祈り 特集!!(祈りには力がある)、おお麻(ヘンプ)とともに

4月に村上和雄氏(筑波大学名誉教授)が亡くなられ、村上先生が出演されている白鳥哲監督の映画「祈り~サムシンググレートとの対話~」が追悼公開ということで一時無料配信されていました。

2013年、四国初上映という機会に観たこの映画。たまたま読んだブログで追悼の無料配信を知り、もう一度観させていただきました。(4年前に村上先生の講演を拝聴するチャンスがありましたが先生の体調の関係で中止になりました)

はじめて観たときも思ったことですが、私は祈りには力があると思っていますので、それ以外、「祈り」と「願い」のちがいが柳瀬宏秀さん(環境意識コミュニケーション研究所代表)によって述べられていることがこの映画の一番の押しだと思いました。(「祈り」と「願い」のちがいについて以前こちらに書いております)

いまは、祈りが大切なときだと思います。

古事記をひもとくと、感染症(疫病)にかかる物語が記されています。

崇神天皇(すじんてんのう)の御世には疫病が多く起こり、人民(おおみたから)は死んで尽きそうになりました。この時、天皇(すめらのみこと)はお悲しみになり、嘆いて神牀(かむとこ)という、夢に神意を得るために特別に清めた寝床で夜お眠りになっていらっしゃると、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が夢に現れ、次のように仰せになりました。

「これは我が御心である。意富多多泥古(おおたたねこ)に我が御魂を祭らせなさい。そうすれば神の祟りも起こらず、国は安らかに治まるだろう」〔『現代語古事記』竹田恒泰著(学研)P169より〕

天皇は早速、意富多多泥古という人を探させ、この人を祭主として夢の通りに拝み祭りました。その結果、疫病はやんだそうです。祈りの力と思います。しかるべき人がしかるべきことをする、そして祈りの力、、

日本民族は遠く古く縄文の森の暮らしの時代から、常の生活体験を通してそのことを会得し、大切なこと、大切なものを失うことなく大切に生きる人間としての生き方を文化として確立しました。私達が今暮らしている日本の大地、天地自然、太古の時からその大地に暮らして今日に至る日本民族が創造し確立したその文化こそが「神道(かむながらのみち)」です。家に神棚をまつり、村町郷都市そして国の中心に神社を設けて「祈り」の場とし、その祈りを生活の柱として人間としての生き方-文化を培い伝えて来た民族が私達日本民族であります。〔『みそぎ第16号』(伯家神道)P5より〕

私は仕事で17年、香川県に住んでいました。その最後の年に、さぬきいんべ創業に至り、2010年に故郷、西条市に帰ってまいりました。神社の祭礼として江戸時代から300年つづく“西条まつり”は宝だと思っていましたが、県外に出て帰ってきてさらにその思いが強くなりました。(香川県は西部を除いて西条まつりのような祭りに対する熱意はほとんど感じず、また島しょ部では過疎により、祭りができなくなっている話も聞きました)

神を祀り、祈りつづけてきた結果が、今日まで続いているのです。(例えば、西条市内の伊曽乃神社は西暦137年創祀で1800年以上続いています)そして、祈りとともにそこには、何があったでしょうか。

祈り特集、お役に立てば幸いです。

6月30日は夏越の大祓。水無月の夏越しの祓ひする人は 千歳のいのち延ぶといふなり(神社等によって日は異なります)

大祓を済ませて、元気に過ごしましょう!

「神様の御用人」からのメッセージ、おお麻(ヘンプ)専門の神具店へ

先月より、お客様の1人から浅葉なつさんの「神様の御用人」をご紹介いただき、読んでおります。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、神様の話です。なかなか面白く、小説とマンガがあり、こちらでマンガを読むことができます。

読んでいて、方位神・黄金(こがね)が主人公(萩原良彦)に語りかける言葉が目に留まりました。

日本の人の子が再び神祭りに目覚め神に畏怖と敬意を持つようにおまえに取り計らってもらいたい。

今このように語りかけられている人が実際にいらっしゃるのではないでしょうか?無意識にしろ意識しているにしろ。

おお麻(ヘンプ)に携わっていて年々、神様を大切にする人が増えたらいいなと感じるようになり、今日に至っていますが、上の言葉に出会って、いま日本で神様に畏怖と敬意を持っている人がどれだけいるだろうと思いました。

