朱色版の国産大麻(精麻)・ミドル鈴緒。お稲荷様用にいかがです?

朱色版の国産大麻(精麻)・ミドル鈴緒がお稲荷様用に。

国産大麻(精麻)・ミドル鈴緒(朱)
国産大麻(精麻)・ミドル鈴緒(朱)

もともとは神社、巫女の緋袴の色をイメージしてこの色のしめ縄【神居 和かざり】を製作したのが発端。徐々にこの配色をミドル鈴緒、ミニ鈴緒、ブレスレット【麻の輪】にも採用し、現在に至っております。

製作から8年を経て、「稲荷にもいける」とお客様から言っていただきました。このお客様は伏見稲荷、豊川稲荷など全国各地のお稲荷さんの社寺を巡ったと聞いております。また時を同じくして別のお客様がお稲荷様用にとご注文いただきました。ありがとうございます。(新たな用途に、可能性が広がるのがうれしいです)

朱色は生命の躍動をあらわすとともに、古来災厄を防ぐ色としても重視されてきました。このため古くは御殿や神社の社殿などに多く用いられており、稲荷神社の鳥居の朱色もこの影響によるものと考えられます。

草木染めや手打ち本坪鈴仕様もできます。

 

 

 

・参考文献

「神道いろは」神社本庁教学研究所監修(神社新報社)

 

 

外径30センチの国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱を還暦のお祝いに

このたび、特別に外径30センチの国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱が製作されました。

このミニチュア横綱は、日本の国技・大相撲の現役時代の最高位が横綱である元力士が還暦(60歳)を迎えた際に「長寿祝い」として行われる還暦土俵入りの横綱を本物と同じように国産極上質の精麻と銅線芯を用い、小型化し再現した赤色の綿布を巻いた、外径30センチ版。

還暦土俵入りの綱(赤色)を再現した「ミニチュア横綱」。
還暦土俵入りの綱(赤色)を再現した「ミニチュア横綱」(写真は雲竜型の標準タイプ)

土俵入りの型によって、雲竜型と不知火型の2種類がありますが、今回製作したのは不知火型です。

お世話になった恩師に還暦祝いとしてお渡しするということで、ご注文いただきました。電話でお問合せいただいた際は予定していたお祝いの会に間に合わないことがわかり、目録だけ先にご本人に手渡し、後日完成したこのミニチュア横綱を渡された由。

恩師もたいへん喜んでいたそうです。

恩師の家に飾られたこのミニチュア横綱の写真も送ってくださいました。あとで不知火型を選ばれた理由がわかり、またお客様とのやり取りの過程で、恩師への感謝、師弟の絆を感じ、ありがたく、うれしく思いました。

なお、外径30センチのミニチュア横綱の場合、標準でお付けしている国産のヒノキ(置き台)はご用意できませんが、化粧箱の上に紺色のフェルト布を敷いて同様に飾ることができます。

国産大麻(精麻)きなり特集。職人の手作業によるさまざまなきなりの製品に光を

国産大麻(精麻)きなりの製品に光を。国産大麻(精麻)きなり特集。

職人の手作業による国産大麻(精麻)のきなり製品たちを集めました。

国産大麻(精麻)・しめ縄(大根型)
国産大麻(精麻)・しめ縄(大根型)

 

国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒
国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒

 

国産大麻(精麻)・しめ縄【神居 和かざり】(紙垂付きBタイプ)
国産大麻(精麻)・しめ縄【神居 和かざり】(紙垂付きBタイプ)

 

国産大麻(精麻)・三本撚り叶結びアクセサリー
国産大麻(精麻)・三本撚り叶結びアクセサリー

 

国産大麻(精麻)・鈴緒
国産大麻(精麻)・鈴緒

 

国産大麻(精麻)・より紐(3ミリ径)
国産大麻(精麻)・より紐(3ミリ径)

 

国産大麻(精麻)・祓串【たまきよら】
国産大麻(精麻)・祓串【たまきよら】

 

極上国産精麻
極上国産精麻

 

神社仏閣用麻製品を調製する京都・山川の先月、亡くなった4代目、山川由彦さんは国産精麻のしめ縄は「上品で深みのある光沢としなやかさがまるで違う」とおっしゃっていました。

