「神様の御用人」からのメッセージ、おお麻(ヘンプ)専門の神具店へ

先月より、お客様の1人から浅葉なつさんの「神様の御用人」をご紹介いただき、読んでおります。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、神様の話です。なかなか面白く、小説とマンガがあり、こちらでマンガを読むことができます。

読んでいて、方位神・黄金(こがね)が主人公(萩原良彦)に語りかける言葉が目に留まりました。

日本の人の子が再び神祭りに目覚め神に畏怖と敬意を持つようにおまえに取り計らってもらいたい。

今このように語りかけられている人が実際にいらっしゃるのではないでしょうか?無意識にしろ意識しているにしろ。

おお麻(ヘンプ)に携わっていて年々、神様を大切にする人が増えたらいいなと感じるようになり、今日に至っていますが、上の言葉に出会って、いま日本で神様に畏怖と敬意を持っている人がどれだけいるだろうと思いました。

私は神様(仏様)を大事にする人はいい人が多いと思います。そういう人が増えれば世界はもっとよくなるのではないかと思うのです。

そしてつい先日、女子神職のつける髪飾り、釵子(さいし)の販売を開始、この釵子は国産大麻(精麻)の飾り紐がついており、それを機に「おお麻(ヘンプ)専門神具店」へと舵を切りました。昨年こんな記事を書いておりました。釵子の紐を先行してご注文いただいており、ドキドキ(ワクワク)しています。

装束、神具はじめ衣料、雑貨など、おお麻(ヘンプ)を使ったものづくりを通して、神様(仏様)を大切にする人に貢献、またそういう目に見えないものを大事にする人が増えるように活動していきたいと存じます。

4月に別のお客様が讃岐忌部(いんべ)の祖神、手置帆負命(たおきほおいのみこと)をお祀りしている神社がありましたと写真とともにご報告をくださいました。

その神社とは、東京・荒川区の石浜神社の摂社、麁香(あらか)神社です。(摂社とは、本社に付属しその祭神と縁故の深い神を祀った神社をいいます)

麁香神社(東京・石浜神社の摂社)社殿
麁香神社(東京・石浜神社の摂社)社殿

ご祭神の手置帆負命・彦狭知命(ひこさしりのみこと)は現代でいう家づくり、ものづくりの神様で、つまり職方、職人のための神様です。

麁香神社の由緒書き
麁香神社の由緒書き

さぬきいんべの屋号はご存じと思いますがかつて香川県(讃岐国)を阿波忌部と協力し麻を植え開拓していった讃岐忌部からいただいていて、誰でも読むことができるよう、親しみやすいようにと、ひらがなにしております。(現代風にという思いも込めています)

今後ともよろしくお願い申し上げます。

※麁香神社は江戸時代の建立で文化財保護の観点から現在、一般の参拝はできないようです。