私は神様(仏様)を大事にする人はいい人が多いと思います。そういう人が増えれば世界はもっとよくなるのではないかと思うのです。

そしてつい先日、女子神職のつける髪飾り、釵子(さいし)の販売を開始、この釵子は国産大麻(精麻)の飾り紐がついており、それを機に「おお麻(ヘンプ)専門神具店」へと舵を切りました。昨年こんな記事を書いておりました。釵子の紐を先行してご注文いただいており、ドキドキ(ワクワク)しています。

装束、神具はじめ衣料、雑貨など、おお麻(ヘンプ)を使ったものづくりを通して、神様(仏様)を大切にする人に貢献、またそういう目に見えないものを大事にする人が増えるように活動していきたいと存じます。

4月に別のお客様が讃岐忌部(いんべ)の祖神、手置帆負命(たおきほおいのみこと)をお祀りしている神社がありましたと写真とともにご報告をくださいました。

その神社とは、東京・荒川区の石浜神社の摂社、麁香(あらか)神社です。(摂社とは、本社に付属しその祭神と縁故の深い神を祀った神社をいいます)

麁香神社(東京・石浜神社の摂社)社殿
麁香神社(東京・石浜神社の摂社)社殿

ご祭神の手置帆負命・彦狭知命(ひこさしりのみこと)は現代でいう家づくり、ものづくりの神様で、つまり職方、職人のための神様です。

麁香神社の由緒書き
麁香神社の由緒書き

さぬきいんべの屋号はご存じと思いますがかつて香川県(讃岐国)を阿波忌部と協力し麻を植え開拓していった讃岐忌部からいただいていて、誰でも読むことができるよう、親しみやすいようにと、ひらがなにしております。(現代風にという思いも込めています)

今後ともよろしくお願い申し上げます。

※麁香神社は江戸時代の建立で文化財保護の観点から現在、一般の参拝はできないようです。

藍染めにつづいて、茜染めの国産精麻も取扱い開始☆

藍染めにつづき、茜染めの国産精麻も取扱い開始いたしました。

茜染め国産精麻
茜染め国産精麻。

神楽鈴の精麻の五色緒、精麻のヒモ、縄などの製品を通じてお客様より、深みのある美しい色との評価を受けておりますのと同じものです。(染め職人の手染めです)

藍染めの次は茜染めと考えておりました。茜染めは藍染めとともに人類最古の染料で、日本人にも茜雲や茜空などなじみの深い色だと思います。

価格は藍染めと同じで、50グラム、100グラム、500グラム、1キロがございます。

神具として、またものづくりされる方等に、お役に立ちましたら幸いです。

 

Clubhouseにて「教えて!麻のこと」Vol.2~日本人なら知っておきたい、暮らしの中の麻~

4月3日(土)20時より、Clubhouseで「教えて!麻のこと」Vol.2~日本人なら知っておきたい、暮らしの中の麻~をテーマに、大麻糸績み職人としてご活躍中の棚橋祐美さんのお話があります。

3月4日にお話させていただいたのが好評だったようで、2回目を企画しました。

当日の流れで変わるかもしれませんが、次のようなお話をされるそうです。

・麻の分類(広義の意味での麻と、狭義の意味での麻)

・古来日本の繊維といえば、木綿以前は「アサとカラムシだった」

・大麻が各地で栽培されていた頃、日本人にとって麻は身近なものだった

・日常の中での麻仕事、素材を大切に扱う心について

棚橋さんは、福島県昭和村からむし織体験生第21期を修了されています。棚橋さんしかできないお話が聞けるものと、楽しみにしています。

麻に関心がある方、手仕事に携わっている方、興味のあるその他の皆さま、どうぞお聞きくださればと思います。

私はゲストで参加させていただきます。専門家としてご紹介くださり恐縮ですが、知っていることをお話させていただこうと思います。

よろしくお願いいたします。

※お聴きくださった方、ありがとうございます。棚橋さんのお話は、初心者にもわかりやすいようにと配慮、また実体験をまじえ思いの伝わるいいお話ではなかったかと思います。(4月6日追記)