謹んでお悔やみ申し上げますとともに、今後の国産精麻の盛況をお祈りせずにはいられません。

※大麻の茎の表皮を1枚ずつ丁寧に加工したものを「精麻」を呼びます。天然繊維としてはたいへん強度があり、なおかつ美しい艶をもち、まさに神々しいといえる素材です。

2023年の「第10回 日本麻フェスティバル」は徳島にて開催

知人より、今年の「日本麻フェスティバル」の日程を聞きました。

2023年10月28日(土)、29日(日)

「まだ、日にちしか決まっていない」そうです。

調べると、今年は忌部の里、徳島県での開催とのこと。

徳島での開催が実現すれば、2013年の第2回 日本麻フェスティバル in吉野川(吉野川コレクション2013)以来、10年ぶりです。

詳しいことがわかりましたら、ここにアップさせていただきます。

※チラシを追加しました。2023年9月13日追記。

第10回日本麻フェスティバルin吉野川(チラシ表)
第10回日本麻フェスティバルin吉野川(チラシ表)
同(チラシ裏)
同(チラシ裏)

 

7月22日、三重県にて「麻績みを知る・体験する」講座。麻績み体験ワークショップのお知らせ

7月22日(土)13時~、三重県にて麻績みの講座があります。

講師は、「よりひめ(R)」で知られる一般社団法人日本古来の大麻を継承する会です。

1.大麻繊維に触れながら学ぶことができる入門講座と、2.麻績み体験ワークショップの2本立て。

ワークショップへの参加は入門講座が必須ですが、ワークショップに参加すると自分でつくった麻糸をオガラに巻いて持ち帰ることができるそうです。

詳しくは、こちら

麻の文化、織物技術の継承をしていく、貴重な場と思います。さらに自分たちの住む地域の歴史と伝統文化を知るきっかけになれば幸いです。

なお、以前に麻績み、織物についてこんな記事「純国産の大麻と絹の織物が教えてくれたもの」を書いております。

 

また、同県内で麻の栽培地、加工場の見学も7月23日(日)13時~にあります。生産者に詳しい解説をいただきながらの見学です。申込みはこちら

行ってきた方の感想を聞きました。迷われるなら参加をおすすめします。(麻績みの講座ともにお問合せは直接主催者へお願いします)

 

 

 

 

前天冠・国産大麻(精麻)五色房付きとともに、京都・九頭竜大社にて、みろく涼香舞「西王母」を奉納

暑中お見舞い申し上げます。

7月7日、京都市左京区八瀬に鎮座する九頭竜大社にて、謡曲仕舞奉納家・一扇様が、みろく涼香舞「西王母」を奉納されました。

この神社ははじめて知りました。(九頭竜は箱根神社などで存じておりました)

昭和29年に発祥の歴史の浅い神社で、9回まわるお千度が有名とのこと。ご祭神の九頭竜弁財天大神様は人生を幸いに導く慈悲の女神、商売繁盛、起死回生などにご利益があるそうです。同神社について調べていると、デヴィ夫人も参拝されていました。

 

奉納の様子は、一扇様のブログに紹介されております。

当日は他にグループで、日本神話のイザナギ・イザナミによる国生みからスサノオのヤマタノオロチ退治に至るまでの壮大なストーリーを勇壮な音楽と舞いで奉納されたようです。

なお、一扇様いわく、「『西王母』という曲は、お能の曲には珍しく『ありがたや』からはじまります。この世にすばらしい平和の世が実現したので、それを言祝ぐために3000年に1度しか咲かない桃の花の実を『西王母』という天女が捧げにくるというお話です。理想の世の中がすでにできあがっていることを謡っている曲です。」

『西王母』は平和の世の実現を祝う天女で、舞う一扇様の姿はまさに西王母の天女そのものかもしれません。しかも、頭飾りの前天冠には国産大麻(精麻)の五色房がついております。みろく涼香舞と五色の精麻はピッタリではないでしょうか。

日本の神様カード著者、大野百合子さんによるYouTube動画「麻(精麻)のお話」をご覧になってのお客様

日本の神様カード著者、大野百合子さんによるYouTube動画「麻(精麻)のお話」をご覧になってのお客様がいらっしゃいました。

麻(精麻)のお話~『古代の叡智』基本その23~

 

