11月17日開催、日本「麻」文化フォーラム展示用の国産大麻(精麻)製鈴緒が完成

取扱い製品を皆さまに見ていただく自宅の展示ギャラリー国産大麻(精麻)製の鈴緒(すずお)をと思っていました。

鈴緒とは神社の拝殿前に吊されている綱で、参拝者が振り動かして鈴を鳴らすための神具です。

このほど、11月17日開催の日本「麻」文化フォーラムでの展示用にその鈴緒を製作、完成しました。

太さは1寸(約3センチ)、長さは3尺(約90センチ)の貴重な国産精麻でできたもの。六角桐枠付きの本格派で、一般の神社向けなどとしてよく出るサイズでもあります。

当日はこの鈴緒を振って、本物の「鈴祓え」を体験していただきたいと思っております。

鈴はその音色で神霊をまねくとされ、鈴緒を振ることでその人を祓い清めることから「鈴祓え」と呼ばれています。精麻でなわれた鈴緒は神霊と人をつなぐ架け橋です。

日本麻文化フォーラム2024(愛媛県伊予市)

 

日本麻文化フォーラム2024(愛媛県伊予市)

当日は4名のゲストと、出店で東京ほか、四国4県から同志が集まります。

ゲストの吉岡敏朗監督は2017年、徳島・大麻比古神社への麻のしめ縄奉納の際にお会いしました。

また、岡沼隆志さんは2016年、京都での麻のイベントの際、お会いしましたが、当時こうおっしゃっていたことを思い出します。「個人的に毎年、(香川県)善通寺市の大麻神社と、奥の院にあたるのでしょうか?大麻山の龍王社(実際は金刀比羅宮の末社)にお参りさせていただいておりご縁を感じます」

11月17日、会場でお待ちしております。(別の日でもお問合せいただければこの鈴緒を見ていただけます)

四国の麻栽培再生キャンペーンpart3(再)も11月17日まで延長して開催中です。

みろく涼香舞をグループホームでも。国産大麻(精麻)五色房付きの前天冠とともに

再三ご紹介しています謡曲仕舞奉納家・一扇様。

観世流梅若派緑幸会 井上和幸師と井上貴美子師に師事。

お能の美しい曲を謡いながら舞う「みろく涼香舞(すずかまい)」を、世界平和と皆さまの幸福を願い神社仏閣等で奉納されていますが、このたびはじめてグループホームで舞われた由。

一扇様のブログ「和み文化の風の声」によると、義母から着物で来てほしいとリクエストがあったものの、厳しい暑さなどでなかなか実現しなかったのが、諸々タイミングが合い、9月が義母の誕生月ということもあり、グループホームの職員の方々も受け入れてくださり、みろく涼香舞を舞わせていただくことができたそうです。

義理の母だけでなく他の方々も笑顔で喜んでくださいました。

また施設で働いていらっしゃる方々もたいへん喜んでくださいました。

笑顔の義母とのツーショット、一扇様のSNSでは、当日のみろく涼香舞を舞うショートムービーもアップされ、皆さまに何かが伝わったのだと思います。

すばらしい活動と思いました。前天冠・国産大麻(精麻)五色緒も陰で活躍しうれしい限りです。

 

戦国最強の剣豪・塚原卜伝のドラマにみる巫女(物忌)の姿

9月1日朝、テレビをつけると、「物忌(巫女)采子」の字幕と精麻を頭に巻いた幼い子どもの姿が目に飛び込んできました。

精麻が映るあまりのタイミングのよさに引き込まれ、最後まで見てしまいました。

これは堺雅人さん主演の時代劇(原作・津本陽)の再放送で、塚原卜伝(ぼくでん)とは、戦国時代、鹿島(いまの茨城県鹿嶋市)に生まれ、17歳で武者修行の旅に出て、生涯数多の真剣勝負や合戦にのぞんで一度も負傷しなかったという伝説的な剣豪だとか。

ドラマのなかで、堺雅人さん演じる塚原新右衛門は巫女(物忌)から2度ほど、神託を伝えられていました。

物忌は古代より神託を伝える巫女として鹿島大神宮で最も重んじられてきた神職、このドラマは舞台となる鹿島神宮や室町時代の風俗、文化などを忠実に再現しようとしているようで、描かれていた巫女のシーンも精麻とともに日本の原風景と思われます。