Clubhouseでお話から伊勢麻、さらに「忌部五雲」で次々つながる

翡翠の巫女、松井久子先生(神職)からお声がけをいただいて3月4日、Clubhouse(音声SNS)で「教えて!麻のこと」日本人なら知っておきたい『麻』の歴史と暮らしの中での活用方法を「さぬきいんべ」代表の加藤氏に聞くと題してお話させていただきました。

はじめてのことでちゃんとお話できるかわかりませんでしたが、松井先生はじめ翡翠の巫女様の門下生(お清め士)のご協力もあり、日本人にとって麻とは、その歴史、神道と麻の関わり、日本の地名や人名にみられる麻、伝統的な活用法、現代の活用法の流れで質疑応答を含む1時間30分の枠で大麻糸績み職人としてご活躍中の棚橋祐美さん(福島県昭和村からむし織体験生第21期修了)も加わってお話をしていきました。

途中、伊勢麻(振興協会)関係の方が中に入ってこられ、(その方によると同協会の代表理事も中盤ぐらいまでを聴かれていたそう)、また伊勢麻を支援、伊勢麻を用いた授与品(結い姫 曳き撫で飾り)を奉製する活動をしている三重県内の神職も加わり、ふだんお話できないような方々の熱いお話が聞けたように思います。さらには有松絞りに携わっている方もご発言いただきました。(聴いていただいた皆さまありがとうございます)

当日ルーム(部分)のスクリーンショットより
当日ルーム(部分)のスクリーンショットより

このようなご感想をいただき恐縮です。こちらこそありがとうございます。

それから、聴いていたという方からその後Instagramを通じてメッセージが届きました。母が徳島県吉野川市(旧麻植郡)の早雲家の分家出身というのを、さぬきいんべで思い出したそうです。早雲家はいわゆる「忌部五雲」(=早雲・村雲・岩雲・花雲・飛雲)の1つで、忌部神社の神官家ですね?
それを伝えると、徳島へ行きたいと思っていたのがコロナ禍で行けず、今年はぜひ行きたいとのことでした。

思わぬ出会いがあると聞いていましたが、Clubhouseはジャズに例えられるそうで、ルームでのお話含めてそれがなんとなくわかる一連の体験でした。

ご要望(機会)があればまたお話させていただきます。

PS:後日、松井先生から、大変好評で「貴重なお話しをありがとうございました。またぜひやっていただきたい」とのお声を頂戴しておるとのこと、また、水引きの先生からもそのようなご感想をいただいたそうです。そういうことで次回を計画、4月3日(土)20時~の予定です。

なぜ、日本の麻文化を守る、次世代へつなぎたいと思うか?

タイトルの答え、結論からいいますと、「日本の麻文化がなくなると、日本が日本でなくなってしまうから」と思うからです。

神道では、おお麻が使われています。何のために使われるか、清浄にするため、清浄を保つために、祓串で祓ったり、麻ヒモを結んだり、麻のしめ縄を掛けたりします。

この清浄にする、きれいにする、きれいになるというのが神道の根本にあり、これが日本人の価値観で、それに使われるのが、おお麻であると。

地域の祭りも神社、氏子があってこそです。

それから、日本人の名前として、麻里、麻央、麻理恵など、麻は成長が早くスクスク育つことからそれにあやかってつけられていると思いますし、名字に大麻(おおあさ)さんとか、麻植(おえ)さんがいらっしゃるのも麻にまつわるものと思います。

地名に、麻生、朝(麻)生田町、大麻町、麻、麻植などあるのもその地域が昔、麻に関わった痕跡と思われます。その歴史は古く、1万2千年前に麻の繊維が見つかっているところがあります。歴史がとにかく古いです。これらがそのままなくなってしまうとそれは日本ではなくなってしまうと私は思います。

2万軒以上あった麻農家が戦後、大麻取締法制定されてからしだいに減って、現在30軒あまりになり、栽培面積は10ヘクタール以下になっているのはそのまま日本の文化が縮小していっていることだと思います。

近年、伝統工芸、民藝、手仕事などが再評価されるなか、日本の麻文化、おお麻文化も需要がさらに高まっています。日本の麻文化を取り戻し、発展させ、後世に受け継ぐそれができればと思います。(特に、私は四国に生まれ麻に縁の深い四国にお世話になりましたので、四国の麻栽培を再生させることに注力したいです)

