つくる人集合。今年も。第4回大麻の麻縄活用コンテストを開催。ご応募受付中

昨年につづいて、第4回大麻の麻縄活用コンテストを開催させていただきます。

つくる人を増やしていく、クリエイティブな人を育てていきたいという想いのもと、本コンテストは、活用法のアイデア、創造性を競うコンテストです(他作の麻縄を活用してのご応募も大歓迎です)。

さて、麻縄(麻ヒモ)は神社のしめ縄鈴緒(鈴縄)、お寺の鰐口紐(わにぐちひも)、山車の曳き綱、また製造工程は違いますが締め太鼓や大鼓(おおかわ)、小鼓に掛けられた調べ緒などとして使われています。芸術分野において過去にこのような作品、ファッション(MEN’S NON-NO誌)では浴衣の帯にしたものもございました。近年、手仕事が見直され、伝統工芸、民藝、また職人やご自分がつくったものをアクセサリーとして身につけたり、ディスプレイ用にしたり、ふだん目にする機会も増えているように思います。

 

この麻縄活用コンテストは、日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った使い方を募集しその可能性を問うのが狙いです。(そして、ますます活性化しますように)

なお、過去のコンテストの結果は下記のとおりです。

第1回(2021年)

第2回(2022年)

第3回(2024年)

第3回よりそれまでの優秀賞、特別賞の他、世界が平和になるような活用法、ものに与えられる「みろく賞」が新設されております。

このコンテストから思わぬ才能が開かれるかもしれません。

 

麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?
大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?

 

調べ緒(麻ヒモ)の例
調べ緒(麻ヒモ)の例

<募集要項>
・募集する活用法
日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った活用例を募集します。神具、仏具はじめ、伝統工芸、アート、手芸・アクセサリーなど問いません。いろいろな活用法をご応募ください。

ヒモ、縄でできること→むすぶ・たばねる・つるす・まく・かける・つなぐ・しばる・いろどる

<応募のルール>
・応募はお一人様何口でも結構です。
・どこにポイントがあるか、その魅力などアピールポイントを明記してください。
・このコンテストはメールでご応募できます。メールアドレス info☆sanuki-imbe.comへ活用例の写真と、上記のアピールポイントを添え、件名「麻縄活用コンテスト」にてお送りください。※☆は@に変えてください。
・未発表のものに限りません。ただし他のコンテスト等での受賞作品はNGです。(麻縄、麻ヒモは自作、他作問いません)

<審査と発表>
・厳正な審査のうえ、受賞者を決定いたします。〔一次審査で選んだものを応募者の承諾を得て、さぬきいんべ通信上に掲載します。そして、応募者が自分以外の作にそれぞれ投票(各1票)いただき、その票の数がそのまま加点されます。その結果を加味し最終審査させていただきます〕(審査基準「現代」「日常」「美」「社会性」「職人性」)

・締め切りは、2025年6月30日(月)とさせていただきます。受賞者の発表は当ページ、さぬきいんべ通信上にて行います。

<賞の内容>
・優秀賞(1名)
・みろく賞(世界が平和になるような活用法、もの)(1名)
・特別賞(1~2名)

第3回大麻の麻縄活用コンテスト【優秀賞】【みろく賞】【特別賞】の結果発表

2年ぶりの開催、第3回大麻の麻縄活用コンテストにご応募いただいた皆さま誠にありがとうございます。

さて結果の発表です。

【優秀賞】ひかりのたね mie様、「精麻の万能ととのえ縄」

(評)太さ12ミリ(最太部)×長さ約1.55メートルの2本撚り、極上国産精麻をつかった自作の麻縄です。

単なる縄のようで、端末は蝶々結びを施すなどアクセントになっております。

「精麻の万能ととのえ縄」
「精麻の万能ととのえ縄」
端末に蝶々結び
端末に蝶々結び

mie様は、装飾結びも好きでいろいろ精麻で作っておりましたが飾りとしてだけでなく、ご自身がエネルギーに敏感なため、身につけたり持ち歩けたり、いつでも活用できるものが欲しくなり、この縄を作製したそうです。

