前天冠・国産大麻(精麻)五色房付きとともに、京都・九頭竜大社にて、みろく涼香舞「西王母」を奉納

暑中お見舞い申し上げます。

7月7日、京都市左京区八瀬に鎮座する九頭竜大社にて、謡曲仕舞奉納家・一扇様が、みろく涼香舞「西王母」を奉納されました。

この神社ははじめて知りました。(九頭竜は箱根神社などで存じておりました)

昭和29年に発祥の歴史の浅い神社で、9回まわるお千度が有名とのこと。ご祭神の九頭竜弁財天大神様は人生を幸いに導く慈悲の女神、商売繁盛、起死回生などにご利益があるそうです。同神社について調べていると、デヴィ夫人も参拝されていました。

 

奉納の様子は、一扇様のブログに紹介されております。

当日は他にグループで、日本神話のイザナギ・イザナミによる国生みからスサノオのヤマタノオロチ退治に至るまでの壮大なストーリーを勇壮な音楽と舞いで奉納されたようです。

なお、一扇様いわく、「『西王母』という曲は、お能の曲には珍しく『ありがたや』からはじまります。この世にすばらしい平和の世が実現したので、それを言祝ぐために3000年に1度しか咲かない桃の花の実を『西王母』という天女が捧げにくるというお話です。理想の世の中がすでにできあがっていることを謡っている曲です。」

『西王母』は平和の世の実現を祝う天女で、舞う一扇様の姿はまさに西王母の天女そのものかもしれません。しかも、頭飾りの前天冠には国産大麻(精麻)の五色房がついております。みろく涼香舞と五色の精麻はピッタリではないでしょうか。

2023年も次々。謡曲仕舞奉納家・一扇様の「みろく涼香舞」今後の奉納予定

何度かご紹介しています、令和の新しい「能」としての「みろく涼香舞(すずかまい)」創始者、謡曲仕舞奉納家・一扇様。

能楽師・井上和幸先生に師事、2009年からお能の仕舞を謡いながら舞う「謡曲仕舞」という新しい舞をはじめ、2022年3月7日の「みろく涼香舞命名披露会」以降、「みろく涼香舞」を京都の神社やお寺などで奉納されていらっしゃいます。

「みろく涼香舞」が多くの人に触れ、大成されてから650年とも700年ともいわれる能楽(世界無形文化遺産)に興味をもっていただく一助になれたら、また、心の平和を感じていただけるよう、本当に平和で幸せな世をみんなが実感できるようにという想いをもって活動されています。

3月に神泉苑、4月には水火天満宮、出雲大神宮、5月に再び神泉苑など、2023年になってからも次々奉納をつづけています。

一扇様の今後の奉納予定は下記のとおりです。(日時などが変更になる場合がございます)

2023年7月7日 九頭竜大社(11時頃より)アクセス 

8月27日 梨木神社

10月21日 出雲大神宮

11月12日 嵐山もみじ祭

11月25日頃 出雲大神宮(紅葉ライトアップ)

詳細は一扇様のブログ「和み文化の風の声」をご覧ください(事前にお知らせがあります)。

なお、一扇様には、前天冠・国産大麻(精麻)五色房付き神楽鈴・国産精麻五色緒付き(草木染め版)をご活用いただき、また「日本の伝統文化を継承し、光あふれる世界へ」という理念にも共感いただいております。

「三拍子そろう」は、本来は小鼓、大鼓、太鼓(または笛)の拍子がそろうことを言います。このようにふだん何気なくつかっている言葉で能楽からきたものがあります。他に「檜舞台に立つ」、ノリが良いの「ノリ」などもそう。

和の精神、平和への祈りがさらに広がっていきますように。

 

 

 

・参考文献

「謡曲仕舞奉納家 一扇」宮西ナオ子著(シンシキ出版)

本格派、国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱から勝運を。赤白の組合せで贈り物、また還暦のお祝いに