神楽鈴・国産大麻(精麻)五色緒の草木染め各色を緒、縄などに展開へ

昨年5月に完成した神楽鈴・国産大麻(精麻)五色緒付きの草木染め版。

本年より藍染めに加えこの草木染めの精麻の各色が展開できるようになりました。藍染め、草木染めは自然からいただいた色で、化学染料にはない自然さ、質感があります。

まず手打ち本坪鈴についている精麻(緒)を皮切りに、現在2ミリから15ミリ径までラインナップされています国産大麻(精麻)・麻ヒモ、縄も。(藍染め、草木染め精麻の小分け販売もできるようになりました)

神楽鈴の国産精麻五色緒(草木染め)の各色を展開
神楽鈴の国産精麻五色緒(草木染め)緑・黄・赤・きなり・紫色の各色を展開

神具だけでなく、伝統工芸、アート、手芸・アクセサリーなど各々の用途にお使いいただければと存じます。

現在可能な色を以下にまとめます。

* 緑色(本藍+ざくろ染め)

* 黄色(ざくろ染め)

* 赤色(茜染め)

* きなり

* 紫色(本藍+茜染め) ※以上は五色緒の五色。

* 紺色(本藍染め)

計六色です。

ベースの精麻は極上の国産。これで草木染めの緑・赤・きなりの三色、緑・黄・赤・きなり・紫の五色撚りの麻縄などもできます。

三色(緑・赤・きなり)と五色(緑・黄・赤・きなり・紫)の麻縄。
草木染め三色(緑・赤・きなり)と五色(緑・黄・赤・きなり・紫)の麻縄。

なお、上の写真はどちらも神社仏閣用で使われる配色です。(製作の都合、5ミリ径以上とさせていただきます)

さらに二色のものもできるようになりました。

草木染め二色のヒモ。(写真は藍染め・ざくろ染め)
草木染め二色のヒモ。(写真は藍染め・ざくろ染め)

二色は4ミリ径以下、三色および五色は5ミリ径以上、長さは3メートル以上から製作可能です。(精麻のロスが出てしまうため)

よろしくお願い申し上げます。

鼓胴型しめ縄が完成しました。井戸用のしめ縄も

2020年もあと半月あまり。

このほど、鼓胴型のしめ縄が完成しました。もちろん極上の国産大麻(精麻)製です。

国産大麻(精麻)・鼓胴型しめ縄(紙垂付き)
鼓胴型しめ縄(紙垂付き)

こちらはすでに納品済みで、お客様から神棚に仮設置された写真付きでメールが届きました。(しめ縄をまっすぐではなく、2つの柱の間に垂らした状態で設置したいとのことで、しめ縄の長さを事前にお手持ちのヒモで吟味していただきました)

いわく、「神聖なお品をありがとうございました。」

よかったです。

 

その他、神棚用に15ミリ×5尺のしめ縄、井戸用に5ミリ×5メートルのしめ縄(いずれも国産精麻、紙垂付き)なども本年はじめて製作し、納品させていただきました。井戸には井戸の神様(龍神)がいらっしゃいます。しめ縄を張って撮影した写真を送っていただきましたのでご紹介します(許可を得ております)。

井戸用に(5ミリ×5メートル)
井戸用に(5ミリ×5メートル)

もう1つ同じ敷地に井戸があるそうでそちらも同じ感じにしめ縄を張られています。この方、荒神様用にしめ縄もご注文いただきました。

さらにそんな中お客様からお手紙が届きありがたい限りです。(お客様からお礼が届くのはほとんどメールでお手紙は珍しいです。お忙しい中ありがとうございます。「あわむすび」好評のようです)

お客様から届いたお手紙
お客様から届いたお手紙

「ご縁を頂けたことを嬉しく思います。」うれしいお言葉です。(こちらも許可を得てご紹介しております)

大根型、牛蒡型、和かざり各種ございます(今年からできるようになった紙垂付きが人気。これから早期ご予約分を順次発送していまいります)。

国産精麻のしめ縄で清々しい新年を迎えましょう!

【10周年記念!質問コーナー】なぜ伊予なのに「さぬきいんべ」か?

