巫女体質(TM)の守護神とお清め士一同の霊的絆を結ぶ、国産精麻のミニ鈴緒とご紹介

瓊奈川(ぬなかわ)神社(松井久子宮司)では、家庭祭祀を学ぶ巫女体質のための「お清め士講座」を開講しており、2年前から先輩から後輩へ当店の国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒が伝統としてプレゼントされるようになりました。

国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒
国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒

ミニ鈴緒を製作する京都・山川のお心で、ミニ鈴緒がピッタリ収まる和紙の貼り箱も頒けていただき、ご依頼毎にミニ鈴緒とともに納めさせていただいております。

箱は贈られる方がそれぞれ熨斗と精麻と水引をかけて、きれいに仕上げられています。

最初、お清め士の2期生から4期生へ贈られたことからはじまったため、1期生から3期生までは授かってない状態だった由。

それがこの6月1日、同神社の例祭にあわせて、これらの方たち全員にミニ鈴緒が贈られました。

おお麻専門神具店 さぬきいんべ『ミニ鈴緒』が結ぶ お清め士一同の絆

巫女体質™の家庭の神域を守る神具|瓊奈川神社 例祭のご報告

これでお清め士全員に当店のミニ鈴緒が渡ったことになり、松井宮司からは巫女体質の守護神とお清め士一同の霊的絆を結ぶミニ鈴緒と言っていただいており、たいへんありがたい限りです。

これからさらに巫女体質の方が活躍する時代になっていくと思っております。ご活躍をお祈り申し上げます。

麻の葉模様ブーム到来?!麻の葉模様入りの神具、折敷(おしき)が登場

さぬきいんべでは神社仏閣用の麻製品を調製する京都・山川の神具を取扱いはじめた7年前から、麻の葉模様のマスキングテープを包装につかっております。

製品や季節、人に合わせたりして使用するテープの色を細かくかえようと、見つけるたびに色の種類を増やしていっていましたが、先月気がついたら、8つの色がそろっていました。

8つの色がそろいました。(8は聖数)
8つの色がそろいました。(8は聖数)

 

八は末広がりとされ、八咫鏡、八百万の神、八咫烏、八岐大蛇、八柱御子神、八幡神社、八足など、8という数字をこよなく大切にする日本人です。山梨・身曾岐神社の火祥殿の中央の壇は八角形、秘仏・救世観音様がお祀りされている奈良・法隆寺の夢殿が八角形ですね。

 

一方、日本人は古来、目にふれるものをみて図案化する能力にたけていました。その根底にあるのは自然から与えられるエネルギーに感謝するという心です。一例を挙げれば、きものの稲妻柄は豊作の象徴。「稲と雷が結ばれ、実を結ぶ」と信じられていたからです。さらに雷は雨を呼びます。

麻の葉模様はご存知のとおり、魔よけの効果があるとされ、麻の神聖さや霊力を熟知し神事につかってきた日本人ならではの伝統的な模様です。建築、ファッションなどさまざまな分野で世界中に浸透しています。

もともと、赤ちゃんの着物である産着に麻の葉模様が用いられるのは、麻のようにまっすぐ育つことを赤ちゃんに願ったものでした。植物の霊気を身にまとうと言うとわかりやすいのではないでしょうか。

最近では、麻の葉模様入りの折敷(おしき)が登場しています。市松模様入りも。ちなみに素材は吉野桧です。

折敷とはヒノキなどの白木に縁をつけ、四角形の角の先を落としたお盆のことです。下に胴がつくと三方になります。

神様にお供えする神饌、神具(水玉、瓶子、平瓮)、鏡餅をのせるために用います。サイズが2.5寸と3寸があり、小物を置く台座としても使えるのではないでしょうか。

縁起のいい、麻の葉模様と市松模様の2種類、どちらを選びます?