例えば、首からかけてぼんのくぼのあたりを左右にこすったり背中や腰までをまんべんなく摩ることで瞬時に整うのを体感したり、腰に巻くことで体軸がスッと整い軸が定まったり、また、大ぶりのアクセサリーとして普段着ている洋服にもピッタリ合うので、おしゃれとしても楽しめたり、感情が乱れたときなどに頭に巻くと不思議とすーっと降ろしてもらえるような感覚があり氣持ちが整ったりしているとのこと。

洋服に合わせた活用例の1つ
洋服に合わせた活用例の1つ

この精麻の縄が1本あることで、精麻のもつ美しさ、祓いの強さ、整える力、安心感を瞬時に感じ、精麻の効力を身近に体感できるので、日々の整えにとても重宝していますとmie様。

日本の美は“引き算の美”だと思います。シンプルな自作の麻縄をさまざまな用途に、生活に密着した形で活用されているのはすばらしいと思いました。

なお、mie様は、日本の伝統や文化、精神性を取り戻していけたらと、精麻と真菰を広げていく活動を3年ほど前からされており、オーダーを請けて麻縄をお作りもさせていただいているそうです。

 

【みろく賞】あおのろか様、「私の相生アンブレラマーカー」

(評)ご自分の傘に合わせてつくったアンブレラマーカー(相生結び)です。

傘の取り違えがないように、自分の傘だとわかるように目印として使います。このマーカーがつくことで「聖なる傘」になると思いましたが、気にしながら使うことで愛情が湧いたりするのが楽しいんですとご本人。

「私の相生アンブレラマーカー」
「私の相生アンブレラマーカー」

今回最多のご応募点数だったのがあおのろか様でした。チョーカー、ピアス、ネックレス、バッグチャーム、しおり、カーテンのタッセルも製作され、このアンブレラマーカーは子ども用も含めた数種あったうちの1つです。

コンテスト開催の期間中、「毎日何かないかなぁと、あれこれと考えているのはとても楽しい時間です」とおっしゃっていました。作りつづけられたら必ず「幸せ」が周囲に伝播すると思いました(わたしの幸せはあなたの幸せのような感じでです)。

 

【特別賞】おおつかまみ様、「カラフル精麻のコロコロネックレスとブレスレット」

(評)今年7月に精麻のことを知ったという、おおつかまみ様。作った時にどうしても出てしまう切れ端。ほんの少しの切れ端にも精麻のパワーが宿っているのにもったいない。捨てられない。藍染め、茜染め、桑の葉染め、渋柿染め、紫根染め、苺染め、、、カラフルに染められた精麻も捨てられない。

それなら、切れ端の精麻を細かく裂いて、丸めて、コロコロしたものを麻紐でつないで、ということで、ネックレスとブレスレットを作ったのがこちらだそうです。

カラフル精麻のコロコロネックレス
カラフル精麻のコロコロネックレス
同・コロコロブレスレット
同・コロコロブレスレット

麻紐にはアクセントをつけるため、叶結びをしてみたり、ネックレスは後ろから見ても前に垂らしても可愛く見えるようにカラーのまとめ結びを付けてみたり、縄をほどいてフサフサにしたとのこと。

「もったいない」は日本の心だと思います。端切れのカラフルなコロコロの楽しさが伝わるだけでなくきれいで、紐部分に叶結びやまとめ結びなどを入れたり細かいところも配慮され、心がこもっていると思いました。

 

【特別賞】宙舞えみり様、「シアワセにひたる和かんざし」

(評)日本の伝統的な髪飾りである、かんざしに精麻(きなり、苺染め)の叶結び、水晶(素粒水ビーズ)と天然真珠とレース糸かぎ針編みなど思いつくまま、手作り感満載になっています。

「シアワセにひたる和かんざし」
「シアワセにひたる和かんざし」

かんざしが自由な発想で独創的、現代風に仕上がっていると思います。写真を撮るのに娘さんがわざわざ浴衣を羽織ってくれたとのことで、日本人らしさが自然と伝承されているところもすばらしいと思いました。

この娘さんが町内の盆踊りの太鼓打ちをされたことから、孫が民謡を唄うようになり、三味線を習い始めたとのこと。日本の伝統がこのように継承されていくのもうれしいなあと思っているそうです。