箱、飾り方を含めサイズ、価格などを見直し一新した国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱の発売から2年たちました。

国技・相撲で横綱が締める土俵入りで締める綱を“横綱”といいますが、これを小型化し再現したのが「ミニチュア横綱」です。横綱メイキングYouTube動画(約10分30秒)

国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱(雲竜型)
国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱(雲竜型)

土俵入りの型によって雲竜型と不知火型の2種類があり、過去多くの横綱に用いられた、いわば「正統派」の型の雲竜型が人気かと思っておりましたが、ここへきて不知火型をお選びになる方もいらっしゃり、どちらが人気と言えない状況に。

また、現役時代の最高位が横綱である元力士が還暦(60歳)を迎えた際に「長寿祝い」として行われる還暦土俵入りの綱を再現した赤色の綿布を巻いた還暦土俵入り版と、白色の綿布を巻いたものをセットで贈り物にする方や、還暦土俵入り版をまさに還暦のお祝いに贈られる方も出てきました。(同じ型、また別の型を2つセットでお求めの場合、セット割引をご用意しております)

還暦土俵入りの綱(赤色)を再現した「ミニチュア横綱」。
還暦土俵入りの綱(赤色)を再現した「ミニチュア横綱」も

サイズは外径15センチ、背面の輪の部分高さ約13センチで、だいたい両手のひらに載る大きさですが、さらにこれより大きなものもできます。(お問合せください)

本体の中は、貴重な国産極上質の精麻(野州麻、栃木県産)と銅線芯からなり、その表面に白色または赤色の綿布を巻き紙垂を垂らした、実際の横綱をミニチュア化したつくりの本格派です。

ベテランの麻縄職人がつくるクオリティと存在感。コレクション、お守りや贈り物やお祝いとして、このミニチュア横綱から勝運をいただいていただければ幸いです。

化粧箱(和紙貼り箱)入りが標準ですが、桐箱入りもご用意できますのでご相談ください。

あさとしずく(吉田しずこ)(第1回大麻の麻縄活用コンテスト優秀賞)の次の作

あさとしずく(吉田しずこ)さん製作の国産大麻(精麻)・ピアス

第1回大麻の麻縄活用コンテストで優秀賞を受賞された2年前から取扱いさせていただいております。

国産大麻(精麻)・ピアス【装飾結びのアレンジ】
国産大麻(精麻)・ピアス【装飾結びのアレンジ】

見た目が精麻っぽくなく、さりげなく洋服姿に合うと思います。それが決め手になりました。(逆に、精麻っぽくないことで、何でできているんですか?などと聞かれることもあり、そこから精麻の話になることもあるようです)これは、あさとしずくさんだからできると思います。松結び、あわじ結びを独自にアレンジしたオリジナルの形も秀逸です。

このほど、金具(ピアスフック)が金属アレルギー対応サージカルステンレス仕様、金属アレルギー対応イヤリング仕様に変更になり価格が改定されました。

色はどちらもゴールド、シルバーをお選びいただけます。

こちらはご注文をいただいてからの製作になりますがよろしくお願いいたします。

高い周波数まで倍音が出るサヌカイト。香川からお客様で思い出す

先日、香川からお客様が3名こられました。

そのうちの1人より5月末に電話をいただき、麻製品を見たいとのこと。さぬきいんべはwebショップのみですが、取扱いの麻製品を展示し見ていただきたいと常々思っているところではあります。

3人ともはじめてとは思えない方々(共通の知人が何人かいらっしゃいます)で神様の話、麻の話、讃岐の話等、楽しかったです。

そのうち、サヌカイトの話になり、坂出市の金山のことが出てきました。

数日たって、雑誌ラピタでの打楽器奏者のツトム・ヤマシタ氏とサヌカイト楽器創作者の前田仁氏のインタビュー記事(2002年5月号)のコピーをもっていたことを思い出し、そこから少し書いてみます。

