ご神職(ご僧侶)様からご紹介で神具(仏具)類の「紹介割引」開始

3月1日より、ご神職(ご僧侶)様よりご紹介の方は、神具(仏具)類の紹介割引をさせていただきます。

このような方はいらっしゃいませんか?

麻の神具(仏具)を取り入れたいが、神社(寺)の経営が、、

・麻の神具(仏具)は高価、、

・神職(僧侶)として日本の麻文化を守りたい。

・知り合いの神職(僧侶)がつかっている麻の神具(仏具)をうちでもつかいたい。

 

国産精麻のしめ縄と鈴緒(神社の拝殿)
国産精麻のしめ縄と鈴緒(神社の拝殿)
神楽鈴・国産精麻の五色緒付き(草木染め)
神楽鈴・国産精麻の五色緒付き(草木染め)
前天冠(花冠)・国産大麻(精麻)五色房付き
前天冠(花冠)・国産大麻(精麻)五色房付き

 

国産精麻の鰐口紐(寺の本堂)
国産精麻の鰐口紐(寺の本堂)

 

開始日:2022年3月1日~

紹介割引額:合計金額の5%割引

対象:麻の神具、仏具(精麻小物は除く)

※ご紹介されたご神職様、ご僧侶様のお名前をお知らせください。

ご不明点はお問合せくださいませ。よろしくお願い申し上げます。

 

国産大麻(精麻)五色緒付き神楽鈴での浦安舞、東京・戸越八幡神社

戸越八幡神社様では、毎月1日に皇室の弥栄、国家の隆盛、そして氏子崇敬者皆さまのますますの繁栄と日々の神恩感謝を祈る月次祭(つきなみさい)を執り行っております。

2021年11月より、巫女による浦安舞(※)が国産大麻(精麻)草木染め五色緒付き神楽鈴(鉾先鈴)を用いて奉納されております。

月次祭(8時半~)はどなたでも参列できます。

また、毎月朔日(ついたち)の11時~、13時~、15時~(計3回)には神楽殿にて巫女による浦安舞の奉納も予定しております。(当日の天候や混雑状況により変更がある場合がございます。詳細は戸越八幡神社様へお尋ねください)

(※)浦安舞は、巫女4名が扇と鈴を手に舞いますが、前半の扇の舞は祝いの象徴である檜扇(ひおうぎ)を持って舞われます。扇のかなめを中心に豊かに開けゆく中心唯一の世界を表現しています。後半の鈴の舞は三種の神器(剣・鏡・勾玉)をかたどった鈴を手に舞い、その清らかな音色が万物を清め、美しい響きが神と人との心のふれあいを表現します。(現在はメンバーが3名のため2人が檜扇、1人が鉾先鈴または神楽鈴)

巫女いわく、観ていただいて一緒に「心洗われていただきたい」と申しております。

ご参拝されませんか?

下記は鉾先鈴による鈴の舞部分と、ご参拝の方がInstagramに投稿された短い動画(神楽鈴のよる)です。

 

 
 
 
 
 
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同神社様の禰宜さんが「これからは『本物』が残っていく時代だと思うので、広めていきましょう」とありがたいことに仰ってくださっております。

国産大麻(精麻)の五色緒付き鉾先鈴で、「浦安の舞」の奉納が実現!

昨秋に納めさせていただいた国産大麻(精麻)の草木染め五色緒付き鉾先鈴で、「浦安の舞」の奉納が実現しました。

コロナ禍により神事や神社のお祭りも規模縮小や中止を余儀なくされ、どうなることかと思っておりましたが、今年後半になってようやっと、この時がきたかという思いです。

 

代表的な巫女舞である浦安の舞は、もともとは皇紀2600(1940)年を祝ってつくられました。歌詞は1933(昭和8)年に歌われた昭和天皇御製のお歌「天地の神にぞ祈る朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を」を用い、これに当時の宮内省楽長・多忠朝(おおのただとも)氏が作曲振り付けをしました。

