9月3日(日)13時半~、三重県にて「精麻飾り」体験ワークショップがあります。
講師は、八雲神社(三重県松阪市) 神職 大和幹子さんです。
7月に麻の伝統 体感講座として麻績みの講座がありましたが、その第2弾。
麻の歴史と麻の話の後、「精麻飾り」を作るワークショップの予定です。神職から教わる貴重な機会となると思います。なお、制作した精麻飾りはお持ち帰りできるそうです。
詳しくは、こちら
先般、京都の方から国産大麻(精麻)・より紐をご注文いただきました。
後日お電話もいただき、「実験用」とのことで何か試すのだと思いました。
納品時、「私は京都の禅僧で、これから関守石を作るのに国産の麻ひもを使いたいと思って注文いたしました。」と到着のご連絡とともにお言葉をいただきました。
関守石(せきもりいし)とは、茶庭で露地の飛び石の岐路に置いて、通行止めの標識とする石。
通常はワラビ縄またはシュロ縄で十字に結んでいますが、国産の麻ひもを使われるとはその意味といい、すばらしいと思いました。
もともと2021年、2022年と大麻の麻縄活用コンテスト(第1回、第2回)を開催したのは、職人のつくった美しい麻縄、麻ひもをもっともっと活用していただきたいと思ったからでした。
さらに、この京都の方は、今後は縄をなうところから自作したいと思っていますとのこと。次のようなお言葉もレビューでいただいております。
古来の素材に目を向ける人が増え、この土地の風土にあった素材を日常に積極的に取り入れて生活する人が増えることを願っています。
ますます国産の麻ひも、麻縄の活躍の場が広がりますように。
朱色版の国産大麻(精麻)・ミドル鈴緒がお稲荷様用に。
もともとは神社、巫女の緋袴の色をイメージしてこの色のしめ縄【神居 和かざり】を製作したのが発端。徐々にこの配色をミドル鈴緒、ミニ鈴緒、ブレスレット【麻の輪】にも採用し、現在に至っております。
製作から8年を経て、「稲荷にもいける」とお客様から言っていただきました。このお客様は伏見稲荷、豊川稲荷など全国各地のお稲荷さんの社寺を巡ったと聞いております。また時を同じくして別のお客様がお稲荷様用にとご注文いただきました。ありがとうございます。(新たな用途に、可能性が広がるのがうれしいです)
朱色は生命の躍動をあらわすとともに、古来災厄を防ぐ色としても重視されてきました。このため古くは御殿や神社の社殿などに多く用いられており、稲荷神社の鳥居の朱色もこの影響によるものと考えられます。
草木染めや手打ち本坪鈴仕様もできます。
・参考文献
「神道いろは」神社本庁教学研究所監修(神社新報社)
このたび、特別に外径30センチの国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱が製作されました。
このミニチュア横綱は、日本の国技・大相撲の現役時代の最高位が横綱である元力士が還暦(60歳)を迎えた際に「長寿祝い」として行われる還暦土俵入りの横綱を本物と同じように国産極上質の精麻と銅線芯を用い、小型化し再現した赤色の綿布を巻いた、外径30センチ版。
土俵入りの型によって、雲竜型と不知火型の2種類がありますが、今回製作したのは不知火型です。
お世話になった恩師に還暦祝いとしてお渡しするということで、ご注文いただきました。電話でお問合せいただいた際は予定していたお祝いの会に間に合わないことがわかり、目録だけ先にご本人に手渡し、後日完成したこのミニチュア横綱を渡された由。
恩師もたいへん喜んでいたそうです。
恩師の家に飾られたこのミニチュア横綱の写真も送ってくださいました。あとで不知火型を選ばれた理由がわかり、またお客様とのやり取りの過程で、恩師への感謝、師弟の絆を感じ、ありがたく、うれしく思いました。
なお、外径30センチのミニチュア横綱の場合、標準でお付けしている国産のヒノキ(置き台)はご用意できませんが、化粧箱の上に紺色のフェルト布を敷いて同様に飾ることができます。
国産大麻(精麻)きなりの製品に光を。国産大麻(精麻)きなり特集。
職人の手作業による国産大麻(精麻)のきなり製品たちを集めました。
神社仏閣用麻製品を調製する京都・山川の先月、亡くなった4代目、山川由彦さんは国産精麻のしめ縄は「上品で深みのある光沢としなやかさがまるで違う」とおっしゃっていました。
謹んでお悔やみ申し上げますとともに、今後の国産精麻の盛況をお祈りせずにはいられません。
※大麻の茎の表皮を1枚ずつ丁寧に加工したものを「精麻」を呼びます。天然繊維としてはたいへん強度があり、なおかつ美しい艶をもち、まさに神々しいといえる素材です。
知人より、今年の「日本麻フェスティバル」の日程を聞きました。
2023年10月28日(土)、29日(日)
「まだ、日にちしか決まっていない」そうです。
調べると、今年は忌部の里、徳島県での開催とのこと。
徳島での開催が実現すれば、2013年の第2回 日本麻フェスティバル in吉野川(吉野川コレクション2013)以来、10年ぶりです。
詳しいことがわかりましたら、ここにアップさせていただきます。
※チラシを追加しました。2023年9月13日追記。
7月22日(土)13時~、三重県にて麻績みの講座があります。
講師は、「よりひめ(R)」で知られる一般社団法人日本古来の大麻を継承する会です。
1.大麻繊維に触れながら学ぶことができる入門講座と、2.麻績み体験ワークショップの2本立て。
ワークショップへの参加は入門講座が必須ですが、ワークショップに参加すると自分でつくった麻糸をオガラに巻いて持ち帰ることができるそうです。
