あさとしずく(吉田しずこ)(第1回大麻の麻縄活用コンテスト優秀賞)の次の作

あさとしずく(吉田しずこ)さん製作の国産大麻(精麻)・ピアス

第1回大麻の麻縄活用コンテストで優秀賞を受賞された2年前から取扱いさせていただいております。

国産大麻(精麻)・ピアス【装飾結びのアレンジ】
国産大麻(精麻)・ピアス【装飾結びのアレンジ】

見た目が精麻っぽくなく、さりげなく洋服姿に合うと思います。それが決め手になりました。(逆に、精麻っぽくないことで、何でできているんですか?などと聞かれることもあり、そこから精麻の話になることもあるようです)これは、あさとしずくさんだからできると思います。松結び、あわじ結びを独自にアレンジしたオリジナルの形も秀逸です。

このほど、金具(ピアスフック)が金属アレルギー対応サージカルステンレス仕様、金属アレルギー対応イヤリング仕様に変更になり価格が改定されました。

色はどちらもゴールド、シルバーをお選びいただけます。

こちらはご注文をいただいてからの製作になりますがよろしくお願いいたします。

前天冠・国産大麻(精麻)五色房付きをつけ、みろく涼香舞「杜若(かきつばた)」キリを舞う

シテ方観世流の能楽師・井上和幸先生が主宰する「緑幸会」が、5月14日、京都のホテルロイヤルヒル福知山にて春の謡曲・仕舞大会を開きました。

稽古を重ねてきた小学生から99歳までの会員約40人が出演し、素謡(すうたい)や仕舞などを33演目を披露されたそうです。

謡曲仕舞奉納家・一扇様が素謡「西王母」のシテ(能における主役)と、みろく涼香舞「杜若」キリ(※)で出演されました。みろく涼香舞ご存じない方はこちらを。

※仕舞には大概、クセとキリがあり、クセは能の中で一番見せ所があるところで大体は弱い感じの舞 で、キリは能の最後の部分で強い感じの舞が多い。(南山大学観世会「能楽用語いろいろ」より)

今回は後者のみろく涼香舞「杜若」キリで前天冠・国産大麻(精麻)五色房付きをつけ、扇を手に持ち、舞われた由。(こちらの一扇様のブログで前天冠に杜若を飾り舞う姿が紹介されています)

ご活用いただきたいへんうれしく思います。

「西王母」については一扇様いわく、「『西王母』という曲は、お能の曲には珍しく『ありがたや』からはじまります。この世にすばらしい平和の世が実現したので、それを言祝ぐために3000年に1度しか咲かない桃の花の実を『西王母』という天女が捧げにくるというお話です。理想の世の中がすでにできあがっていることを謡っている曲です。」

西王母はイザナミノミコト。当日は祈りを捧げる心で謡わせていただいたそうです。一扇様にぴったりではないでしょうか。

理想の世の中、ミロクの世が1日も早く訪れますように。

脱炭素へ産業用大麻。三重県明和町がプロジェクト。国内で栽培広がるか

現在、世界40ヵ国で栽培されている産業用大麻。今後も市場が拡大されると予想されていることから、厚生労働省は栽培の規制緩和などを目的に、本年度中にも大麻取締法の改正案を国会に提出する方針のようです。

 

5月10日付、北海道新聞夕刊の1面に「脱炭素へ産業用大麻」の見出しとともに4月からはじまった三重県明和町のプロジェクトを紹介する記事が掲載されました。

国が推進する脱炭素(CO2削減)に向けた経済社会の変革「グリーントランスフォーメーション(GX)」の波に乗り、麻薬成分が少なく衣料品や建材などに活用できる産業用大麻(ヘンプ)の栽培を広げようという動きが三重県で始まっている。ヘンプは二酸化炭素(CO2)を多く吸収するとされているためだ。国が栽培規制の緩和に動いていることも動きを後押ししており、北海道内の関係者も注目している。(記事の前文より)

※ヘンプ=大麻草のうち、麻薬成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)の含有率が0.3%以下と低い品種のことで、含有率が高いマリファナとは区別される。現行の大麻取締法では、THCの含有量にかかわらず花や葉などが規制対象になっており、栽培や研究を行う大麻取扱者になるには都道府県知事の許可が必要。(記事の用語解説)

 