9月1日放送の第7話「卜伝見参」は最終回で、9月8日(日) 午前6:52 までこちらで見逃し配信中です。

興味がある方はご覧ください。

ちなみに、冒頭の「物忌(巫女)采子」とは、先の巫女の没後、数年を経て物忌を継いだ少女です。

大相撲の世界でみられるもう1つの精麻、出し幣(だしっぺい)

大相撲の土俵入りの際に横綱がつける綱(モノとしての横綱)は、精麻でつくられていることは既にご存じの方も多いと思います。

この綱はしめ縄の一種で、しめ縄は不浄なものの侵入を禁ずる印として張るものであり、内には聖なる神が宿るものとされています。

そのため、それを締めることが許された横綱は、肉体に特別な力が宿るものと解釈されます。

横綱を小型化、再現した国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱(写真は雲竜型)
横綱を小型化、再現した国産大麻(精麻)・ミニチュア横綱(写真は雲竜型)

相撲の世界でこのほか、櫓太鼓が鳴る櫓の最上部に、先端に精麻と御幣をつけた2本の竹竿が下げられます。

 

これを出し幣(だしっぺい)といい、天下泰平と五穀豊穣、場所中の晴天を祈るものとされます。

 

 

・参考文献

地域資源を活かす 生活工芸双書「大麻(あさ)」(農山漁村文化協会)

日本相撲協会公式サイト

国産大麻(精麻)・より紐、より縄。神具として他にない五色縄も可能

5年前より取扱いしはじめた神社仏閣用の麻製品を手がける京都・山川の麻縄職人のよる国産大麻(精麻)・より紐、より縄

太さは2ミリから、3ミリ、5ミリ、6ミリ、8ミリ、10ミリ、15ミリをお選びいただけ、これ以外の太さも製作できます。

主に、しめ縄をはじめとする神具、作品づくり、アクセサリーなどにご活用いただいております。

当初は、きなりだけでしたが、紺色(藍染め)にはじまり計五色〔緑(藍+ざくろ染め)、黄(ざくろ染め)、赤(茜染め)、紫(藍+茜染め)〕の精麻の染めができるようになるに伴って、単色、二色・三色(二本撚りは二色、三本撚りは三色)、五色のより紐、より縄も可能になっております。

国産大麻(精麻)・より紐(五色、草木染め)。写真は5ミリ径。
五色の国産大麻(精麻)・より紐(草木染め)。写真は5ミリ径。

特に、五色のより紐、より縄は京都・山川のオリジナルで、ご神前の威儀具(いぎぐ)として設けられている真榊や神輿渡御の行列の五色旗と同じように、草木染めの緑(青の代用)・黄・赤・きなり・紫(黒の代用)の色の順によられています。(三色と五色縄は、細いと手間がかかりすぎるため、誠に恐れいりますが5ミリ以上とさせていただきます)

※五色の鈴緒は京都の晴明神社など、五色の鰐口紐は四国霊場23番札所・薬王寺等に染色は草木染めではありませんが設置されています。

お客様よりいただいた直近のより紐、より縄のご感想は下記のとおりです。

商品が届きました。とっても満足です。ありがとうございます。
職人さんのお仕事とのこと感心しました。

 

迅速、丁寧なご対応、ありがとうございました。

今回はお守りを下げるのに使用いたします。
それに相応しいお品物だと思いました。

2024年9月30日まで大麻の麻縄活用コンテスト協賛として、CLUBさぬきいんべ会員様は5%OFFとさせていただいております。上記の用途に限らず幅広くご活用いただければ幸いに思います。

愛媛県の一部、神輿渡御で神職がかける精麻、「えどそ」とは

愛媛県の一部に、力紙に塩を包んで精麻で結んだ「えどそ」というお守りのようなものがあります。

SNSで県内の神社の宮司がご紹介されていて、知りました。

地域でいいますと、今治市菊間から松山市城北、三津地区のお祭りで神輿渡御の際、神職がかけたり、輿守(こしもり、お神輿を担ぐ人)がつけたり、子どもはこれに鈴をつけたりするようです。

麻は神の依り代、神様の宿る繊維といわれ、神社やお寺でいろいろ使われています。

先月、愛媛民芸館、五百亀記念館で開催されていた沖縄・喜如嘉の芭蕉布展へ行き、芭蕉布の小さな袋に塩(マース)を入れたストラップをたまたま手に入れていました。

塩を包んでいる点で、「えどそ」と同じと思いましたし、芭蕉はもともと薬草で、織られた着物は「体内に宿る魂を守る」という神秘的な力をもつと信じられていたそうです。

厄よけ、魔よけ、身を守る文化として、日本中いたるところにある(あった)ものではないでしょうか?