 

 

・参考文献

「日本の建国と阿波忌部」林博章著

「神饌」写真・野本暉房、文・倉橋みどり(淡交社)

「きものという農業」中谷比佐子著(三五館)

講師宅で、精麻作品づくり【応用編】「石包み」の講座(愛媛県西条市、毎月開催中)

2022年5月から毎月開催中のはぐくみの木IKUKO先生による精麻作品づくりの講座(第1期)を見学させていただきました。

この日の講座は縄撚り、つまり麻縄をつくることを習得した方向けの応用編、「石包み」で、受講者が2名いらっしゃっていました。(定員3名)

講師によるつくり方の説明
講師によるつくり方の説明

 

南向きの明るい部屋で、お2人とも事前に必要な太さと長さでよってこられた縄で、講師の指導どおり、石(クリスタル)を包んでいきます。

1人の方は、用意した麻縄がかなり細いもので細かい作業になりなかなかきれいに石包みができませんでした。何度かチャレンジするうちに形になっていきました。

つくっているうちに石包みのクリスタルをブレスレット(講師の作例はペンダントヘッド)にという発想が湧き、その日のうちにペンダント兼ブレスレットとして完成されました。

もう1人の方は、もともと編み物の素養があり、用意した麻縄もクセのない素直な感じ。はじめてとは思えない慣れたご様子で着々と石包みができ、ペンダントヘッドとして完成。

きれいにできています?
きれいにできています?

 

少人数の講座ですので、わからないところはすぐ講師に聞くことができますし、そこから広がる世間話、会話も楽しそうなご様子でした。

なお、はぐくみの木IKUKO先生のご実家は神社(いわゆる社家)で、ご自身、神社の社務に携わってきておりますので、根っこの部分には神道が息づいていると思います。また、講座の中で「日本の神様カード」をつかったカードリーディングも、「日本の神様カード」公式インストラクターでありますのでおすすめです。

 

上記のような作品づくり(基本編、応用編)のほか、講師の養成講座もございます。場所は愛媛県西条市内です。日時など詳しくはお問合せください。先生をご紹介させていただきます。

国産精麻で手仕事、もの作りする方も増えていきますように。

国産大麻(精麻)・しめ縄【神居 和かざり】(TM)にざくろ染め版が追加

藍染め版と茜染め版があった国産大麻(精麻)・しめ縄【神居 和かざり】にざくろ染め版(黄色)が加わりました。

2016年誕生の藍染め版。
2016年誕生の藍染め版。

 

ざくろ染め版はやさしい感じ。
ざくろ染め版はやさしい感じ。

ざくろ染め版が生まれたことで、子供ができたように感じています。(もとは、世界の安寧を祈って加えました)

さらに、草木染めは色合いの美しさだけでなく、染料=薬草でもあり、植物には独自の薬効があります。それぞれ人の特定の細胞や組織、器官、そして精神と呼応する波動を有しています。

 

 

 

秋葉神社の祠に、とても丁寧なつくりで神々しい国産大麻(精麻)・ミドル鈴緒

2016年に登場した国産大麻(精麻)・ミドル鈴緒

このほど、お客様からとても丁寧なつくりで神々しい、感激ですとご感想をいただきました。

その名は神社の鈴緒とミニ鈴緒の“中間”ということで、職人がミドル鈴緒と命名。太さ約1.5センチ(5分)、長さ約30センチ(1尺)の鈴緒です。

登場から6年。国産精麻のミドル鈴緒。
登場から6年。国産精麻のミドル鈴緒。

本坪鈴は1寸径を採用、麻にややボリュームをもたせた形で、国産の大麻を次世代にという思いは変わりません。

お住まいのちかくに秋葉神社の祠(ほこら)があり、そこで使われる由。

神様もお喜びいただけることと思いますと結んでいました。

神様を大切にされる方が増えていきますように。

ジュエリーデザイナーと国産大麻(精麻)の撚り紐から生まれるもの

4月はじめ、麻縄活用コンテストの応募ではないのですがご報告です、と一通のメールをいただきました。

試作の段階のブレスレット、指輪、ネックレス等の写真が添付されていました。

18金と天然石を使ったシンプルな、神社仏閣用麻製品を調製する京都・山川(明治19年創業)の職人が撚った麻紐が活用された製品たちです。

4月下旬に、東京表参道での展示会でお披露目された由。

単に製品を展示するだけでなく、大麻の利用価値、伝統工芸についても説明したそうです。

職人による国産大麻(精麻)撚り紐と18金、天然石をつかったアクセサリー
職人による国産大麻(精麻)撚り紐と18金、天然石をつかったアクセサリー

 

