愛媛県の一部に、力紙に塩を包んで精麻で結んだ「えどそ」というお守りのようなものがあります。
SNSで県内の神社の宮司がご紹介されていて、知りました。
地域でいいますと、今治市菊間から松山市城北、三津地区のお祭りで神輿渡御の際、神職がかけたり、輿守(こしもり、お神輿を担ぐ人)がつけたり、子どもはこれに鈴をつけたりするようです。
麻は神の依り代、神様の宿る繊維といわれ、神社やお寺でいろいろ使われています。
先月、愛媛民芸館、五百亀記念館で開催されていた沖縄・喜如嘉の芭蕉布展へ行き、芭蕉布の小さな袋に塩(マース)を入れたストラップをたまたま手に入れていました。
塩を包んでいる点で、「えどそ」と同じと思いましたし、芭蕉はもともと薬草で、織られた着物は「体内に宿る魂を守る」という神秘的な力をもつと信じられていたそうです。
厄よけ、魔よけ、身を守る文化として、日本中いたるところにある(あった)ものではないでしょうか?
四国の麻栽培再生キャンペーンpart3(再)を延長、継続中です。