ある日突然訪れた糸魚川ヒスイ勾玉との出会い

2011年9月3日でした(9月3日は私の誕生日)。

「相互リンクお願いできませんか?」と玉造り工房「フルタマのヤシロ」というwebページの運営者からメールが届いたのは。

そのときwebページを拝見し、はじめて糸魚川ヒスイの勾玉を見ました。その美しさに感動し涙が出てきたことを思い出します。

勾玉の作り手は青舟(せいしゅう)さん。京都府の北部、京丹後にお住まいで、電話で話をして、さぬきいんべでペンダントにし販売させていただく運びになりました。たしかちょうど肥松の勾玉のペンダントを製作した後で、提案させていただいたところ快諾を得たしだい。

第1号モデルは「天座(あまざ)」。透明度の高い小ぶりの勾玉で国産精麻をなったヒモがついています。公開後ほどなくしてそのペンダントをお求めになったのは、なんとジュエリーデザイナーで、こんな感想をいただきました。

私の日頃の宝飾品デザイン・制作に際しても、さらっとした良い風が吹いてくる、そんな感じを受ける仕上がりを目指していますが、玉は更にしみじみとした良さを感じますね!宝飾品に於ける翡翠の品物とは別の世界が広がっています。

 

糸魚川ヒスイ勾玉ペンダント「天座(あまざ)」(第1作)
糸魚川ヒスイ勾玉ペンダント「天座(あまざ)」

その後、次々と勾玉、あるいは大珠のペンダントを必要な人の元へ届くように製作してます。(お求めになる人の声を聞いていると、この玉は本物であることがわかります)必要な人、必要な時期があるんでしょう。

縁とは不思議です。私は探していません。勾玉も向こうからやってくるのです。

あとで、「さぬきいんべ」という名前に起因(名は体を表す)していることが薄々わかっていきましたが、そのときはわからずご縁を大切に流れに乗っていったのが現在につながっています。

青舟さんとは2016年はじめに京都市内ではじめてお会いしました。電話の声のイメージと実物はぜんぜん違っていました。

青舟さんのお話はおもしろいです。

勾玉についてはいわゆる三種の神器の1つで、最後に来るのが勾玉と青舟さんがよく言っています。私もそんな気がします。

値段が高騰する前にどうぞ。(2016年、国石にヒスイが選定されてから、原石の価格は上がっていると聞いています)

さぬきいんべプロデュース、青舟さんの勾玉ペンダントはこちらへ。

今後も新作を作り続けたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)>