「このカンカン石は、今から約1300万年前、瀬戸内地方の極めて大きな火山活動の際、噴き出した溶岩が急激に冷却されてできた硬質な火山岩の一種です。ドロドロに溶けた溶岩が急激に冷却されると、ガラス質で非常に硬質な岩石ができるのです」(前田氏)

ツトムヤマシタ氏は、京都の真言宗総本山・東寺の食堂(じきどう)にて仏教音楽の研究に没頭していたとき、1986年、徳禅寺の住職・橘和尚から前田氏を紹介され、そこでサヌカイトの楽器を知ることになりました。

その後、前田氏から請われて坂出市金山に出向き、というような出会いだったようです。金山の山頂近くに金山彦金山姫が祀ってあり、そこに登る路の途中にサヌカイト楽器の展示・演奏施設がある「けい(磬)の里」があります。

私も香川在住時にサヌカイトに惹かれた1人で、屋島のお店店頭やその他の場所で見ていました。ツトムヤマシタ氏が作曲し、サヌカイトで演奏された「懐かしき未来」という同氏のアルバムももっています(この「懐かしき未来」の初演が2001年12月、四国遍路文化委員会主催で香川県民ホールだった由)。

楽器としてサヌカイトの特徴のひとつは、その高い周波数まで倍音が出ることで、これもサヌカイトの音の魅力であると考えられています。(サヌカイトの音を測定してみると、たしかに人間の可聴帯域をはるかに超えた100キロヘルツまでも伸びていることがわかるそう)

こられていた1人が「それって、周波数を上げることができるということよね?」と。いま思うと、神様からのプレゼント、香川県でもっとも多く産出されるサヌカイトは神具なのかもしれません。

サヌカイトと麻。なにかできるのではないでしょうか。

 

 

・参考文献

「1300万年の時空を超えた宇宙の音に魅せられた男たち」雑誌ラピタ2002年5月号

前天冠・国産大麻(精麻)五色房付きをつけ、みろく涼香舞「杜若(かきつばた)」キリを舞う

シテ方観世流の能楽師・井上和幸先生が主宰する「緑幸会」が、5月14日、京都のホテルロイヤルヒル福知山にて春の謡曲・仕舞大会を開きました。

稽古を重ねてきた小学生から99歳までの会員約40人が出演し、素謡(すうたい)や仕舞などを33演目を披露されたそうです。

謡曲仕舞奉納家・一扇様が素謡「西王母」のシテ(能における主役)と、みろく涼香舞「杜若」キリ(※)で出演されました。みろく涼香舞ご存じない方はこちらを。

※仕舞には大概、クセとキリがあり、クセは能の中で一番見せ所があるところで大体は弱い感じの舞 で、キリは能の最後の部分で強い感じの舞が多い。(南山大学観世会「能楽用語いろいろ」より)

今回は後者のみろく涼香舞「杜若」キリで前天冠・国産大麻(精麻)五色房付きをつけ、扇を手に持ち、舞われた由。(こちらの一扇様のブログで前天冠に杜若を飾り舞う姿が紹介されています)

ご活用いただきたいへんうれしく思います。

「西王母」については一扇様いわく、「『西王母』という曲は、お能の曲には珍しく『ありがたや』からはじまります。この世にすばらしい平和の世が実現したので、それを言祝ぐために3000年に1度しか咲かない桃の花の実を『西王母』という天女が捧げにくるというお話です。理想の世の中がすでにできあがっていることを謡っている曲です。」

西王母はイザナミノミコト。当日は祈りを捧げる心で謡わせていただいたそうです。一扇様にぴったりではないでしょうか。

理想の世の中、ミロクの世が1日も早く訪れますように。

国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版、別のお客様のご感想

こちらの記事を書くきっかけは、記事の内容とは別のお客様から国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版をご注文いただいたことでした。

前回注文したものが行方不明になったとのこと。それがなんとなく神様からのお知らせのように感じ、ちょっと思い起こして上記の記事を書くことにしたのです。

このお客様の前回ご注文時のご感想をご紹介します。

国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版
国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版

