さぬきいんべ 現代の装束店への道のり

京都の装束店のことを聞いたのは2014年の9月。

京丹後で玉造りをしている青舟(せいしゅう)さんから神社仏閣用の麻製品を調製する京都・山川の山川正彦さん(5代目)をご紹介いただき、山川さんから以下のことをうかがってからです。

神社仏閣用の麻製品は京都に20軒くらいある装束店が窓口になっていると。

要は、神社仏閣から装束店へ注文がいき、装束店が神社仏閣とやり取りしたり取り付けをしたりするとのことでした。

そして、山川さんから4年前くらいより(さぬきいんべは)装束店と時々言われるように。最初はエ?という感じでしたが、一般のお客様に加え神職様や神社様から注文をいただくようになりだんだん自覚するようになってまいりました。

昨年8月には京都御苑の堺町御門前にある黒田装束店を青舟さんの付き添いでたずねました。この装束店が扱う巾着袋や名刺入れなど有職小物(平七)を求めたいとの理由でした。(あとで知ったのですが、このとき応対していただいたのが女将、黒田知子さん)

黒田装束店(京都市)にて
黒田装束店の玄関。しめ縄とともに。

あと、勉強のため京都の神具店を見学したいと山川さんに言うと、伏見稲荷大社の下参道沿いの神具店をご紹介くださいました。こちらはまだ行けていませんが、一度行ってみたいと思っています。

希望としては、さぬきいんべは伝統的な神具類は京都の装束店へお任せし、麻文化の再興といいますか新しさを感じさせるものを取扱いしてまいりたいと考えております。

まだ四国の麻栽培復活と同じように道半ばですが、一歩一歩こちらも前進してまいりたいと思います。

どうかよろしくお願い申し上げます。

国産精麻の五色緒サンプルができました(貸し出しできます)

このほどお客様のご依頼により、極上国産精麻の五色緒のサンプルができました。

1つは草木染め、もう1つは化学染料によるもの。五色緒に近い形でできております。長さは5尺(約150センチ)です。

国産精麻五色緒の感触、草木染めと化学染料の染色のちがいなどを確認したいということで、上記のサンプルを作らせていただきました。

何度もお伝えしていますように神社仏閣用の麻製品の染色は、現在99%以上が化学染料によります。化学染料の染色と草木染めの染色の比較にもお役に立つと思います。

実物を目で見て確かめたい、触れてみたいという方は仰ってくだされば貸し出しいたします。(ただし、貸し出し中の場合はお待ちいただく場合があります)

お問合せ先メールアドレス:info☆sanuki-imbe.com(☆を@に変えてください)

タイトルを「五色緒サンプル」でお願いいたします。

よろしくお願い申し上げます。

国産大麻(精麻)しめ縄&ミドル鈴緒で清々しい新年を!早期ご予約案内

本年もあと3ヶ月になりました。しめ縄&ミドル鈴緒の早期ご予約の受付を開始いたしました。

今年はしめ縄(大根型、牛蒡型)、神居和かざり《きなり》に紙垂付きが加わりました。(紙垂をご自分でつけられる方は説明を作成しております。こちらを参考にしてください)

特典として、極上国産精麻1本、とあわせまして四国の麻栽培復活を願うキャンペーンの「あわむすび」(なくなり次第終了)をプレゼントさせていただきます。※先にご予約いただいている方もプレゼント対象になります。

お届けは2020年12月20日頃から順次発送予定です。日時指定も承ります。

また、こんなのしめ縄または鈴緒ができないかというご要望も歓迎です。※現在のところ、webページでご紹介しているものでは紙垂付きが人気、それ以外では神居和かざり《きなり》の前垂れ無し、大根型しめ縄の長さ3尺等のご予約をいただいております。他にも鼓胴型しめ縄、井戸用のしめ縄のご注文をいただきました。ありがとうございます! (こちらの麻縄に紙垂をつけるのもおすすめです)11月20日追記

しめ縄&ミドル鈴緒の早期ご予約専用ページ 早期ご予約受付を終了いたしました。多数のご予約ありがとうございました!

※お電話、FAX、メールでのご注文も承っております。

日本の文化、はるか縄文の昔から大切に、また地名や人名にも使用されてきた麻。国産大麻(精麻)のしめ縄、ミドル鈴緒で清々しい新年を迎えましょう。

さぬきいんべでは、すべて切り火をしてお送りさせていただきます。

「火は日であり、さらに霊(ひ)であって誠に尊い霊妙(人間では計りしれませぬ不思議なこと)なものでございますと教わりました。」(元内掌典・髙谷朝子)