四国の麻栽培再生キャンペーンpart3(再)を延長、継続中です。

 

 

 

 

神社参拝の際に鳴らす鈴の意味とは

多くの神社には、拝殿の中央、ちょうど賽銭箱の真上あたりに、銅や真ちゅう製の大きな鈴が吊られており、この鈴に添えて麻縄や、紅白・五色の布などを垂らして、参拝者はこれを振り動かして鈴を鳴らし、お参りをします。

神聖なる鈴を鳴らす縄であるため、古来神聖な植物とされる麻でもともと作られてきました。(鈴緒といいます)神社によっては神仏習合の影響により、鈴の代わりに鰐口(わにぐち)が設けられている場合もあります。

社頭に設けられた鈴は、その清々しい音色で参拝者を敬虔な気持ちにするとともに参拝者を祓い清め、神霊の発動を願うものと考えられています。(鈴緒の「緒」の文字には「魂をつなぐもの」という意味合いがあります)

国産大麻(精麻)でできた鈴緒(保護網付き)
国産大麻(精麻)でできた鈴緒(保護網付き)

また、巫女が神楽舞を舞う際に用いる神楽鈴も、社頭の鈴と同様の意味によるものです。古くは巫女が神楽を舞うことにより神がかりして人々に神の意志を伝えており、このために必要なものとされていました。

このほか、お守りなどの授与品に鈴が用いられるのは、魔よけや厄よけ開運のためともいわれています。

古事記や日本書紀には記されていない神祇祭祀に関わる古伝承も載せられている「古語拾遺(こごしゅうい)」という平安時代の書物には、天の岩屋にお隠れになられた天照大御神の心をひくために、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が鈴をつけた矛を持って舞ったことが記され、宮中では天皇陛下が天照大御神をご親拝なされる際に、女性で祭祀をつかさどる内掌典(ないしょうてん)が御鈴を鳴らして奉仕することがあるように、神事における鈴振りは今日まで重要な意味を持ってきています。

 

 

・参考文献

「神道いろは」神社本庁教学研究所監修(神社新報社)

「明治19年創業 神社仏閣用麻製品調整 株式会社山川パンフレット」

国産大麻(精麻)のしめ縄で清々しい2025年を!超早期ご予約のご案内

本年も、来年用しめ縄の超早期ご予約の受付を開始いたしました。

好評の美しいしめ縄(大根型、牛蒡型)、神居和かざり《きなり》のいずれも紙垂付き(紙垂をご自分でつけられる方は説明を作成しております。こちらを参考にしてください)は、しめ縄は1つひとつ縄目がちがいますが、職人がバランスをみて紙垂を取り付けさせていただきます。なお、紙垂のないものもお選びいただけます。本年は、太さ1寸(約3センチ)×長さ3尺(約90センチ)の大根型と牛蒡型のしめ縄を定尺として加えました。

国産大麻(精麻)しめ縄【大根型】(紙垂付き)
国産大麻(精麻)しめ縄【大根型】(紙垂付き)

その他、現代風のものをご希望の方には、神居和かざりの朱色版や藍染め、茜染め、ざくろ染め版もございます。(2022年より神社の拝殿用の鈴緒寺社仏閣用の鰐口紐もできるようになっております。神社やお寺の用途はもちろん、ディスプレイ用等にいかがでしょうか?)