三重県明和町では、ヘンプの生産拡大や産業振興への活用を目指す「天津菅麻(あまつすがそ)」プロジェクトという産官学連携の事業が開始され、4月15日種まき神事の後、18日に町内の史跡「斎宮跡」で神事用と産業用大麻の種まきがおこなわれました。

試験栽培の目的で、栽培予定面積は約60アール、神事での活用や麻布などの製品活用を目指す方向です。将来は衣料品、建材、食品など工場を誘致する方針で、他にも栽培農家を募り50ヘクタールまで栽培を広げる計画だそうです。

三重大学の赤星栄志(よしゆき)客員准教授によると、ヘンプは生育過程で1ヘクタールあたり9~15トンのCO2を吸収し「もっともCO2を吸収する作物」とされているとのこと。薬や布、建材、食品などをつくることができ、製造過程でCO2を大量に排出するプラスチックなどの石油製品も、ヘンプを主成分とする製品で代替可能です。(赤星さんといえば、2009年に講演のため松山へこられた際、麻の仕事がないかうかがったところ、「インターンシップ」と返答をいただき、当時ヘンプ衣料などを製造販売していた会社に2週間インターンシップ。それが、さぬきいんべを創業するきっかけになりました)

大麻栽培者は2021年末時点で、全国で27名(精麻の生産者はもっと少ない)、栽培面積は7ヘクタールだけです。1954年のピークには37313人が栽培していました。現在、北海道、中国、四国はゼロです。

栽培農家が増えていくか、いったん途絶えたものを再生していくのは時間がかかると思いますが、引きつづき応援したいと思います。“いい動き”が日本全体、世界へ広がっていきますように。

詳しくは、北海道新聞デジタルのこちらの記事をご覧ください。※無料会員登録で全文読むことができます。

ヘンプイノベーション株式会社が4月26日に三重県より大麻栽培者免許を取得しました。こちらは医療や工業目的での利用を目指し5月下旬~6月上旬に播種の予定です。

 

 

・参考文献

「脱炭素へ産業用大麻」北海道新聞夕刊1面2023年5月10日付

大麻でCO2削減?三重県明和町がプロジェクト 北海道でも栽培広がるか<デジタル発>」(北海道新聞)2023年4月21日付

国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版、別のお客様のご感想

こちらの記事を書くきっかけは、記事の内容とは別のお客様から国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版をご注文いただいたことでした。

前回注文したものが行方不明になったとのこと。それがなんとなく神様からのお知らせのように感じ、ちょっと思い起こして上記の記事を書くことにしたのです。

このお客様の前回ご注文時のご感想をご紹介します。

国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版
国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版

前回のご注文は、おお麻(ヘンプ)専門神具店に舵を切る一歩手前でしたが、お客様から「とても素敵で着けた瞬間から精麻のエネルギーを感じられました。」とご感想をいただきました。(数日後、「着けている時は、氣が廻っているのを感じられます。」とも)

忘れておりましたが、お客様のご自宅の前は浅草の鷲神社(祭神:天日鷲命)だそうです。天日鷲命(あめのひわしのみこと)は四国はじめ、全国各地に麻(大麻)を植え拓いていった阿波忌部の祖神です。

諸忌部、各地で諸神がお働きになっているように感じませんか?

なお、藍染め版はお客様のご要望により2020年9月に誕生いたしました。(きなりは京都・山川の発案で2015年6月の誕生です)

※本記事の投稿後、また別のお客様から藍染め版のご感想をいただきました。

京都・神泉苑の「神泉苑祭」にて、みろく涼香舞を奉納(5月3日予定)。謡曲仕舞奉納家・一扇様

平安京造営から1200年の歴史をもつ京都・神泉苑で5月2~4日「神泉苑祭」がおこなわれます。

江戸時代より前から行われている行事ですが、3日夕刻に、謡曲仕舞奉納家・一扇(いちせん)様がみろく涼香舞「草子洗(そうしあらい)」を法成橋(朱塗りの橋)で奉納されます。

後半は「天花燦燦」という曲を3人で舞うそうです。

 

