千葉・館山市に鎮座する安房神社のお守りを東京・瓊奈川神社宮司からいただく

4月はじめ、安房神社(千葉県館山市)のお守りを東京・瓊奈川(ぬなかわ)神社宮司・松井久子先生から封書でいただきました。

一筆せんに先日、ご縁があり安房神社を参拝し、同神社は阿波地方(四国)から渡ってきた忌部氏による創建で、ご神縁を感じたため、お守りを同封させていただいたことが書かれていました。

忌部氏とは、ケガレを忌み嫌い神聖な仕事に従事する集団で、上代から宮廷祭祀具の製造や神殿・宮殿造営に従事してきました。

安房神社(千葉県館山市)の拝殿(写真も後ほど松井先生からいただきました)
安房神社(千葉県館山市)の拝殿(写真も後ほど松井先生からいただきました)

また、つづけて「精麻にかかわる方が絶えず霊的に守られ、喜びと幸せに包まれながらますますご発展されますように」との文言をいただき、お心遣いに恐縮いたしました。(私がいただいたのは紺色のお守りで、もう一方へは色違いのお守りを贈ったそうです。神紋の菊花紋入りです)

すぐお礼のメッセージと電話をさせていただき、お礼をお伝えいたしました。松井先生、お心遣い誠にありがとうございます。

昔は、麻を「総(ふさ)」と呼びました。よって、千葉県は総国(ふさのくに)、上総(かずさ)、下総(しもふさ)と呼ばれ、阿波忌部がいるところは故郷の阿波をしのんで安房国(あわのくに)と名付け、館山市に安房神社が建てられたのです。

なお、瓊奈川神社のご祭神は瓊奈川姫大神様で、国つ神です。同神社とはこちらの記事にある経緯で2020年にご縁をいただきました。さぬきいんべの名前は讃岐国(現在の香川県)を開拓した讃岐忌部氏に由来しますが、創業後、出会う人や場所のご縁は出雲、国つ神系が多いと思って今日にいたっております。

 

先月、同じ忌部氏創建の安房神社(栃木県小山市)にお客様が拙記事をきっかけに「生家のすぐ近くで氏神様では?」と思い参拝されたことを報告いただいたばかりです。

同神社のご祭神は千葉・館山市の安房神社と同じ忌部氏の祖神(日本産業の総祖神)、天太玉命。ちなみに天つ神です。こちらの安房神社は千葉県館山市の安房神社を守る人たちの一部が良い土地をもとめてこの地に永住し、神を祀り、粟の栽培をしたようです。

麻を扱う阿波忌部はじめ、諸忌部が活躍、各地でいま天太玉命、諸神がお働きになっているのを感じませんか?

※2023年4月12日更新の瓊奈川神社宮司、松井先生のブログ巫女体質™️のためのお清め教室 ~にほんの暮らしを愉しむ~で「おお麻が繋ぐご神縁」のタイトルにて当記事をご紹介いただきました。

 

 

・参考文献

「日本の建国と阿波忌部」林博章著

「徳島と日本各地を拓いた阿波忌部」(一般社団法人忌部文化研究所)

国産精麻の製品を介して、「巫女体質™」の先輩から後輩へ受け継がれる真心

新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

昨年の暮れ、瓊奈川(ぬなかわ)神社宮司の松井久子先生が「巫女体質™」の先輩から後輩へ、受け継がれる真心と題してブログでご紹介くださいました。

同神社では家庭祭祀を学ぶ「お清め士講座」を開講しておりますが、このほど先輩(5期)お清め士から後輩(6期)へ卒業(お清め士認定)のお祝いの品が手渡されたそうです。

ご紹介されているとおり、さぬきいんべの祓い具(精麻製品)を手づくりの熨斗(のし)と水引をかけて贈られるのが伝統になっているとのこと。

誠にありがたいことです。

はじまりはブログのリンク先に紹介されていますように、2020年9月、同講座2期生の西田さんが国産大麻(精麻)・ミニ鈴緒を工夫して箱詰めし後輩へ贈られたことから。(職人により箱詰めすることもできますが、このときはミニ鈴緒と箱をご注文いただき、同じ結ぶことでも個性が出ることから、ご自分で箱詰めしたらより心のこもったものになるのでは?とご提案)

箱詰めした写真を西田さんが送ってくださり、想像以上の創造(オリジナル)性に驚いたことを思い出します。

今回贈る側となった方(5期)からは「皆でさぬきいんべ様のお品を手元に持つことでさらに一体感が生まれているようにも思います。」と、また松井先生から「さぬきいんべさまのお品は、お清め士の暮らしを支えてくださるありがたいものばかりで、感謝しております。」とお言葉をいただいております。

なお、なぜお清めが必要なのかや、お清め士講座については2021年10月に電子書籍として出版されている松井先生のご著書、「巫女体質」(SeleneBooks)がわかりやすいと思います。(こちらで試し読みもできます)

 

今後も良いものができるように日々精進してまいります。国産精麻の製品の普及と発展を祈りつつ。