愛媛県の一部、神輿渡御で神職がかける精麻、「えどそ」とは

愛媛県の一部に、力紙に塩を包んで精麻で結んだ「えどそ」というお守りのようなものがあります。

SNSで県内の神社の宮司がご紹介されていて、知りました。

地域でいいますと、今治市菊間から松山市城北、三津地区のお祭りで神輿渡御の際、神職がかけたり、輿守(こしもり、お神輿を担ぐ人)がつけたり、子どもはこれに鈴をつけたりするようです。

麻は神の依り代、神様の宿る繊維といわれ、神社やお寺でいろいろ使われています。

先月、愛媛民芸館、五百亀記念館で開催されていた沖縄・喜如嘉の芭蕉布展へ行き、芭蕉布の小さな袋に塩(マース)を入れたストラップをたまたま手に入れていました。

塩を包んでいる点で、「えどそ」と同じと思いましたし、芭蕉はもともと薬草で、織られた着物は「体内に宿る魂を守る」という神秘的な力をもつと信じられていたそうです。

厄よけ、魔よけ、身を守る文化として、日本中いたるところにある(あった)ものではないでしょうか?

四国の麻栽培再生キャンペーンpart3(再)を延長、継続中です。

 

 

 

 

再び、三人寄れば文殊の知恵。四国の麻栽培再生へまず愛媛県から

1月に、「麻農家になりたい」という方と、四国の麻栽培を再生させたいと考えている方で3人で対談したことはこちらにご紹介しました。

今後の動きについて話し合うため、再度、最初に集まった3人で集まり、話し合いの場を持つことになり行ってまいりました。

前回対談した場所は、伊予市双海町にある瀬戸内海を望む道の駅。1月に集まってから「だいぶ進みましたね」と。今回も同じ場所でそれぞれ今後の動きを確認しました。

場所などは別に意図したわけではありませんでしたが、四国は古事記の「国生み」条に「伊予の二名島」とあり、“いよ(伊予)”は古語です。また、何度もご紹介していますが、愛媛の県名は古事記の同じ「国生み」条に登場する愛比売(えひめ)、神様のお名前が由来です。

こちらも繰り返しご紹介しておりますように、2007年ごろまで愛媛県大洲市で麻が栽培されていました。それは隣の八幡浜市の五反田柱祭り(県の無形民俗文化財)でつかわれるオガラ(麻の茎)のためと聞いております。この五反田柱祭りは、同市五反田地区でお盆の行事として開催される火祭りです。

この祭りの保存会の会長にもお会いし、話を進めております。

大洲市には医薬やまじない、温泉、酒造などの神である少彦名命を祀る少彦名神社が鎮座し、少彦名命は大国主命との国造りの後、大洲の地にて常世の国(異世界)へ還ったとの伝説もあります。

「(麻栽培に)興味あります」

「(販売している精麻は)愛媛で栽培されているのですか?」

「期待でワクワクしています」など、お客様等の声もいただくようになってまいりました。

そして、7月28日(日)、愛媛県伊予市のこよみスペースにて、下記の「自然マルシェ」が開催され、以降、毎月1回開催中です。

「自然マルシェ」2024年7月28日開催、日本「麻」文化フォーラムプレ上映会麻てらす

無農薬、無化学肥料、自然の力で育て上げた安心・安全な野菜や果物たち。さらにそれらを原料とした添加物なしの食産品などを集めた、ここでしかなかなかお目にかかれない、自然栽培生産者と消費者の出会いのマルシェの開催です!

そして、11月17日(日)には、日本「麻」文化フォーラムが開催されます。

日本麻文化フォーラム(2024年11月17日開催)

日本麻文化フォーラム(2024年11月17日開催)裏

11月17日当日~年末までにいいご報告ができればと思います。(いろいろ調整中です)

もっと前に進んでいくことができますよう、京都・山川製オリジナル国産精麻アクセサリーを1万円以上お求めの方にお1つプレゼント中です。(期間を延長し2024年11月17日まで)

国産大麻(精麻)アクセサリー(京都・山川製)非売品
国産大麻(精麻)アクセサリー(京都・山川製)非売品

神社仏閣用の麻製品を調製する創業120年以上、京都・山川製のオリジナル精麻アクセサリー。ある神道関連物の製作の余材が昨年たまたまできたそうで、それを生かそうと1つひとつ手仕事により生まれました。きなりと濃紺のツートンが特徴です。(山川さんいわく、神具で色分けするものはほとんどないとのこと)

身につけたりバッグにつけたり、神具として使用したりいただければと存じます。

ありがとうございます。

四国の麻栽培再生を願うキャンペーンpart3(再)を期間延長

昨年10月以降、四国の麻栽培再生を願う3回目のキャンペーンを開催している最中に、「麻農家になりたい」という方からはじまって、四国の麻栽培を再生させたいと考えている方など情報が寄せられ、3人で1月に対談したことはこちらにご紹介したとおり。

それ以降、一段と情報が寄せられるようになってまいりました。

愛媛県では、来年度に新法(大麻草の栽培の規制に関する法律、大麻草栽培法)が施行されてから産業用大麻栽培の申請を受け付けるとのことですが、今回話し合ったのは、愛媛の場合、それを待たずして伝統祭事の利用で許可をいただける可能性があるのではないかということです。

愛媛の県名は、何度もご紹介していますが、古事記の「国生み」条に登場する愛比売(えひめ)、神様のお名前ですから、このように話が進んでいくのもなにか神様のお計らいがあると思わずにはいられません。

前に進んでいくことができますよう、京都・山川製オリジナル国産精麻アクセサリーを1万円以上お求めの方にお1つプレゼント中です。(3月20日までの予定でしたが期間を延長し、2024年5月15日まで)

国産大麻(精麻)アクセサリー(京都・山川製)非売品
国産大麻(精麻)アクセサリー(京都・山川製)非売品

神社仏閣用の麻製品を調製する創業120年以上、京都・山川製のオリジナル精麻アクセサリー。ある神道関連物の製作の余材が昨年たまたまできたそうで、それを生かそうと1つひとつ手仕事により生まれました。きなりと濃紺のツートンが特徴です。(山川さんいわく、神具で色分けするものはほとんどないとのこと)

身につけたりバッグにつけたり、神具として使用したりいただければと存じます。

ありがとうございます。