国産大麻(精麻)・しめ縄【神居 和かざり】(ざくろ染め版)
国産大麻(精麻)・しめ縄【神居 和かざり】(ざくろ染め版)

超早期ご予約の特典として、本体価格を「早割」、ならびに1886(明治19)年創業、神社仏閣用麻製品を調整しつづけている京都・山川製のオリジナル国産精麻叶結びアクセサリー《リボン風》藍染め、茜染め&ざくろ染め版のいずれかお1つをプレゼントさせていただきます。(精麻は極上国産、藍染め、草木染めは徳島でおこなっております)※染め(色)のご希望を承ります。ご予約注文時に「備考欄」へご記入する等お申し出ください。本特典は2025年年頭、立春までにお届け予定。(特典のプレゼントを何らかの理由で辞退される方も遠慮なくおっしゃってください)

京都・山川製オリジナル国産精麻アクセサリー《リボン風》
京都・山川製オリジナル国産精麻叶結びアクセサリー《リボン風》

お届けは2024年12月10日頃から順次発送予定です。日時指定も承ります。(自然のリズムを意識し冬至、旧暦の新年に合わせるのもおすすめ)

また、こんなしめ縄または鈴緒ができませんか?というご要望も歓迎です。

しめ縄の超早期ご予約専用ページ

※お電話、FAX、メールでのご予約も承っております。これだけのしめ縄、鈴緒(数量)をこのくらいの時期にという「仮予約」も受付させていただいております。

《現在のご予約状況》

しめ縄太さ6ミリ×長さ19センチ(紙垂付き)、大根型太さ1寸×2.5尺(紙垂付き)、同太さ8分×長さ2尺(紙垂付き)、同太さ6分×長さ1.5尺(紙垂付き)、しめ縄【神居 和かざり】(紙垂付きAタイプ、Bタイプ)、15ミリ径×長さ1.45メートル(紙垂付き)、5ミリ径×長さ5メートル(紙垂付き)、3ミリ径×長さ1メートル、牛蒡型太さ1寸×2.5尺(紙垂付き)、同太さ8分×長さ2尺(紙垂付き)、同太さ6分×長さ1.5尺(紙垂付き)、10ミリ×2メートルなど、2024年10月4日現在

ご予約誠にありがとうございます。

 

日本の文化として昔から大切につかわれてきた麻。国産大麻(精麻)のしめ縄で清々しい新年を迎えませんか。

神社やお寺で麻は「神聖なもの」、「穢れを祓う」、「神の依り代となる」などとされています。例えば、お供物を麻で結んだり、神職の方々の冠に麻を巻いたり、お祓いの際の道具(祓串)に麻が使われていたりと、現在でも様々なところで大変重用されています。
そういった理由から神社仏閣の鈴緒・鰐口紐や注連縄には麻が使われており、別の素材ではその意義や効果が失われてしまうのです。(明治19年創業 神社仏閣用麻製品調整株式会社山川パンフレットより)

 

『豊年だとか凶作だとかになるのは、みんな人間がそうするんです。日本中の人間が立派な心を持ち、農作物に対して感謝の気持ちで有り難くちょうだいし、物を粗末にせず、ずるい心を起こさず正しい行いをすれば、とても豊作になって到底食べきれない位出来ますよ。ところが今の人間はそれとは丸っきり反対の間違った了簡を持っていますからね。ですから不作になるんです。今言った事は絶対で、これは真理ですよ。いかなる天災でも天候の不順でもみんな人間が造るんですよ。』(御光話録 第十七号 昭和二十五年二月二十八日発行)

 

さぬきいんべでは、すべて切り火をしてお送りさせていただきます。

「火は日であり、さらに霊(ひ)であって誠に尊い霊妙(人間では計りしれませぬ不思議なこと)なものでございますと教わりました。」(元内掌典・髙谷朝子)

つくる人集合。第3回大麻の麻縄活用コンテストを2年ぶり開催、ご応募受付中

2年ぶりに第3回大麻の麻縄活用コンテストを開催させていただきます。

つくる人を増やしていく、クリエイティブな人を育てていきたいという想いのもと、本コンテストは麻縄を作らなくても、活用法のアイデア、創造性を競うコンテストです(もちろん麻縄をつくってのご応募も大歓迎)。

さて、麻縄(麻ヒモ)は神社のしめ縄鈴緒(鈴縄)、お寺の鰐口紐(わにぐちひも)、山車の曳き綱、また製造工程は違いますが締め太鼓や大鼓(おおかわ)、小鼓に掛けられた調べ緒などとして使われています。芸術分野において過去にこのような作品、ファッション(MEN’S NON-NO誌)では浴衣の帯にしたものもございました。近年、手仕事が見直され、伝統工芸、民藝、また職人やご自分がつくったものをアクセサリーとして身につけたり、ディスプレイ用にしたり、ふだん目にする機会も増えているように思います。

 

この麻縄活用コンテストは、日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った使い方を募集しその可能性を問うのが狙いです。(そして、ますます活性化しますように)

なお、過去のコンテストの結果は下記のとおりです。

第1回(2021年)

第2回(2022年)

第3回はこれまでの優秀賞、特別賞の他、世界が平和になるような活用法、ものに与えられる「みろく賞」が新設されました。

このコンテストから思わぬ才能が開かれるかもしれません。

 

麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?
大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?