神泉苑は丹後七姫の1人、小野小町(おののこまち)ゆかりの場所でもあります。小野小町は、古今和歌集の六歌仙としても著名です。

お能には小町にまつわる曲が7曲あります。ほとんどが晩年の小町が主人公ですが、1曲だけ若き日の小町が主人公として扱われている曲があり、それが「草子洗」です。

舞台は平安時代の話です。宮中では、「歌合」という貴族の遊びがあり、2人ずつが選ばれ、それぞれの歌を詠み、優劣を競い合っていました。

小町の対戦相手は大伴黒主(おおとものくろぬし)。彼は才媛の小町に勝ちたいがために策を練りました。事前に小町の私宅に忍び込み、小町の歌を盗み聞きし、万葉集の草紙(草子)に書き入れたのです。

歌会当日、小町が歌を披露すると、黒主は「その歌は古歌を盗作したものだ」と言いがかりをつけてきました。そしてあらかじめ書き込んだ草子を差し出して「小町が盗作をした」と言い、自分を勝利に導こうと謀りました。

疑いをかけられた小町は「そのようなことはない」と申し開き、泣きながら帝に「草子を洗わせてください」と懇願します。

帝は小町の願いを聞き入れ、小町が草子を洗うと、書き足された歌だけが水に流れて消えてしまい、小町が盗作したのではないことが立証され、疑いが晴れました。

一方、黒主は嘘をついたことがばれてしまい、面目をなくし、自害しようと席を立ちましたが、小町は、自分を陥れようとした黒主を許し、「道を志すものは思い詰めてしまうこともある」と言って、慰めました。

ここで黒主の罪は許され、小町は舞を奏し、御代の長久を寿ぎ和歌の徳を称えて、和やかな雰囲気となったという、明るく気持ちの良い展開のストーリーであり、人気の高い舞と謡です。(『謡曲仕舞奉納家・一扇』宮西ナオ子著(シンシキ出版)P76~77より)

曲の最後の詞章は、以下のようになっています。

「大和歌の起こりは 荒金の土にして 素戔嗚尊(すさのおのみこと)の 守り給へる神国なれば 花の都の 春も長閑(のどか)に 花の都の 春も長閑に 和歌の道こそめでたけれ」。

日本は、はじめて和歌を詠んだ素戔嗚尊が守ってくださる神の国。小町の寛容で争わない心、見習いたいものです。この曲は一扇様にとって、謡曲仕舞(※)を2010年にはじめて奉納した思い出深い曲でもあるそう。

※一般の能楽では仕舞と謡の役は分かれており、発表会などでも自分で謡いながら舞うという方法はとられていません。

「神泉苑祭」、出店もあり楽しそうです。

当日の奉納の様子はこちら(5月5日更新の一扇様ブログへ)。

※一扇様には、前天冠・国産大麻(精麻)五色房付き神楽鈴・国産精麻五色緒付きをご利用いただいておりますが、今回の神泉苑祭では髪に4つの鈴と麻をつけ、指定の前天冠と神楽鈴を使用しての奉納です。〔5月14日に能楽師・井上和幸先生が主宰する「緑幸会」主催の春の謡曲・仕舞大会(京都・福知山)で、上記の前天冠・国産精麻五色房付きを使用し出演されるそうです〕


葬祭業のお客様に、国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版

葬祭業のお客様からご注文いただいた国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版

仕事柄、何かもらってきている感覚や不調があり、塩風呂などを試していたときに、麻のことを聞いて試し、麻の束でふとんや枕など寝具類を祓い、その束を枕元に置くとすぐ眠れたとのこと。その後、仕事中に浄化のため身につけられるものを探していたそうです。

藍染め版は2015年に誕生した国産精麻・ブレスレット【麻の輪】の文字通り、藍染め版です。先にできていたしめ縄【神居 和かざり】藍染め版と同じ配色でつくっていただきたいと、別のお客様からご要望いただいて2020年にできました。

国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版
国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版

職人のこだわりが凝縮されているのがおわかりになるでしょうか?(藍染めは染め職人による先染め)

葬祭業のお客様へお送り後、制服にしっくり調和しているということで写真を送ってくださいました。好きな色の藍染めときなりのコンビ、つけていないくらい軽いのにしっかりした質感で手首に自然になじみ毎日つけるのが楽しみだそうです。

制服と国産大麻(精麻)・ブレスレット【麻の輪】藍染め版
お客様の制服にブレスレット【麻の輪】藍染め版を合わせて

先日、別のお客様から本ブレスレットのご注文があり、上の写真をいただいていたことを思い出し、記事にいたしました。(他の草木染めでもできます。お問合せください)

