お盆といえば、迎え火・送り火等でつかわれるオガラ(麻幹)。
オガラといえば、愛媛県八幡浜市の五反田柱祭り(愛媛県指定無形民俗文化財)。
この祭りは、毎年8月14日、同市五反田地区で無病息災や五穀豊穣を願うお盆の伝統行事として開催されている四国唯一の火祭りです。
約400年前、戦国時代に敵と間違えて矢を射られた修験者の霊を供養するためにはじまったとされます。
長さ20メートルの柱の先端にカゴが取り付けられ、このカゴをめがけてオガラ製の松明(たいまつ)を投げ込み点火します。
柱祭りのルールは、「松明を投げ、柱の頂上のカゴに火をつける」というもの。
ただし、柱の高さが20メートル(ビル7階の高さ)でその高さまで松明を投げるのは簡単ではなく、なかなか火がつきません。(見事、頂上のカゴに火をつけた選手がその年の優勝者です)
五反田柱祭り保存会の会長によると、神事が19時半から、祭りが20時からはじまります。祭りへの飛び入り参加も可能だそうです。
ちなみに、2007年頃までこの祭りのために隣の大洲市で大麻が栽培されていたと聞きます。
この伝統行事への関わり方は人それぞれ。
参加者として、支援者として、観客として、、1人ひとりの思いが伝統を未来へつないでいきます。
引きつづいて、四国の麻栽培再生を願うキャンペーンpart3(再)を継続中です。
・参考文献
「広報やわたはま」2022年9月号