家庭や会社での神棚へのお供え物

神棚がお祀りできて神鏡やサカキ立てなど祭器具がととのえられると、次には神前へのお供え物(神饌)をすることになります。

以前に神様への日々のお供えについてご紹介しましたが、「日供(にっく)」とは、神々への日々のお供え物です。(日供祭=“お祭り”といっても季節のお祭りではないです)

毎朝、神棚に米(洗米)・塩・水の三品を日供として奉ることを通例とします。

ご飯とお茶をお供えしたり、それらを簡略化してこの中の一品だけをお供えしたりする場合もあります。

全国各地の神社では、日供の御饌を朝に夕に仕え奉ることは普遍的におこなわれており、神棚の祭祀(まつり)においても同様におこなわれるのが理想です。

しかし、一般の家庭や会社などにあっては、丁寧に「日供祭」をおこなうことは容易ではないと思います。

丁寧におこなうことは非常に大切ですが、それが長続きしないのであれば意味がないです。

形は簡素であっても年中継続して実行できるように、上記のように簡略化するなど工夫したらいいと思います。

必ずしもこうでなければならない~というものではありませんので、それぞれの家庭や会社において昔からの慣習があったならそれを改める必要もないです。

私たちは誰もが毎日食事をするのですから、神棚にお供えすることを是非実行していただきたいです。

 

下記に神饌の基本を示しておきます。

・神前にお供え物をする台(用具)として、三方・折敷など相応の祭具を使用する。

・神饌の主体は、米・酒・塩・水であり、この四品は古来もっとも大切なもの。

・神饌は、新鮮なもの、姿形の麗しいもの、色の鮮やかなものなどの点を考慮する。

・撤下品(おさがり)は、家庭や社内で、皆でいただくようにするといい。

 

 

・参考文献

「家庭の祭祀事典」西牟田崇生著(国書刊行会)

「神道いろは」神社本庁教学研究所監修(神社新報社)

 

神様への日々のお供えについて

なぜ神棚をお祀りする?神棚の真の意味の記事に続いて、神様への日々毎朝のお供えについてです。

毎日のお供物(神饌)のことを「日供(にっく)」といいます。お日供とも。最初聞いたとき、「おにく」に聞こえた(お肉?)ので何のことかと思いました。

米、塩、水が必要です。米と塩はお皿に盛り、水はその日の初水を水玉という器(水器)に入れお供えします(正式にはふたを取りお供えします)。

これらは、日々いのちを支える食生活のなかで、最も大切なものとして、天地(あめつち)のめぐみに感謝してお供えするものです。

供え方は白木の三方または白木のお膳にお供えします。※正式な三方はヒノキでつくられ、正方形で四方に縁を付けた角盆(折敷)を前と左右の三方をくり抜いた台に取り付けたもの。三方は穴をくり抜いていない面が神棚の方に向くように供えます。また上の折敷と下の台が離れるものは折敷のとじ目がある方が手前になります。

神饌は供えた後に神様のお下がりとしていただくことで神徳にあやかります。

 

毎朝お供えをしてご神前に向かい、感謝して1日をはじめませんか?

はじめはそんな時間ないと思っていましたが、しはじめると何となく心が豊かになった感じがし気持ちがいいのです。

日常生活の中で心を整える時間、、

それは人によって異なると思いますが、散歩だったり裁縫だったり掃除だったりするかもしれません。私にとってはお日供になっています。

 

 

参考文献:

・「みそぎ13号」(伯家神道)