次々、京都の神社で「みろく涼香舞」を奉納。謡曲仕舞奉納家・一扇様

1月にご紹介した謡曲仕舞奉納家・一扇様

次々、京都の神社で「みろく涼香舞」を奉納されていらっしゃいます。

4月2日は、京都市の水火天満宮様の櫻花祭にて、みろく涼香舞「草子洗」を奉納。仕舞と独吟の奉納があり、能楽師・ 井上貴美子先生、井上須美子先生も仕舞を奉納されたそうです。

境内はしだれ桜が見頃を迎えており、桜の花びらが舞うすばらしい舞台で奉納された由。(一扇様のブログ「和み文化の風の声」に写真あり)

 

4月18日は、亀岡市の出雲大神宮様の鎮花祭にて、みろく涼香舞「杜若(かきつばた)」のクセとキリ(※)をつづけて奉納。

※仕舞には大概、クセとキリがあり、クセは能の中で一番見せ所があるところで大体は弱い感じの舞 で、キリは能の最後の部分で強い感じの舞が多い。(南山大学観世会「能楽用語いろいろ」より)

旧暦3月は、花が舞い散るのに合わせて災いも飛散すると言い伝えがあり、疫病や厄災の終息を祈るこの祭りは平安時代の1025年からつづくとされているそうです。地元住民による京都府登録無形民俗文化財「出雲風流花踊り」のほか、巫女2人による浦安の舞も奉納された由。

一扇様はこの日、奉納する曲に合わせて前天冠に桜の花と杜若を飾っていらっしゃいました。(一扇様のブログ「和み文化の風の声」に写真あり)

一扇様には、前天冠・国産大麻(精麻)五色房付き神楽鈴・国産精麻五色緒付き(草木染め版)をご活用いただいております。

いつか、みろく涼香舞を生で見たいと思っております。

手打ち本坪鈴付きの国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒が完成いたしました

お客様よりご注文いただき、このほど手打ち本坪鈴付き国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒が完成いたしました。

ミニ鈴緒は2015年1月から取り扱わせていただいております。

2020年に手打ち本坪鈴8分と1寸に国産精麻を取り付けた製品を取扱い開始させていただき、いつかこの本坪鈴付きのミニ鈴緒、ミドル鈴緒ができたらと思っていました。

手打ち本坪鈴とは錺金具師が工具を用い、文字通り手打ちで手間をかけつくった本坪鈴で、音がいいのが最大の特長です。

機械成型(プレス)のものも音はいいと思いますが、比較すると手打ち本坪鈴に軍配が上がります。価格も上がりますが文章で表現すると、機械成型は体に響く感じ、手打ちのものはハートに響く感じが私はします。

願いは忘れたころに叶うのでしょうか?

左から機械成型8分、手打ち8分、同1寸の本坪鈴。
左から機械成型8分、手打ち8分、同1寸の本坪鈴。

なお、機械成型と手打ちのものは、音の他に見た目、重さがちがいます。上の写真で、手打ちの方にツチ目の跡があるのと上部に菊花紋があるのがおわかりいただけるでしょうか。また、手打ちは地金が厚いため、その分重いです。

完成した手打ち本坪鈴付き国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒。
完成した手打ち本坪鈴付き国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒。

「本物の音」で鈴祓え。新しいものができるのはうれしいです。機械成型、手打ちの本坪鈴付きミニ鈴緒もどちらもすばらしい製品です。自分に合うものをお選びいただき、どうぞご活用くださいませ。

政府が掲げるGX(グリーントランスフォーメーション)の推進にも寄与する産業用大麻の活用

本年度中にも国会に提出が検討されている大麻取締法改正案。

2月21日、国会の衆院予算委員会 第七分科会での質疑で、自民党・杉田水脈議員が次のように述べました。

つまり、産業用大麻はすでに存在するCO2を最も吸収する作物ということ。

 

3月16日には産業用大麻についての勉強会が東京都内で開かれ、産業用大麻の活用が、脱炭素化やエネルギーの安定供給に向けて政府が掲げるGX(グリーントランスフォーメーション)の推進にも寄与することなどが報告されました。

※GX(グリーントランスフォーメーション)=化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動のこと。

 

 

そして、4月15日に三重県明和町において神事用と産業用大麻の種蒔き神事と記念講演がおこなわれます。

詳しくは、 こちら。試験栽培の目的で、栽培予定面積は約60アール。神事での活用や麻布などの製品活用を目指す方向です。

 

