囲まれた神棚で良き新年を迎えることができました。」

「本年のご多幸をお祈り致します。」

【10周年記念!質問コーナー】なぜ伊予なのに「さぬきいんべ」か?

10周年記念ということで、今までいただいたご質問、お問合せの中から、これは知っておいていただきたいものをご紹介させていただきます。

さて、なぜ伊予なのに「さぬきいんべ」ですか?というご質問、5年くらい前に香川の方からいただきました。

さぬきいんべは、2010年1月に香川県高松市にて創業いたしました。当時、同市に住んでおり(香川には丸亀5年、高松12年の計17年)、その後、実家のある現在地へUターン。1年あまりの休止期間を経て再始動、現在に至っております。

さぬきいんべとは、すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、かつて讃岐平野を阿波忌部とともに麻を植えて開拓していった讃岐忌部にちなんでおります。

香川には現在も大麻山、高瀬町麻、大麻神社、麻部神社などそれにまつわる地名、神社等が残っており、それらの意味、事蹟を再興すること、それと神道において、大幣(おおぬさ)、しめ縄および鈴緒にも使われ最重要視されている大麻(おおあさ)に光を当て、その文化を後世に受け継いでいきたいと考えたのが創業のきっかけです。〔当初これをしなさいというようなご縁がありまして、今治市の工房織座製のヘンプ生地を用いた製品(衣料)を皮切りにスタートいたしました〕

なかなかこの理念は簡単ではなく、一度は挫折、その他にも言い尽くせないことが多々ありましたが、不思議なご縁、めぐりあわせで再始動した後は続けることができ、コツコツ取り組んで、本年1月、10周年を迎えることができました。

細かいことは書くときりがないので、これくらいにさせていただきます。また機会ございましたら細部についてご紹介させていただくことがあるかもしれません。

ありがとうございます。

 

さぬきいんべ 現代の装束店への道のり

京都の装束店のことを聞いたのは2014年の9月。

京丹後で玉造りをしている青舟(せいしゅう)さんから神社仏閣用の麻製品を調製する京都・山川の山川正彦さん(5代目)をご紹介いただき、山川さんから以下のことをうかがってからです。

神社仏閣用の麻製品は京都に20軒くらいある装束店が窓口になっていると。

要は、神社仏閣から装束店へ注文がいき、装束店が神社仏閣とやり取りしたり取り付けをしたりするとのことでした。

そして、山川さんから4年前くらいより(さぬきいんべは)装束店と時々言われるように。最初はエ?という感じでしたが、一般のお客様に加え神職様や神社様から注文をいただくようになりだんだん自覚するようになってまいりました。

昨年8月には京都御苑の堺町御門前にある黒田装束店を青舟さんの付き添いでたずねました。この装束店が扱う巾着袋や名刺入れなど有職小物(平七)を求めたいとの理由でした。(あとで知ったのですが、このとき応対していただいたのが女将、黒田知子さん)

黒田装束店(京都市)にて
黒田装束店の玄関。しめ縄とともに。

あと、勉強のため京都の神具店を見学したいと山川さんに言うと、伏見稲荷大社の下参道沿いの神具店をご紹介くださいました。こちらはまだ行けていませんが、一度行ってみたいと思っています。

希望としては、さぬきいんべは伝統的な神具類は京都の装束店へお任せし、麻文化の再興といいますか新しさを感じさせるものを取扱いしてまいりたいと考えております。

まだ四国の麻栽培復活と同じように道半ばですが、一歩一歩こちらも前進してまいりたいと思います。

どうかよろしくお願い申し上げます。