1月半ば過ぎ、出張の折、京都の白山神社へお参りさせていただきました。
ご祭神の1柱が菊理媛命で、引き寄せられた感じがします。
というのも、いまよく聴いているのが昨秋コンサートを拝聴した森田梅泉さんのアルバム「くくり姫」だからです。
コンサートで、くくり姫という曲の前にこんなナレーションが流れました。「混沌とした時代にしか現れないくくり姫」と言っていたのを覚えています。
3年前もこの神社の前を通ったのですが、お参りはせず白山神社(白山信仰、すなわち白山比咩神社を総本社とする白山神社は各地に鎮座)がこんなところにあるというのにとどまりました。
境内は掃除が行き届いており、小さいながらもきれいな神社です。
本殿、末社にも精麻の鈴緒がかけられていました。
拝殿に鈴が吊されているのは、巫女が神楽鈴を振るのと同様に、参拝者自らが神を前に鈴の音で祓い清める為のものです。その鈴を鳴らす綱が「鈴緒」です。神聖なる鈴を鳴らす綱である為、古来より神聖な植物とされる麻で作られてきました。鈴緒の『緒』の文字には「魂をつなぐもの」という意味合いがあります。鈴を鳴らし、自らの魂を振るい起こす鈴緒は、まさに神仏にその魂を繋ぐものともいえるでしょう。(明治19年創業 神社仏閣用麻製品調整 株式会社山川パンフレットより)
ご案内してくださった山川様、本岡様ありがとうございました。
この後、鈴緒の六角桐枠の文字彫り職人にバッタリお会いし、私も少しお話できました。