個人的には明和町に鎮座する竹神社のご祭神が古語拾遺の天岩戸に登場する長白羽神(ながしらはのかみ)であることに注目します。

竹といえば、讃岐忌部であることもそうです(かつて竹の矛竿を朝廷に貢進していました)が、麻を植えて青和幣(あおにぎて)の祭具を調達した長白羽神は、伊勢国麻績(おみ)族の祖神です。麻績氏は麻をつむぎ伊勢神宮に神衣たる荒妙を奉る氏族でした。関係する神社に上記の竹神社のほか、式内社「麻績神社」(神麻績機殿神社)もあります。

この長白羽神は、麻をあつかう阿波忌部族の分派であり、四国・徳島県の旧麻植郡(吉野川市、美馬市の一部)に数多く祀られています。吉野川市山川町の忌部神社の摂社、若宮神社、種穂忌部神社の相殿等にもお祀りされており、「川田名跡志」には麻植郡の創始は、長白羽神が麻を植えさせたことにあると伝えられています。

 

 

・参考文献

産業用大麻、GXにも活用を 大学・企業関係者200人が勉強会(産経新聞)2023年3月16日

脱炭素社会の実現に向け産業用大麻を考える 都内で200人参加し勉強会(三重テレビ放送)2023年3月18日

神事用と産業用大麻の栽培へ 伊勢神宮ゆかりの国史跡 斎宮跡で来月種まき 三重・明和町(三重テレビ放送)2023年3月23日

「大麻栽培で町を活性化」産学連携で研究へ 神事や製品活用目指す(毎日新聞)2023年3月28日

「日本の建国と阿波忌部」林博章著

「本物の音」で鈴祓え。癒しに。手打ち本坪鈴に麻縄職人が国産精麻を取り付け

鈴緒や神楽鈴などでつかわれる本坪鈴は機械成型(プレス)のものと、手打ちのものがあるのはご存じでしょうか?

前者は機械成型でつくられる汎用品ですが、後者は錺(※)金具師(職人)が工具をつかって文字通り手打ちでつくられます。※錺(かざり)とは、金属をたたき、曲げ、彫刻し、鍍金(メッキ)を施して仕上げる伝統技法です。

手打ちのものは、表面に手打ちした跡(ツチ目の跡)があったり、菊花紋があったり、地金(原材料)が機械成型のものより厚く、一般に音がいいのが特徴です。機械成型のものも最初は音がいいと思いましたが、手打ちのものの音を聞くとやはり手打ちに軍配が上がります。

表面に手打ち(ツチ)の跡(凹凸が肉眼ではよくわかります)、菊花紋が。
表面に手打ち(ツチ目)の跡(凹凸が肉眼ではよくわかります)と、菊花紋。

私の感覚では、本坪鈴の音は機械成型のものは体に響く感じ、手打ちのものは心に響く感じがします。

先人は、神霊に呼びかける鈴の音色を「さやさや」と表現したようですが、これは手打ち本坪鈴のことを言ったのではないでしょうか。

手打ち本坪鈴8分と1寸に麻縄職人が極上国産精麻(きなり、藍染め、草木染め含む全6色)を取り付け使いやすくした形で2020年より取扱いさせていただいております。細かいところですが緒(国産精麻)の長さは本坪鈴の径により変え、長すぎず短すぎず結び目等も美しいです。

いわゆる神道の五色の国産精麻を取り付けた手打ち本坪鈴(いずれも1寸径)
いわゆる神道の五色の国産精麻を取り付けた手打ち本坪鈴(いずれも1寸径)

京都の伝統技術を受け継ぐ「本物の音」で鈴祓え。癒しに。

2023年4月20日まで価格5%OFFでご提供中です。期間延長です。本物の音を感じていただきたいと思っていたところお客様よりご注文いただき、国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒の手打ち本坪鈴付きができました。ただいまミニ鈴緒の手打ち本坪鈴仕様も5%OFFとさせていただいております。

なお、機械成型の本坪鈴も“いい音”と思いますので用途などに応じて使い分けていただければと思います。本坪鈴1寸の機械成型で、麻縄職人が極上国産精麻(きなり)を取り付けたものもございます。手打ち、機械成型とも本金メッキ仕上げで長持ちします。