詳しくは、こちら
麻の文化、織物技術の継承をしていく、貴重な場と思います。さらに自分たちの住む地域の歴史と伝統文化を知るきっかけになれば幸いです。
なお、以前に麻績み、織物についてこんな記事「純国産の大麻と絹の織物が教えてくれたもの」を書いております。
また、同県内で麻の栽培地、加工場の見学も7月23日(日)13時~にあります。生産者に詳しい解説をいただきながらの見学です。申込みはこちら
行ってきた方の感想を聞きました。迷われるなら参加をおすすめします。(麻績みの講座ともにお問合せは直接主催者へお願いします)
暑中お見舞い申し上げます。
7月7日、京都市左京区八瀬に鎮座する九頭竜大社にて、謡曲仕舞奉納家・一扇様が、みろく涼香舞「西王母」を奉納されました。
この神社ははじめて知りました。(九頭竜は箱根神社などで存じておりました)
昭和29年に発祥の歴史の浅い神社で、9回まわるお千度が有名とのこと。ご祭神の九頭竜弁財天大神様は人生を幸いに導く慈悲の女神、商売繁盛、起死回生などにご利益があるそうです。同神社について調べていると、デヴィ夫人も参拝されていました。
奉納の様子は、一扇様のブログに紹介されております。
当日は他にグループで、日本神話のイザナギ・イザナミによる国生みからスサノオのヤマタノオロチ退治に至るまでの壮大なストーリーを勇壮な音楽と舞いで奉納されたようです。
なお、一扇様いわく、「『西王母』という曲は、お能の曲には珍しく『ありがたや』からはじまります。この世にすばらしい平和の世が実現したので、それを言祝ぐために3000年に1度しか咲かない桃の花の実を『西王母』という天女が捧げにくるというお話です。理想の世の中がすでにできあがっていることを謡っている曲です。」
『西王母』は平和の世の実現を祝う天女で、舞う一扇様の姿はまさに西王母の天女そのものかもしれません。しかも、頭飾りの前天冠には国産大麻(精麻)の五色房がついております。みろく涼香舞と五色の精麻はピッタリではないでしょうか。
何度かご紹介しています、令和の新しい「能」としての「みろく涼香舞(すずかまい)」創始者、謡曲仕舞奉納家・一扇様。
能楽師・井上和幸先生に師事、2009年からお能の仕舞を謡いながら舞う「謡曲仕舞」という新しい舞をはじめ、2022年3月7日の「みろく涼香舞命名披露会」以降、「みろく涼香舞」を京都の神社やお寺などで奉納されていらっしゃいます。
「みろく涼香舞」が多くの人に触れ、大成されてから650年とも700年ともいわれる能楽(世界無形文化遺産)に興味をもっていただく一助になれたら、また、心の平和を感じていただけるよう、本当に平和で幸せな世をみんなが実感できるようにという想いをもって活動されています。
3月に神泉苑、4月には水火天満宮、出雲大神宮、5月に再び神泉苑など、2023年になってからも次々奉納をつづけています。
一扇様の今後の奉納予定は下記のとおりです。(日時などが変更になる場合がございます)
2023年7月7日 九頭竜大社(11時頃より)アクセス
8月27日 梨木神社
10月21日 出雲大神宮
11月12日 嵐山もみじ祭
11月25日頃 出雲大神宮(紅葉ライトアップ)
詳細は一扇様のブログ「和み文化の風の声」をご覧ください(事前にお知らせがあります)。
なお、一扇様には、前天冠・国産大麻(精麻)五色房付き、神楽鈴・国産精麻五色緒付き(草木染め版)をご活用いただき、また「日本の伝統文化を継承し、光あふれる世界へ」という理念にも共感いただいております。
「三拍子そろう」は、本来は小鼓、大鼓、太鼓(または笛)の拍子がそろうことを言います。このようにふだん何気なくつかっている言葉で能楽からきたものがあります。他に「檜舞台に立つ」、ノリが良いの「ノリ」などもそう。
和の精神、平和への祈りがさらに広がっていきますように。
・参考文献
箱、飾り方を含めサイズ、価格などを見直し一新した国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱の発売から2年たちました。
国技・相撲で横綱が締める土俵入りで締める綱を“横綱”といいますが、これを小型化し再現したのが「ミニチュア横綱」です。横綱メイキングYouTube動画(約10分30秒)
土俵入りの型によって雲竜型と不知火型の2種類があり、過去多くの横綱に用いられた、いわば「正統派」の型の雲竜型が人気かと思っておりましたが、ここへきて不知火型をお選びになる方もいらっしゃり、どちらが人気と言えない状況に。
また、現役時代の最高位が横綱である元力士が還暦(60歳)を迎えた際に「長寿祝い」として行われる還暦土俵入りの綱を再現した赤色の綿布を巻いた還暦土俵入り版と、白色の綿布を巻いたものをセットで贈り物にする方や、還暦土俵入り版をまさに還暦のお祝いに贈られる方も出てきました。(同じ型、また別の型を2つセットでお求めの場合、セット割引をご用意しております)
サイズは外径15センチ、背面の輪の部分高さ約13センチで、だいたい両手のひらに載る大きさですが、さらにこれより大きなものもできます。(お問合せください)
本体の中は、貴重な国産極上質の精麻(野州麻、栃木県産)と銅線芯からなり、その表面に白色または赤色の綿布を巻き紙垂を垂らした、実際の横綱をミニチュア化したつくりの本格派です。
ベテランの麻縄職人がつくるクオリティと存在感。コレクション、お守りや贈り物やお祝いとして、このミニチュア横綱から勝運をいただいていただければ幸いです。
化粧箱(和紙貼り箱)入りが標準ですが、桐箱入りもご用意できますのでご相談ください。