この回は、あさとしずく(吉田しずこ)さんと対談されています。あさとしずくさんと言えば、2021年、第1回大麻の麻縄活用コンテスト優秀賞を受賞されました。その後すぐ愛媛県西条市内でお会いしたのですが、後に話がトントン進んで、この対談になったようです。彼女は、日本の神様カード公式インストラクターでもあり、“和の叡智”実践伝達者育成講座第5期を修了されております。

約11分の動画、よければご覧ください。

ちなみに大野百合子さんの著書、「日本の神様 言霊ノート」(永岡書店)をもっています。

あさとしずくさんの国産大麻(精麻)ピアス【装飾結びのアレンジ】、絶賛発売中です。

※もし、さぬきいんべが他に紹介されているものがありましたら、教えていただければうれしいです。YouTube動画でも他にご紹介いただいているものがあります。(知らないものももっとあるかもしれません)

2023年も次々。謡曲仕舞奉納家・一扇様の「みろく涼香舞」今後の奉納予定

何度かご紹介しています、令和の新しい「能」としての「みろく涼香舞(すずかまい)」創始者、謡曲仕舞奉納家・一扇様。

能楽師・井上和幸先生に師事、2009年からお能の仕舞を謡いながら舞う「謡曲仕舞」という新しい舞をはじめ、2022年3月7日の「みろく涼香舞命名披露会」以降、「みろく涼香舞」を京都の神社やお寺などで奉納されていらっしゃいます。

「みろく涼香舞」が多くの人に触れ、大成されてから650年とも700年ともいわれる能楽(世界無形文化遺産)に興味をもっていただく一助になれたら、また、心の平和を感じていただけるよう、本当に平和で幸せな世をみんなが実感できるようにという想いをもって活動されています。

3月に神泉苑、4月には水火天満宮、出雲大神宮、5月に再び神泉苑など、2023年になってからも次々奉納をつづけています。

一扇様の今後の奉納予定は下記のとおりです。(日時などが変更になる場合がございます)

2023年7月7日 九頭竜大社(11時頃より)アクセス 

8月27日 梨木神社

10月21日 出雲大神宮

11月12日 嵐山もみじ祭

11月25日頃 出雲大神宮(紅葉ライトアップ)

詳細は一扇様のブログ「和み文化の風の声」をご覧ください(事前にお知らせがあります)。

なお、一扇様には、前天冠・国産大麻(精麻)五色房付き神楽鈴・国産精麻五色緒付き(草木染め版)をご活用いただき、また「日本の伝統文化を継承し、光あふれる世界へ」という理念にも共感いただいております。

「三拍子そろう」は、本来は小鼓、大鼓、太鼓(または笛)の拍子がそろうことを言います。このようにふだん何気なくつかっている言葉で能楽からきたものがあります。他に「檜舞台に立つ」、ノリが良いの「ノリ」などもそう。

和の精神、平和への祈りがさらに広がっていきますように。

 

 

 

・参考文献

「謡曲仕舞奉納家 一扇」宮西ナオ子著(シンシキ出版)

本格派、国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱から勝運を。赤白の組合せで贈り物、また還暦のお祝いに

箱、飾り方を含めサイズ、価格などを見直し一新した国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱の発売から2年たちました。

国技・相撲で横綱が締める土俵入りで締める綱を“横綱”といいますが、これを小型化し再現したのが「ミニチュア横綱」です。横綱メイキングYouTube動画(約10分30秒)

国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱(雲竜型)
国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱(雲竜型)

土俵入りの型によって雲竜型と不知火型の2種類があり、過去多くの横綱に用いられた、いわば「正統派」の型の雲竜型が人気かと思っておりましたが、ここへきて不知火型をお選びになる方もいらっしゃり、どちらが人気と言えない状況に。

また、現役時代の最高位が横綱である元力士が還暦(60歳)を迎えた際に「長寿祝い」として行われる還暦土俵入りの綱を再現した赤色の綿布を巻いた還暦土俵入り版と、白色の綿布を巻いたものをセットで贈り物にする方や、還暦土俵入り版をまさに還暦のお祝いに贈られる方も出てきました。(同じ型、また別の型を2つセットでお求めの場合、セット割引をご用意しております)