 

調べ緒(麻ヒモ)の例
調べ緒(麻ヒモ)の例

<募集要項>
・募集する活用法
日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った活用例を募集します。神具、仏具はじめ、伝統工芸、アート、手芸・アクセサリーなど問いません。いろいろな活用法をご応募ください。

ヒモ、縄でできること→むすぶ・たばねる・つるす・まく・かける・つなぐ・しばる・いろどる

<応募のルール>
・応募はお一人様何口でも結構です。
・どこにポイントがあるか、その魅力などアピールポイントを明記してください。
・このコンテストはメールでご応募できます。メールアドレス info☆sanuki-imbe.comへ活用例の写真と、上記のアピールポイントを添え、件名「麻縄活用コンテスト」にてお送りください。※☆は@に変えてください。
・未発表のものに限りません。ただし他のコンテスト等での受賞作品はNGです。(麻縄、麻ヒモは自作、他作問いません)

<審査と発表>
・厳正な審査のうえ、受賞者を決定いたします。(審査基準「現代」「日常」「美」「社会性」「職人性」)

・締め切りは、2024年10月31日(木)とさせていただきます。受賞者の発表は当ページ、さぬきいんべ通信上にて行います。

<賞の内容>
・優秀賞(1名)
・みろく賞(世界が平和になるような活用法、もの)(1名)
・特別賞(1~2名)

みろく涼香舞(謡曲仕舞奉納家・一扇様)、イギリスのフォーダム松尾神社にて奉納

6月30日、京都・松尾大社の海外初の分社となるフォーダム松尾神社の奉鎮祭が執り行われました。(前日に清祓式)

イギリスではじめての神社で、日本とイギリスの国旗が掲揚されるなか、両国の国歌斉唱からはじまった由。

松尾大社はとても歴史がある神社で約1300年前に創建され、大山咋命(おおやまくいのみこと) をお祀りし、酒造りの神様としてよく知られています。日本では酒造りは神道の儀式、神事としておこなわれています。(昔、世界で一番最初にお酒をつくったのは日本人だそうで、今から1万6000年前の焼き物、土器にお酒をつくっていた跡が確認されています。最初は果物を容器に入れておいたら風味がだんだん変わってきてお酒ができたということで昔の人はとても驚いたようです。ただ甘いだけのフルーツジュースがお酒に変わってしまったため当時の方々はこれは神がやったことだと、神のなせる技だということで酒造りは神がおこなうものというように考えたそうです。そして時代が進んで今度は米、麹をつかって現代のお酒がつくられるようになりますが、古事記に神々がお酒をつくる場面が書かれています)

同神社は、松尾大社からの賛同を得て英国堂島酒醸造所により建立され、海外において、また海外に向けて日本酒 SAKE を広めることに携わるすべての日本酒蔵、海外酒蔵、日本酒業界及び醸造業界の弥栄をご守護賜ることを主願とした神社だそうです。

謡曲仕舞奉納家・一扇様のみろく涼香舞「西王母」が1番目に奉納されたとのこと。(当日の写真など詳しくは、謡曲仕舞奉納家・一扇様ブログへ)

 

2022年3月の「みろく涼香舞命名披露会」以来、2年余りではじめての海外での奉納のニュースに驚いております。

前天冠・国産大麻(精麻)五色房付きをお使いいただきたいへんうれしく思います。

前天冠・国産大麻(精麻)草木染め五色房付き
前天冠・国産大麻(精麻)草木染め五色房付き

奉鎮祭の後の昼食会ではイギリスの方やイギリス在住の日本人の方などたくさんの方からお声をかけていただいたそうで、今回、日本文化を大切に継承したいと考える志の高い日本の方が集ったようです。

日本の麻文化もつづいていくことを願ってやみません。