 

麻縄活用コンテストに多数のご応募をいただき、誠にありがとうございます。

お1人で複数のご応募をいただいた方はもちろん、どれも思いのこもったものが集まりました。今回も皆さまの作品を展示して見ていただけるようにしたいと思いました(次回は審査にあたり幅広いご意見をちょうだいしようと一般の皆さまから投票を加味することを考え中です)。
麻縄(麻紐)のもつ可能性は無限大。日本古来の大切な文化である麻縄、精麻に触れていく人がますます増えていきますように。

本コンテスト開催にあたりご協力いただいた方々、ご応募いただきました皆さまに感謝申し上げます。

つくる人集合。第3回大麻の麻縄活用コンテストを2年ぶり開催、ご応募受付中

2年ぶりに第3回大麻の麻縄活用コンテストを開催させていただきます。

※多数ご応募ありがとうございました。本コンテストは終了いたしました。

つくる人を増やしていく、クリエイティブな人を育てていきたいという想いのもと、本コンテストは麻縄を作らなくても、活用法のアイデア、創造性を競うコンテストです(もちろん麻縄をつくってのご応募も大歓迎)。

さて、麻縄(麻ヒモ)は神社のしめ縄鈴緒(鈴縄)、お寺の鰐口紐(わにぐちひも)、山車の曳き綱、また製造工程は違いますが締め太鼓や大鼓(おおかわ)、小鼓に掛けられた調べ緒などとして使われています。芸術分野において過去にこのような作品、ファッション(MEN’S NON-NO誌)では浴衣の帯にしたものもございました。近年、手仕事が見直され、伝統工芸、民藝、また職人やご自分がつくったものをアクセサリーとして身につけたり、ディスプレイ用にしたり、ふだん目にする機会も増えているように思います。

 

この麻縄活用コンテストは、日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った使い方を募集しその可能性を問うのが狙いです。(そして、ますます活性化しますように)

なお、過去のコンテストの結果は下記のとおりです。

第1回(2021年)

第2回(2022年)

第3回はこれまでの優秀賞、特別賞の他、世界が平和になるような活用法、ものに与えられる「みろく賞」が新設されました。

このコンテストから思わぬ才能が開かれるかもしれません。

 

麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?
大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?

 

調べ緒(麻ヒモ)の例
調べ緒(麻ヒモ)の例

<募集要項>
・募集する活用法
日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った活用例を募集します。神具、仏具はじめ、伝統工芸、アート、手芸・アクセサリーなど問いません。いろいろな活用法をご応募ください。

ヒモ、縄でできること→むすぶ・たばねる・つるす・まく・かける・つなぐ・しばる・いろどる

<応募のルール>
・応募はお一人様何口でも結構です。
・どこにポイントがあるか、その魅力などアピールポイントを明記してください。
・このコンテストはメールでご応募できます。メールアドレス info☆sanuki-imbe.comへ活用例の写真と、上記のアピールポイントを添え、件名「麻縄活用コンテスト」にてお送りください。※☆は@に変えてください。
・未発表のものに限りません。ただし他のコンテスト等での受賞作品はNGです。(麻縄、麻ヒモは自作、他作問いません)

<審査と発表>
・厳正な審査のうえ、受賞者を決定いたします。(審査基準「現代」「日常」「美」「社会性」「職人性」)

・締め切りは、2024年10月31日(木)とさせていただきます。受賞者の発表は当ページ、さぬきいんべ通信上にて行います。

<賞の内容>
・優秀賞(1名)
・みろく賞(世界が平和になるような活用法、もの)(1名)
・特別賞(1~2名)

つくる人集合。第2回大麻の麻縄活用コンテスト開催!ご応募受付中

昨年につづき、第2回大麻の麻縄活用コンテストを開催させていただきます。

※予想以上のご応募ありがとうございました。(締め切り日直前に応募が集中、サーバー容量オーバーとなり、ご応募されました一部の方にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます)本コンテストは終了いたしました。

つくる人を増やしていく、クリエイティブな人を育てていきたいという想いのもと、麻縄を作らなくても、活用法のアイデア、創造性を競うコンテストです(もちろん麻縄をつくってのご応募も大歓迎)。