還暦土俵入りの綱(赤色)を再現した「ミニチュア横綱」。
還暦土俵入りの綱(赤色)を再現した「ミニチュア横綱」も

サイズは外径15センチ、背面の輪の部分高さ約13センチで、だいたい両手のひらに載る大きさですが、さらにこれより大きなものもできます。(お問合せください)

本体の中は、貴重な国産極上質の精麻(野州麻、栃木県産)と銅線芯からなり、その表面に白色または赤色の綿布を巻き紙垂を垂らした、実際の横綱をミニチュア化したつくりの本格派です。

ベテランの麻縄職人がつくるクオリティと存在感。コレクション、お守りや贈り物やお祝いとして、このミニチュア横綱から勝運をいただいていただければ幸いです。

化粧箱(和紙貼り箱)入りが標準ですが、桐箱入りもご用意できますのでご相談ください。

6月30日は夏越の大祓

6月30日は夏越の大祓。

夏越の大祓とは、日々の生活の中で枯れてきた気を元に戻し、知らぬ間に犯してしまった過ちや罪を半年に一度、「人形(ひとがた)」に移して祓い清める長い歴史のある神事です。(大祓は年2回、6月と12月の晦日(末日)に行う。元は宮中行事でした)

夏越の大祓では、茅の輪を3度くぐり無病息災・延命長寿とともに心身ともに健やかな日々(健幸)を過ごせるよう祈願します。

※神社等によって日時が異なる場合があります。ちなみに氏神神社は、夏越祭(なごせ)といい、毎年旧暦6月16日(2024年は7月21日)です。

茅の輪くぐり
茅の輪くぐり(氏神神社の夏越祭にて)

「罪・穢れを祓う」について奈良・春日神社の元宮司、葉室頼昭さんによる、こちらがわかりやすいでしょうか。

罪・穢れを祓うというと、外国の対立の考えからすれば除去するということになりますが、先にも述べましたように、日本人は元来対立して争うという考えは持っておりませんので、除去ではなく罪・穢れを消すというのが、祓いの意味です。

しかし、ものを消すというのも、ある意味では対立の考えですから、祓いの原点にあるのは、罪・穢れを再びわれわれを生かす姿に変える、リサイクルするということなのです。(『神道と“うつくしび”』葉室頼昭著(春秋社))

 

「茅の輪」の起源は、京都・八坂神社に下記の伝承があります。

牛頭天王は、長旅に出た途中で日が暮れてしまった。一夜の宿を所望した。大金持ちの巨旦(こたん)には断られるが、貧しい蘇民(そみん)には快諾された。

後年、牛頭天王が眷属を連れて巨旦一族を疫病で滅ぼそうとしたとき、蘇民が「巨旦の家には私の娘がいるので、助けて欲しい」と願いでる。牛頭天王は、「蘇民将来(そみんしょうらい)の子孫と記した札と茅の輪を腰に下げておけば疫病から免れる」と告げて去っていった。そのため蘇民の娘は難を免れたという。

この伝承に基づき、祇園社などで配られるお札には「蘇民将来子孫之門」と書かれ、疫病退散のご利益があるとされている。神事として行われる茅の輪くぐり(夏越の祓えにて、茅で作った輪をくぐることで身のケガレを祓い清めて、無病息災を願う)も、この故事に由来する。(『決定版 知れば知るほど面白い!神道の本』三橋健著(西東社)P.185より引用、一部編集)

茅(ちがや)はイネ科の植物で、利尿消炎作用をもつ薬草です。先人の知恵ではないでしょうか。

午頭天皇=須佐之男命(すさのおのみこと)をご祭神とする八坂神社では、7月に祇園祭がおこなわれます。祇園祭は、疫病退散を願い、その原因と考えられていた恨みをもって死んだ人を祀る祇園御霊会(869年)が起源で、しだいに夏越の大祓と習合し、都市型の夏祭りとして定着しました。

水無月の 夏越しの祓ひ する人は 千歳のいのち 延ぶといふなり

京都など氷室の節句でいただく和菓子の「水無月」もその小豆の赤い色や三角の形に魔よけの意味があるそうです。