これまでたくさん「失敗」してきました。そんなときは「もうダメだ」と思うんですね。その度ごとに落ち込みました。
・一番落ち込んだのが1年目。創業準備段階から注文をいただいてヨシと思ったものの一から始める難しさをとことん味わい、さらに「この商品を売りたい!」と創業のきっかけとなったヘンプ衣料の開発元の会社経営者らが逮捕。閉店を決意した。(→その後、故郷の西条市へUターン。改めて考え、やり切れてないことがあるように思ったのと偶然が重なりその1年後に活動再開、現在に至る)
・それまで世になかったヘンプのショーツの販売にこぎつけ、販売開始後すぐお客様から糸がほつれたとクレーム、回収。製作者が服飾の専門学校を出た方だったので信用していた。テストが足りなかった。
・オリジナルのヘンプの服を作りたいと、試作、販売段階まで行き、デザインもいい、売れると思った矢先、製作者が撤退し頓挫。
・ご縁いただいたのと熱意で、国産の手績み大麻糸と手挽き絹糸の手織物を販売。見受ける価値の割に1年余りで1つしか売れなかった。
・創業のきっかけとなったヘンプ衣料(経済産業省ものづくり大賞受賞の織り職人がつくっていた)がやっぱり魅力的だったので、仕入れ再開。2年余りして開発元の会社役員が2度目の逮捕。さすがに2度目はないと思っていた。〔→その時は即取引停止。販売するものがほぼ無くなりましたが、ほどなくしてこのことは何も知らないはずの玉造りしている青舟さんが京都の麻縄職人、山川正彦さん(五代目)を紹介してくださり道が開ける〕
他人の失敗談、おもしろいでしょう?(まだ他にもあります)
いま言えるのは、継続は力ということです。