阿波踊り用の締め太鼓に国産精麻の調べ緒で

先般、国産精麻の調べ緒のご依頼があり納品させていただきました。

調べ緒とは能楽や歌舞伎、祭礼などでつかわれる小鼓、大鼓、締め太鼓の表革と裏革を締め合わせる麻紐のことで、今回は阿波踊り用の締め太鼓のためのものです。

お客様は、輸入の精麻製のものをつかっていましたが、それ以前につかっていた国産精麻(本麻)でとのこと。

太さ11ミリ×長さ10メートルで仕上げたものに対し、下記のご感想をいただきました。

先程到着し、懐かしい手触りに感極まっております。
2年前にちぎれてしまってから輸入麻で運用しておりましたが、値上がってからでも本麻を選んで正解でした。
また、少し短めの10メートルでの製作や、シーズン後のお届けなど、細かい要望にお応えいただき感謝しております。

さらにこんなご感想も。

この度は様々な要望にお答えいただき、ありがとうございました。
数年ぶりに本麻の調べ緒を手に取った瞬間、手触りや滑らかさといった質感が輸入麻とは全く異なるんだと再認識いたしました。
大変柔らかくしなやかで、しかし締めあげる度により固く、ガッチリとホールドしてくれます。「固くやわらかく綯う」製法だからこそ、輸入麻との大きな違いや、道具としての機能性を十二分に感じることができました。
実際の演奏を通して、この調べ緒の良さをさらに感じていけることを楽しみにしています。

締め太鼓の調べ緒(調べ紐)
締め太鼓の調べ緒(調べ紐)

これが、絹紐では締めがもどって、本当の音色が出ないです。

締め太鼓の調べ緒は非常に固く締め上げますが、来シーズンに向けて、じっくり締め上げていきたいそうです。