つくる人集合。第3回大麻の麻縄活用コンテストを2年ぶり開催、ご応募受付中

2年ぶりに第3回大麻の麻縄活用コンテストを開催させていただきます。

つくる人を増やしていく、クリエイティブな人を育てていきたいという想いのもと、本コンテストは麻縄を作らなくても、活用法のアイデア、創造性を競うコンテストです(もちろん麻縄をつくってのご応募も大歓迎)。

さて、麻縄(麻ヒモ)は神社のしめ縄鈴緒(鈴縄)、お寺の鰐口紐(わにぐちひも)、山車の曳き綱、また製造工程は違いますが締め太鼓や大鼓(おおかわ)、小鼓に掛けられた調べ緒などとして使われています。芸術分野において過去にこのような作品、ファッション(MEN’S NON-NO誌)では浴衣の帯にしたものもございました。近年、手仕事が見直され、伝統工芸、民藝、また職人やご自分がつくったものをアクセサリーとして身につけたり、ディスプレイ用にしたり、ふだん目にする機会も増えているように思います。

 

この麻縄活用コンテストは、日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った使い方を募集しその可能性を問うのが狙いです。(そして、ますます活性化しますように)

なお、過去のコンテストの結果は下記のとおりです。

第1回(2021年)

第2回(2022年)

第3回はこれまでの優秀賞、特別賞の他、世界が平和になるような活用法、ものに与えられる「みろく賞」が新設されました。

このコンテストから思わぬ才能が開かれるかもしれません。

 

麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?
大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?

 

調べ緒(麻ヒモ)の例
調べ緒(麻ヒモ)の例

<募集要項>
・募集する活用法
日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った活用例を募集します。神具、仏具はじめ、伝統工芸、アート、手芸・アクセサリーなど問いません。いろいろな活用法をご応募ください。

ヒモ、縄でできること→むすぶ・たばねる・つるす・まく・かける・つなぐ・しばる・いろどる

<応募のルール>
・応募はお一人様何口でも結構です。
・どこにポイントがあるか、その魅力などアピールポイントを明記してください。
・このコンテストはメールでご応募できます。メールアドレス info☆sanuki-imbe.comへ活用例の写真と、上記のアピールポイントを添え、件名「麻縄活用コンテスト」にてお送りください。※☆は@に変えてください。
・未発表のものに限りません。ただし他のコンテスト等での受賞作品はNGです。(麻縄、麻ヒモは自作、他作問いません)

<審査と発表>
・厳正な審査のうえ、受賞者を決定いたします。(審査基準「現代」「日常」「美」「社会性」「職人性」)

・締め切りは、2024年10月31日(木)とさせていただきます。受賞者の発表は当ページ、さぬきいんべ通信上にて行います。

<賞の内容>
・優秀賞(1名)
・みろく賞(世界が平和になるような活用法、もの)(1名)
・特別賞(1~2名)

日本舞踊家・花柳凛さんの舞台に糸魚川翡翠の勾玉と国産精麻の紐

2022年秋に、第1回 花柳凛 京丹後舞踊公演(京都府丹後文化会館)において日本舞踊家・花柳凛さんにより、玉匠・青舟さんが製作した糸魚川翡翠の勾玉が使われました。

これは青舟さんから聞いておりましたが、このほど花柳さんのホームページがリニューアル、その舞踊の動画が公開されています。

Gallery」の項目の下方、「祈日月物語」という上記公演の新作舞踊劇の動画(2分弱)です。〔同じく、「有涯-丹後七姫より-」の新作舞踊の動画(約1分半)も見ることができます〕よければご覧ください。

赤い衣裳に、髪を精麻で結った花柳さんの胸元に糸魚川翡翠の勾玉、そして勾玉を首から下げる紐は神社仏閣用の麻製品を手がける京都・山川による国産精麻の紐

勾玉は、青舟さん製作、出雲3作の1つ「神魂(かもす)」です。

大きさは高さ約4センチで、舞台でも存在感があると思いませんか?

 

さて、このタイミングで花柳さんの古代日本のエネルギーを世界へ紡ぐプロジェクト「祈日月(きひつき)」が5月5日に始動するそう。

『子供達に「この星に生まれてよかった」そう思ってもらえる明日をという想いに向け動き出します。』とのこと。

花柳さんの活動に注目していきたいと思います。