昨年、優秀賞を受賞した「あさとしずく(吉田しずこ)」様はその後、精麻飾りのワークショップ講師を依頼されたり、著名な方とYouTube動画で精麻について語ったりしご活躍されています。一歩踏み出すことで、思わなかった道が開けるかもしれません。

 

さて、麻縄(麻ヒモ)は神社のしめ縄、鈴緒(鈴縄)、お寺の鰐口紐(わにぐちひも)、山車の曳き綱、また製造工程は独特ですが締め太鼓や大鼓(おおかわ)、小鼓に掛けられた調べ緒などとして使われています。さらに、芸術分野において過去にこのような作品もございます。

この麻縄活用コンテストは、日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った使い方を募集しその可能性を問うのが狙いです。(そしてますます活性化しますように)

麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?
麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?

 

調べ緒(麻ヒモ)の例
調べ緒(麻ヒモ)の例

<募集要項>
・募集する活用法
日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った活用例を募集します。神仏具はじめ、伝統工芸、アート、手芸・アクセサリーなど問いません。いろいろな活用法をご応募ください。

ヒモ、縄でできること→むすぶ・たばねる・つるす・まく・かける・つなぐ・しばる・いろどる

<応募のルール>
・応募はお一人様何口でも結構です。
・どこにポイントがあるか、その魅力などアピールポイントを明記してください。
・このコンテストはメールでご応募できます。メールアドレス info☆sanuki-imbe.comへ活用例の写真と、上記のアピールポイントを添え、件名「麻縄活用コンテスト」にてお送りください。※☆は@に変えてください。
・未発表のものに限りません。ただし他のコンテスト等での受賞作品はNGです。(麻縄、麻ヒモは自作、他作問いません)

<審査と発表>
・厳正な審査のうえ、受賞者を決定いたします。(審査基準「現代」「日常」「美」「社会性」)
・締め切りは、2022年7月31日(日)とさせていただきます。発表は当ページ、さぬきいんべ通信上にて行います。
・賞金は2022年8月末、ご指定の口座にお振り込みする予定です。

<賞品内容>
・優秀賞 5万円(1名)
・特別賞 5000円(1~2名)

大麻の麻縄活用コンテスト開催!ご応募受付中

きょう2月3日は立春。

大麻の麻縄活用コンテストを開催させていただきます。※本募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。

麻縄(麻ヒモ)は神社のしめ縄、鈴緒(鈴縄)、お寺の鰐口紐(わにぐちひも)、山車の曳き綱、また製造工程は独特ですが締め太鼓や大鼓(おおかわ)、小鼓に掛けられた調べ緒などとして使われています。さらに、芸術分野においてこんな作品も過去にございます。

今回の麻縄活用コンテストは、日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った使い方を募集しその可能性を問うのが狙いです。(そしてますます活性化しますように)

麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?
麻縄、麻ヒモの持つ可能性は?

 

調べ緒(麻ヒモ)の例
調べ緒(麻ヒモ)の例

<募集要項>
・募集する活用法
日常にある大麻(精麻)の麻縄、麻ヒモをテーマに、現代に合った活用例を募集します。神具仏具はじめ、伝統工芸、アート、手芸・アクセサリーなど問いません。いろいろな活用法をご応募ください。

※もともと買う人を増やすのではなく、クリエイティブな人を育てたいという思いがございます。

ヒモ、縄でできること→むすぶ・たばねる・つるす・まく・かける・つなぐ・しばる・いろどる

<応募のルール>
・応募はお一人様何口でも結構です。
・どこにポイントがあるか、その魅力などアピールポイントを明記してください。
・このコンテストはメールでご応募できます。メールアドレス info☆sanuki-imbe.comへ活用例の写真と、上記のアピールポイントを添え、件名「麻縄活用コンテスト」にてお送りください。※☆は@に変えてください。
・未発表のものに限りません。ただし他のコンテスト等での受賞作品はNGです。(麻縄、麻ヒモは自作、他作問いません)