浦安とは心やすらかという意味で、古くわが国が浦安の国とも呼ばれたのは風土が美しく平和な国であったことを示しています。

巫女4名が扇と鈴を手に舞いますが、前半の扇の舞は祝いの象徴である檜扇(ひおうぎ)を持って舞われます。扇のかなめを中心に豊かに開けゆく中心唯一の世界を表現しています。後半の鈴の舞は三種の神器(剣・鏡・勾玉)をかたどった鈴(=鉾先鈴)を手に舞い、その清らかな音色が万物を清め、美しい響きが神と人との心のふれあいを表現します。

 

国産精麻の草木染め五色緒付き鉾先鈴での浦安の舞の奉奏(奉納)は、今年8月、長野県軽井沢の熊野皇大神社様でを皮切りに、その後、11月から東京都内の神社の月次祭で奉奏されているそうです。(現在はメンバーが3名のため2人が檜扇、1人が鉾先鈴または神楽鈴)

神職の仲間うちで精麻の草木染め五色緒は「麻(の五色緒)、いいですね」と好評で、参列者から「(麻だと)ありがたみを感じます」などお声をいただいているとのこと。

精麻の五色緒は2017年に最初、神社仏閣用麻製品を調整する京都・山川により、現在主流の化学染料で染めたものからはじまり、昨春、お客様のご要望により草木染め版ができ、そして今回の話につながってまいりました。

熊野皇大神社様のFacebookページ投稿と、ご参拝の方が撮影された東京の戸越八幡神社様での浦安の舞のInstagram投稿(短い動画)をシェアさせていただきます。(いずれも国産精麻の草木染め五色緒)

 
 
 
 
 
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・参考文献

「図解巫女」朱鷺田祐介著(新紀元社)

鋭い感受性を持った「巫女体質」、松井久子先生のご著書を読んで

このほど、瓊奈川神社宮司 松井久子先生のご著書、「巫女体質」(SeleneBooks)を拝読いたしました。

さぬきいんべでは、2017年から国産精麻の五色緒がついた神楽鈴、鉾先鈴を取り扱うようになり、その関係で巫女や巫女舞について調べていますが、女性が書いた書籍は今までなかったと思います。

 

この「巫女体質」という本は2021年10月に電子書籍として出版されました。

内容は一言で言えば、鋭い感受性を持った巫女体質の人たちに向けてのメッセージです。なかなか人に言えないことだと思いますし、巫女体質のことは巫女体質でないとわからないと思います。

それと近年、巫女体質という言葉が一人歩きしていることを受け、日本の精神文化を支える「巫女」の品位をおとしめてしまう恐れがあると懸念し、本を書かせていただくことにしたそうです。

ご購入者に新・巫女体質チェックシートのプレゼント付き。

この本を読んで救われる人がいらっしゃるかもしれません。

宮司として、また戦没者の慰霊や神前神楽舞の指導をし「巫女」を養成するかたわら、巫女体質とうまく向き合えずに悩んでいる方の支援をする巫女体質、巫病の専門家としてこれまで3000人以上の巫女体質の方と向き合ってきた松井先生の本をご紹介させていただきました。

神楽鈴(巫女鈴)・国産精麻五色緒付きの名前募集のお知らせ

先月こんな記事を書きました。

本年よりやっと精麻の藍染め以外の草木染めによる製品ができるようになり
ました。第1弾は神楽鈴(巫女鈴)・国産精麻五色緒付き、五色の緒が草木染め版です。

これを記念して、下記の神楽鈴のネーミング(名前)を皆さまより募集させて
いただきます。(会員以外の方にも告知いたします)

ふさわしいネーミングをお考えいただけませんか?