前回のご注文は、おお麻(ヘンプ)専門神具店に舵を切る一歩手前でしたが、お客様から「とても素敵で着けた瞬間から精麻のエネルギーを感じられました。」とご感想をいただきました。(数日後、「着けている時は、氣が廻っているのを感じられます。」とも)

忘れておりましたが、お客様のご自宅の前は浅草の鷲神社(祭神:天日鷲命)だそうです。天日鷲命(あめのひわしのみこと)は四国はじめ、全国各地に麻(大麻)を植え拓いていった阿波忌部の祖神です。

諸忌部、各地で諸神がお働きになっているように感じませんか?

なお、藍染め版はお客様のご要望により2020年9月に誕生いたしました。(きなりは京都・山川の発案で2015年6月の誕生です)

※本記事の投稿後、また別のお客様から藍染め版のご感想をいただきました。

京都・神泉苑の「神泉苑祭」にて、みろく涼香舞を奉納(5月3日予定)。謡曲仕舞奉納家・一扇様

平安京造営から1200年の歴史をもつ京都・神泉苑で5月2~4日「神泉苑祭」がおこなわれます。

江戸時代より前から行われている行事ですが、3日夕刻に、謡曲仕舞奉納家・一扇(いちせん)様がみろく涼香舞「草子洗(そうしあらい)」を法成橋(朱塗りの橋)で奉納されます。

後半は「天花燦燦」という曲を3人で舞うそうです。

 

神泉苑は丹後七姫の1人、小野小町(おののこまち)ゆかりの場所でもあります。小野小町は、古今和歌集の六歌仙としても著名です。

お能には小町にまつわる曲が7曲あります。ほとんどが晩年の小町が主人公ですが、1曲だけ若き日の小町が主人公として扱われている曲があり、それが「草子洗」です。

舞台は平安時代の話です。宮中では、「歌合」という貴族の遊びがあり、2人ずつが選ばれ、それぞれの歌を詠み、優劣を競い合っていました。

小町の対戦相手は大伴黒主(おおとものくろぬし)。彼は才媛の小町に勝ちたいがために策を練りました。事前に小町の私宅に忍び込み、小町の歌を盗み聞きし、万葉集の草紙(草子)に書き入れたのです。

歌会当日、小町が歌を披露すると、黒主は「その歌は古歌を盗作したものだ」と言いがかりをつけてきました。そしてあらかじめ書き込んだ草子を差し出して「小町が盗作をした」と言い、自分を勝利に導こうと謀りました。

疑いをかけられた小町は「そのようなことはない」と申し開き、泣きながら帝に「草子を洗わせてください」と懇願します。

帝は小町の願いを聞き入れ、小町が草子を洗うと、書き足された歌だけが水に流れて消えてしまい、小町が盗作したのではないことが立証され、疑いが晴れました。

一方、黒主は嘘をついたことがばれてしまい、面目をなくし、自害しようと席を立ちましたが、小町は、自分を陥れようとした黒主を許し、「道を志すものは思い詰めてしまうこともある」と言って、慰めました。

ここで黒主の罪は許され、小町は舞を奏し、御代の長久を寿ぎ和歌の徳を称えて、和やかな雰囲気となったという、明るく気持ちの良い展開のストーリーであり、人気の高い舞と謡です。(『謡曲仕舞奉納家・一扇』宮西ナオ子著(シンシキ出版)P76~77より)

曲の最後の詞章は、以下のようになっています。

「大和歌の起こりは 荒金の土にして 素戔嗚尊(すさのおのみこと)の 守り給へる神国なれば 花の都の 春も長閑(のどか)に 花の都の 春も長閑に 和歌の道こそめでたけれ」。

日本は、はじめて和歌を詠んだ素戔嗚尊が守ってくださる神の国。小町の寛容で争わない心、見習いたいものです。この曲は一扇様にとって、謡曲仕舞(※)を2010年にはじめて奉納した思い出深い曲でもあるそう。

