四国唯一、伝統の火祭りである八幡浜・五反田柱まつり。
8月14日、愛媛県八幡浜市の五反田地区のお盆の恒例行事「柱祭り」は、戦国時代に敵と間違えられて矢を射られた修験者の霊を供養するためのお祓い神事で、約20メートルの高さの柱に設置されたカゴに向かってオガラ(アサの皮を剥ぎとったあとの茎を乾燥したもの)のたいまつを投げ入れます。
2024年にはじめて現地で見たときはなかなかカゴに火がつきませんで、たくさんの幻想的な光の筋を見ることができましたが、今年(2026年)は3分で火がついた由。
ところで、八幡浜の地名の読みは、「はちまんはま」ではありません。
神功皇后(じんぐうこうごう)の三韓征伐の際、妹君の豊媛命(とよひめのみこと)が軍旅をととのえたところで、その由縁の地に717(養老元)年、応神天皇の神霊が海浜に出現したのを祀ったものといわれています。
矢野郷33カ村の総鎮守として崇敬され、矢野神山と称し、八幡浜(やわたはま)の地名もここから生じました。
この縁で五反田地区にて「柱まつり」がはじまり、伝承奇習として続けられているかもしれません。
・参考文献