これらは麻縄活用の事例の1つと思います。

ヒモ、縄でできることは、「むすぶ・たばねる・つるす・まく・かける・つなぐ・しばる・いろどる」。

麻紐、麻縄は神具仏具の分野はもちろんですが、それだけではないと思います。色合いが変わるだけでも印象が変わりますし、使用する場所がちがうと思わぬ役に立つこともあるかもしれません。まだまだ他にも現代にあった使い方、活用事例が出てくるように思います。

 

第2回大麻の麻縄活用コンテストを開催中(2022年7月31日締め切り)。

精麻飾りワークショップを経て、2022年5月より西条市にて講師育成講座を開催(第1期生を募集開始)

昨年、愛媛県下で開催、好評でしたはぐくみの木IKUKO先生による精麻飾りワークショップ。

5月より毎月、講師育成講座が西条市にて開催されます。(少人数開催)

精麻飾りワークショップの講師を目指す方だけでなく、また精麻に触れてみたい、作品を作りたい方もご参加いただけます。

昨年ワークショップで私がつくった精麻飾り(まとめ結びは藍染め精麻)
昨年ワークショップで私がつくった精麻飾り(まとめ結びは藍染め精麻)

 

詳細は下記のリンクをご覧ください。

5月第1期(5月27日~6月1日)講座の申込み募集要項およびフォーム 第1期申込み終了いたしました。

申込み、お問合せもフォームよりできます。

世界の安寧を祈って。国産大麻(精麻)・草木染め叶結びアクセサリーをお頒けいたします

GWも後半。いかがお過ごしでしょうか。

4月30日、愛媛県西条市内のお茶畑にて新茶のお茶摘みをさせていただきました。(前日を予定していましたが、雨の予報のためこの日にスライド)

毎年この時期に、神様へお茶をお供えするためお茶摘みをしており、そのお手伝いです。こちらのお茶畑は自然農法で、どれぐらい続けているかは聞けてないですが、ずっと続けられています。

大勢の協力で目標の100キログラムをお昼までに達成しました。製茶し50グラムを100袋お供えするとおっしゃっていました。

 

さて、昨年しめ縄の超早期ご予約特典(非売品)として頒布させていただきました京都・山川製の国産大麻(精麻)・草木染め叶結びアクセサリーに世界の安寧を祈ってざくろ染め(黄色)を加え、少量お頒けさせていただくことができるようになりました。

染めは藍染めと茜染め、そして今回加わったざくろ染めです。

山川5代目いわく、「小さいものの方が難しい」とおっしゃいます。シャネルの創業者、ココ・シャネルは、「ファッションとは、上級者になるほど引き算である」と言ったそうです。当然、分野はちがいますが両者の間には共通項があるように思います。

国産大麻(精麻)・草木染め叶結びアクセサリー
世界の安寧を祈って。藍染めとざくろ染め(左)。

お守りとして。アクセサリー、飾りとして。シンプルな手仕事の美しさと、染めのエネルギー、変化をもお楽しみいただけましたら幸いです。

四国の麻をひらく、麻栽培再生が最初になるのは愛媛か?そう思う理由とは

2016年、徳島県の吉野川市(旧麻植郡)は麻栽培の復活に向け、行政主導で機運醸成のため講演やシンポジウムを開催するなど動いていました。

神社や地名など麻と関わりがあるところが全国と比較して多く集中、麻の中心、聖地ともいえる同市。創業(香川県高松市にて)の動機が、日本の麻文化を守ること、四国の麻栽培の復活だった私はついにそのときがきたと、同市が発行する広報誌(麻の情報が連載されていました)をチェックしたり、同市主催の麻シンポジウム(県外から麻農家を招待し講演、ディスカッション)へ出かけたりしました。