※一般の能楽では仕舞と謡の役は分かれており、発表会などでも自分で謡いながら舞うという方法はとられていません。

「神泉苑祭」、出店もあり楽しそうです。

当日の奉納の様子はこちら(5月5日更新の一扇様ブログへ)。

※一扇様には、前天冠・国産大麻(精麻)五色房付き神楽鈴・国産精麻五色緒付きをご利用いただいておりますが、今回の神泉苑祭では髪に4つの鈴と麻をつけ、指定の前天冠と神楽鈴を使用しての奉納です。〔5月14日に能楽師・井上和幸先生が主宰する「緑幸会」主催の春の謡曲・仕舞大会(京都・福知山)で、上記の前天冠・国産精麻五色房付きを使用し出演されるそうです〕


葬祭業のお客様に、国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版

葬祭業のお客様からご注文いただいた国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版

仕事柄、何かもらってきている感覚や不調があり、塩風呂などを試していたときに、麻のことを聞いて試し、麻の束でふとんや枕など寝具類を祓い、その束を枕元に置くとすぐ眠れたとのこと。その後、仕事中に浄化のため身につけられるものを探していたそうです。

藍染め版は2015年に誕生した国産精麻・ブレスレット【麻の輪】の文字通り、藍染め版です。先にできていたしめ縄【神居 和かざり】藍染め版と同じ配色でつくっていただきたいと、別のお客様からご要望いただいて2020年にできました。

国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版
国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版

職人のこだわりが凝縮されているのがおわかりになるでしょうか?(藍染めは染め職人による先染め)

葬祭業のお客様へお送り後、制服にしっくり調和しているということで写真を送ってくださいました。好きな色の藍染めときなりのコンビ、つけていないくらい軽いのにしっかりした質感で手首に自然になじみ毎日つけるのが楽しみだそうです。

制服と国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版
お客様の制服にブレスレット【麻の輪】藍染め版を合わせて

先日、別のお客様から本ブレスレットのご注文があり、上の写真をいただいていたことを思い出し、記事にいたしました。(他の草木染めでもできます。お問合せください)

次々、京都の神社で「みろく涼香舞」を奉納。謡曲仕舞奉納家・一扇様

1月にご紹介した謡曲仕舞奉納家・一扇様

次々、京都の神社で「みろく涼香舞」を奉納されていらっしゃいます。

4月2日は、京都市の水火天満宮様の櫻花祭にて、みろく涼香舞「草子洗」を奉納。仕舞と独吟の奉納があり、能楽師・ 井上貴美子先生、井上須美子先生も仕舞を奉納されたそうです。

境内はしだれ桜が見頃を迎えており、桜の花びらが舞うすばらしい舞台で奉納された由。(一扇様のブログ「和み文化の風の声」に写真あり)

 

4月18日は、亀岡市の出雲大神宮様の鎮花祭にて、みろく涼香舞「杜若(かきつばた)」のクセとキリ(※)をつづけて奉納。

※仕舞には大概、クセとキリがあり、クセは能の中で一番見せ所があるところで大体は弱い感じの舞 で、キリは能の最後の部分で強い感じの舞が多い。(南山大学観世会「能楽用語いろいろ」より)

旧暦3月は、花が舞い散るのに合わせて災いも飛散すると言い伝えがあり、疫病や厄災の終息を祈るこの祭りは平安時代の1025年からつづくとされているそうです。地元住民による京都府登録無形民俗文化財「出雲風流花踊り」のほか、巫女2人による浦安の舞も奉納された由。

一扇様はこの日、奉納する曲に合わせて前天冠に桜の花と杜若を飾っていらっしゃいました。(一扇様のブログ「和み文化の風の声」に写真あり)

一扇様には、前天冠・国産大麻(精麻)五色房付き神楽鈴・国産精麻五色緒付き(草木染め版)をご活用いただいております。

いつか、みろく涼香舞を生で見たいと思っております。