<審査と発表>
・厳正な審査のうえ、受賞者を決定いたします。(審査基準「現代」「日常」「美」)
・締め切りは、初回の開催で十分周知されていないことを考慮し1ヶ月延長、2021年6月30日(水)とさせていただきます(5月19日付けで変更)。発表は当ページ、さぬきいんべ通信上にて行います。
・賞金は2021年7月末、ご指定の口座にお振り込みする予定です。

<賞品内容>
・優秀賞 5万円(1名)
・特別賞 5000円(1~2名)

神楽鈴・国産大麻(精麻)五色緒の草木染め各色を緒、縄などに展開へ

昨年5月に完成した神楽鈴・国産大麻(精麻)五色緒付きの草木染め版。

本年より藍染めに加えこの草木染めの精麻の各色が展開できるようになりました。藍染め、草木染めは自然からいただいた色で、化学染料にはない自然さ、質感があります。

まず手打ち本坪鈴についている精麻(緒)を皮切りに、現在2ミリから15ミリ径までラインナップされています国産大麻(精麻)・麻ヒモ、縄も。(藍染め、草木染め精麻の小分け販売もできるようになりました)

神楽鈴の国産精麻五色緒(草木染め)の各色を展開
神楽鈴の国産精麻五色緒(草木染め)緑・黄・赤・きなり・紫色の各色を展開

神具だけでなく、伝統工芸、アート、手芸・アクセサリーなど各々の用途にお使いいただければと存じます。

現在可能な色を以下にまとめます。

* 緑色(本藍+ざくろ染め)

* 黄色(ざくろ染め)

* 赤色(茜染め)

* きなり

* 紫色(本藍+茜染め) ※以上は五色緒の五色。

* 紺色(本藍染め)

計六色です。

ベースの精麻は極上の国産。これで草木染めの緑・赤・きなりの三色、緑・黄・赤・きなり・紫の五色撚りの麻縄などもできます。

三色(緑・赤・きなり)と五色(緑・黄・赤・きなり・紫)の麻縄。
草木染め三色(緑・赤・きなり)と五色(緑・黄・赤・きなり・紫)の麻縄。

なお、上の写真はどちらも神社仏閣用で使われる配色です。(製作の都合、5ミリ径以上とさせていただきます)

さらに二色のものもできるようになりました。

草木染め二色のヒモ。(写真は藍染め・ざくろ染め)
草木染め二色のヒモ。(写真は藍染め・ざくろ染め)

二色は4ミリ径以下、三色および五色は5ミリ径以上、長さは3メートル以上から製作可能です。(精麻のロスが出てしまうため)

よろしくお願い申し上げます。

勅封(ちょくふう)について

2020年8月10日まで、西国三十三所第13番札所・石山寺(滋賀県)の秘仏御本尊 如意輪観世音菩薩様がご開帳されていた由、存じ上げておりませんでした。

この観音様は天皇陛下の命により封じられている日本唯一の勅封観音とのこと。

勅封、、どこかで聞いたと思っていましたら

正倉院の勅封(麻縄)
正倉院の勅封(麻縄)出典:日本美術全集5 天平の美術(学研)

奈良・平安時代の重要物品を納める東大寺の正倉院でした。

勅封とは、蔵などを勅命によって封印すること(扉に錠をかけて麻縄でしばり、結び目を天皇自署の紙で封じる。開閉には勅使が参向する)と辞書(大辞林)にはあります。

写真のように、麻縄でしばられているのです。この資料は以前見せていただき、メモ代わりに写真を撮っていたもの。

これを思い出させていただいたのが、翡翠の巫女の松井久子先生でした。ブログ→「紫式部ゆかりの寺、大津 石山寺の勅封(ちょくふう)観音

こちらの観音様は33年に一度、または御代替わりの年にしかご開帳されないのですね。次回は2047年だそうです。

松井先生がその体験をご紹介させていただいたブログにつづっておられますが、観音様がお働きになっていたのです。私は観音様に20年以上前からご縁といいますかお話に聞いてきましたが(その話はまた機会あったときに)、今回それを思いあたらせていただきました。そこにありましたのが麻縄で、なんとも不思議なめぐり合わせと思いました。

 

 

・参考文献

「日本美術全集5 天平の美術」(学研)