https://www.sanuki-imbe.com/SHOP/HG1410013.html

京都の錺(かざり)金具師と麻縄職人から生まれた、他にない古くて新しい神具。〔一般に存在しているのは化学繊維か絹製の五色緒です。「古語拾遺」という書物に天の岩屋戸にお隠れになった天照大御神(あまてらすおおみかみ)の心をひくために天鈿女命(あめのうずめのみこと)が鈴をつけた矛を持って舞ったことが記されこれが巫女舞の起源とされていますが、この矛には精麻がついていたかもしれないです〕

採用された方には、同じ神楽鈴をお1つプレゼントさせていただきます。
ふるってご応募ください♪

募集期間:2020年3月31日(火)まで。

募集を締め切らせていただきました。ご応募ありがとうございました。

応募方法:メールにて、この神楽鈴にふさわしい名前と、その名前を選んだ理
由をお送りください。メールのタイトルを「神楽鈴のネーミング」でお願いいたします。

送付先メールアドレス:info☆sanuki-imbe.com(☆を@に変えてください)

賞品および発表:採用された方には、上記の神楽鈴(従来版、または草木染め
版のいずれか)を1つプレゼントいたします。
また、今後商品名(神具名)として使わせていただきます。

草木染めの精麻を業界標準にという夢

2015年に、神社仏閣用のしめ縄や鈴緒、鰐口紐など麻製品を調製する京都・山川と知り合い、製品を取り扱いはじめて、えっ?と思ったことの1つが、精麻を染色する際に用いるのが化学染料であることでした。

創業以来、さぬきいんべではヘンプ衣料を主に、草木染めの製品を取り扱ってきていたからです。それ以前に古神道がベースにあるので自然順応的な考えはごく普通にあります。

なぜ化学染料が使われるかというと価格が理由とのことです。白い精麻が尊ばれる、精麻の漂白とは理由は異なります。

そんな中、山川の製品を扱いはじめてまず藍染めの製品を2016年に投入、それが神居 和かざりの藍染め版です〔京都・祇園祭の山鉾に藍染めされた精麻が用いられる、それにヒントを得ました。先人の知恵と思います。(参考)京都に夏を告げる祭り「祇園祭」〕。

このたび、待望の草木染めの製品、神楽鈴・国産精麻五色緒付きを取り扱い可能になりました。2尺5寸(約75センチ)の五色の精麻の緒を草木染めの五色で対応いたしました。

草木染めとは現代のように化学染料がなかった時代の染色方法です。

「草木は人間と同じく自然より創り出された生物である。染料となる草木は自分の命を人間のために捧げ、色彩となって、人間を悪霊より守ってくれるのであるから、愛(なさけ)をもって取扱い、感謝と木霊(こだま)への祈りをもって染の業に専心すること」-古代の染師の間に語り伝えられた「染色の口伝」の一節である(前田雨城著『日本古代の色彩と染』)。

古代の人々は強い木霊の宿る草木を薬草として用い、その薬草で染めた衣服をまとって、悪霊から身を守りました。まず火に誠を尽くし、よい土、よい金気、素直な水をもって、命ある美しい色を染めました。

いずれも天地の根源より色の命をいただいたというわけです。

化学染料による染色にはない、素朴さ、色の深み、質感、、

化学染料は色と色を混ぜ合わせることによって新しい色を作ります。単一の色では色に底がありません。また化学染料は脱色することができますが、植物染料は脱色することができません。

人間が主か、自然が主か、、

神様(仏様)に自然の循環型のものを捧げさせていただく、またサステナブル、持続可能な社会にという流れの中、神社仏閣の麻製品でも草木染めが標準になっていったらいいと思わずにはいられません。(^^)/

山門にかけられた国産精麻しめ縄と草木染め垂れ(四国霊場22番札所・平等寺)
山門にかけられた国産精麻しめ縄と草木染め垂れ(四国霊場22番札所・平等寺、2017年)

 

・参考文献

「色を奏でる」志村ふくみ・文、井上隆雄・写真(ちくま文庫)

「函谷鉾(財団法人設立三十周年記念)」財団法人函谷鉾保存会編