2/4・5・6「伊予路に春を呼ぶ」椿まつりが伊豫豆比古命神社で開催

先日、愛媛県松山市居相町に鎮座する伊豫豆比古命神社(椿神社)に初詣に行ってまいりました。

同社は第七代孝霊天皇の時代に創建されたと伝えられ、2012年にご鎮座2300年を迎えた古社です。ご祭神は伊豫豆比古命、伊豫豆比売命、伊与主命、そして愛媛県の名前の由来となった愛比売命(えひめのみこと)もお祀りされています。

同社には潮鳴の石という徳島・鳴門の地名のついた石があることなど、麻を日本各地に広めた阿波忌部氏、その研究の第一人者、林博章先生が同社と阿波忌部の関係を講演で話しているのを聞いたことがあります。

近くには、朝生田(あそうだ)、そこから国道33号線伝いに南方へ行くと、麻生という地名が残っています。伊豫豆比古命、伊豫豆比売命とともに同社の舟山に上陸した阿波忌部氏が麻を植え、開拓していった跡ではないかと思われます。

2025年2月4・5・6日に伊予路に春をつげる椿まつりが同社で開催されます(初日午前0時に大太鼓で開始、最終日は24時まで)。全国各地から毎年約50万人の参詣者でにぎわいます。

椿まつり(お椿さん)2025年は2月4・5・6日
椿まつり(お椿さん)2025(令和7)年は2月4・5・6日

椿まつりは毎年「立春に近い上弦の月の初期」とされ、日にちで言うと旧暦1月7・8・9日です。

昨年から愛媛で日本麻文化フォーラム(後援:伊予市)を開催など麻栽培再生の動きがはじまりました。今年も引きつづいてその動きを継続、拡大していけたらと思います。

 

「旧暦新年2025」(合計1万円以上お求めの方に神社仏閣用の麻製品を調製する創業120年以上、京都・山川製の下記のオリジナル国産精麻アクセサリーをプレゼント)を2月2日まで開催中。(本年は旧正月は1月29日、立春は2月3日)

国産大麻(精麻)アクセサリー(京都・山川製)非売品
国産大麻(精麻)アクセサリー(京都・山川製)非売品

ある神道関連物の製作の余材がたまたまでき、それを生かすべく1つひとつ手仕事により生まれました。きなりと濃紺のツートンが特徴です。

身につけたりバッグにつけたり、神具として使用したりいただければと存じます。

 

旧暦については拙記事「旧暦と行事、日本は二本立てでできている」が参考になると思います。旧暦の新年に本当の2025年、“令和7乙巳(きのとみ)年”がスタートします。年頭は往々にして前の年からの流れが残るもの、1年のいいスタートが切れますように。