その6年前、麻と関係が深い阿波忌部氏の研究の第一人者、林博章先生の講演が愛媛県松山市であった際の録画をみました。そのなかで、日本で国魂が女神であるのは、阿波(オオゲツヒメ)と伊予(エヒメ)のみでもとは女性原理の国だったからだと先生は語っていました(古事記の国生み条参照)。

阿波忌部との関わりがあるとも言われる伊豫豆比古命神社(松山市)
阿波忌部との関わりがあるとも言われる伊豫豆比古命神社(松山市)

もしかすると麻栽培が再びはじまるとしたら愛媛県が最初?とは思いましたが、そのときは完全に地元びいきの発想でその後、前述の吉野川市の麻栽培復活への取り組みがはじまるとそんな考えはまったく忘れておりました。

吉野川市の取り組みはその後頓挫となり、2019年にお隣、美馬市木屋平の阿波忌部直系、三木家により令和の践祚大嘗祭に麻織物・麁服(あらたえ)が調進され、いまは2022年。大麻取締法の大幅改正がささやかれています。

1939(昭和14)年のデータ(「大麻のあゆみ」長野県大麻協会発行)では、四国のなかで大麻栽培面積が一番広かったのは愛媛(7.5ヘクタール)で次いで高知(7.1ヘクタール)、香川(0.1ヘクタール)とつづきます。(ただし、徳島はデータなし)

いい麻ができるのは寒暖差の大きいところと聞いたことがあります。三木家第28代当主の三木信夫さんもそのようなことをおっしゃっていました(三木家は標高550メートル付近)。いまで言えば、お茶の産地と一致するでしょうか(少し小高いところにありますね?)。

愛媛のエヒメとは、前述のように女神に由来します。神様のお名前が都道府県名であるのは全国で、愛媛だけです。それから、三木家をのぞいて麻栽培が最後におこなわれていたのも愛媛(八幡浜市の五反田柱祭りのたいまつ用に2007年ごろまで大洲市で栽培)、、

円安、コロナ禍も含めて日本にかぎらず世界中で自然現象、地震、噴火など神様のお働きが強く感じられる昨今。当初から言われているとおり、改正大麻取締法が「伝統的な大麻文化の保護」の方向にシフトされるとしたら、新規就農が現在より認められやすくなるとしたら、日本で唯一、女神のご神名がそのまま県名になっている愛媛が、麻栽培再生の先駆になるかもしれません。

※復活よりも軽い響きである「再生」を選んで記事タイトルといたしました。

 

 

・参考文献

「現代語古事記」竹田恒泰著(学研)

「日本の建国と阿波忌部」林博章著

「大麻という農作物」大麻博物館著

愛媛県の県名の由来

「吉野川市麻シンポジウム」でした(岸田益雄公式ページ)

神社界唯一の専門紙「神社新報」に、大麻(あさ)の話題の掲載を目標に

先日、ある用件で知り合いの神職(宮司)が神社新報(令和4年3月21日付)を1部送ってくださいました。

神社新報の紙面
神社新報の紙面

まず読んで思ったのが、麻の話題がないこと。

神社界唯一の業界紙、専門紙に神の依代、神の宿る繊維といわれる大麻(あさ)についての記事がないのはさみしい。(精麻の広告はありました)

そのなかでも、3月に開催された若い方が所属すると思われる神道青年全国協議会主催の中央研修会や、神職の後継者不足に取り組み成果を上げている大阪天満宮の記事など、コロナ禍のなか課題に取り組もうとする動きが読み取れます。

同紙は、月4回毎週月曜日の発行で、冒頭の神職いわく、発行している神社新報社は神社本庁系の組織ですので、基本的には本庁所属の神社の記事が大半だそう。

ときは4月。新年度のはじまりにこのような新聞をいただくのは神意を感じます。(誰かが声をあげなければはじまらないと思います)

さまざまな形で動きが広がっていくよう精進させていただきます。