10周年記念ということで、今までいただいたご質問、お問合せの中から、これは知っておいていただきたいものをご紹介させていただきます。

さて、なぜ伊予なのに「さぬきいんべ」ですか?というご質問、5年くらい前に香川の方からいただきました。

さぬきいんべは、2010年1月に香川県高松市にて創業いたしました。当時、同市に住んでおり(香川には丸亀5年、高松12年の計17年)、その後、実家のある現在地へUターン。1年あまりの休止期間を経て再始動、現在に至っております。

さぬきいんべとは、すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、かつて讃岐平野を阿波忌部とともに麻を植えて開拓していった讃岐忌部にちなんでおります。

香川には現在も大麻山、高瀬町麻、大麻神社、麻部神社などそれにまつわる地名、神社等が残っており、それらの意味、事蹟を再興すること、それと神道において、大幣(おおぬさ)、しめ縄および鈴緒にも使われ最重要視されている大麻(おおあさ)に光を当て、その文化を後世に受け継いでいきたいと考えたのが創業のきっかけです。〔当初これをしなさいというようなご縁がありまして、今治市の工房織座製のヘンプ生地を用いた製品(衣料)を皮切りにスタートいたしました〕

なかなかこの理念は簡単ではなく、一度は挫折、その他にも言い尽くせないことが多々ありましたが、不思議なご縁、めぐりあわせで再始動した後は続けることができ、コツコツ取り組んで、本年1月、10周年を迎えることができました。

細かいことは書くときりがないので、これくらいにさせていただきます。また機会ございましたら細部についてご紹介させていただくことがあるかもしれません。

ありがとうございます。

 

神社様へ国産精麻の五色緒(草木染め)と鉾先鈴を納品

この度、国産精麻の五色緒(草木染め)と鉾先鈴4組を埼玉県の神社様へ納品させていただきました。

こちらの神楽鈴のページを見られ、麻で浦安の舞を舞いたいと思われた由。巫女舞メンバーが4人いるそうです。

国産精麻の五色緒付きの神楽鈴を取り扱わせていただくにあたり、これで巫女舞を舞っていただけたらと思っておりました。一般に、五色緒はご存じの通り絹です(場合によっては合成繊維)。

これまで多くは鈴祓えにご利用いただいているようで、巫女舞を習い始めたという方はいらっしゃいました。

しかもご依頼いただいた五色緒は草木染めで、うれしい限りです。(年頭に今年は国産精麻の草木染めの製品をと思い、草木染めの五色緒の付いた神楽鈴が5月に完成)

ありがとうございます。ついに思いが実現しそうです。

※納品した神社の宮司さん(女性)から、「皆、本当に喜んでおります!!コロナでなかなか奉納ができないのですが、この鉾先鈴に恥じないようにと、 いつでも奉納できるように、練習に励み、精進しております!!」と鉾先鈴に国産精麻の五色緒(草木染め)を付け練習している写真付きでメールをいただいております。(2021年3月18日追記)

※さらに、以下のコメントをいただきましたのでご紹介させていただきます。(2021年3月19日追記)

「浦安舞が作られたときは鉾先鈴だった、正式には鉾先鈴」というお話をお聞きし、「鉾先鈴で、五色緒が麻だったらいいなぁ」と思い、さぬきいんべ様へのご縁をいただきました。

化学染料と草木染の五色の麻を拝見させていただきましたが、草木染が良いですね!!
一目見て、そこに、「悠久の時」と「先人達の自然を大切にする心と感謝、神聖な何かを大切に敬う真澄の心」を感じました。絶対にこれで奉奏したい!!と思い、悩むことなく決めました。

さぬきいんべ様には大変親切に、ご丁寧にご対応いただきました。また、職人様とさぬきいんべ様の熱い想いや、一つ一つをしっかりと丁寧に、というお気持ちと姿勢が、そのクオリティから感じられます。

この鉾先鈴へ出会えたことへの感謝と、この鈴が私共の手元に届くまでの全ての方々の思いを大切にし感謝をもって、神明奉仕に勤しみます。そのような気持ちが、自然と自分の内側から湧き水のように溢れてくる、そのような鈴でございます。

さぬきいんべ様、職人様、ありがとうございました。
心より感謝申し上げます。