麻アースデイ2015京都プレ祭
【平和的で創造的な未来をつくる動きのひとつとなるように】☆イベントレポート★
千年の都・京都で、麻(ヘンプ)文化を発信。『麻地球日2015』
6月21日、麻(ヘンプ)のイベント、「麻アースデイ2015京都プレ祭」(主催:NPO法人日本麻協会×麻地球日実行委員会)が開催されました。
会場の元・立誠小学校は、江戸時代に土佐藩邸があったあたりに建っているそうです。歴史の重みを感じさせる“千年の都”である京都にて、日本の麻文化を世界へ向けて発信する今回のイベント。
様子を見に行ってきました。写真とともにご紹介いたします。
会場は、元・立誠小学校(現在は廃校)の校舎。 |
環境に優しい素材の衣類を展開するリネーチャー(東京)が出店。 |
下半分が藍染めの特別仕様。ヘンプ100%の蚊帳(かや)の中は別空間♪ |
大勢の人でにぎわい。染め、精麻の手撚りのワークショップも。
会場はお昼ごろから人が増え始め、だいたい16時すぎまでは人がひっきりなしに来る感じでした(自分感覚)。
体験型の染め物や国産精麻を手撚りするワークショップ、また蚊帳の体験コーナー〔今回ヘンプ・ラミーのものと、ヘンプ100%×藍染め(菊屋×BUAISOUコラボレーション)の2つが展示〕で楽しむ方もわりあい多く見られました。
今回確認したワークショップは下記の通りです。
べんがら染めの染め体験、国産精麻で腕輪づくり・手撚り、シルクスクリーンの刺しゅう、、etc.
(飲食物の販売も講堂の方で比較的多く見かけ、どれもおいしそうでしたが、今回は味を確かめることができませんでした。すみません)
国産の精麻で腕輪をつくるワークショップ。集中してます! |
たくさんの方がお越しになっていました。こちらは衣服やヘンプオイルの販売。 |
アーチ型の玄関がオシャレです。(元・立誠小学校は昭和初期の建築) |
麻福(神奈川)も出店。北村社長と5年ぶりに再会! |
べんがら染めのワークショップも人気。大勢の方が染め体験されてました。 |
ステージでは、ビデオ上映やトーク、ライブ。子供も楽しめた?
講堂ステージでは、ビデオ上映やトーク、ライブを実施。 |
ディーゼルエンジンSVO方式の「麻炭カー」の展示もありました。 |
この藍染めの暖簾(のれん)をくぐるとステージがある講堂へ。 |
子供も楽しめるイベントだったのでは? |
ちなみに、今回のイベントのタイムテーブルは、
1.開会の挨拶(京都麻業株式会社 代表取締役、NPO法人日本麻協会 理事・小泉光太郎さん)、2.上映会「よのあさ 智頭町の今」、3.ライブ Ron or Tsumo a.k.aR1、4.上映会「日本の伝統の麻作り」、5.トーク「ようこそ蚊帳の中へ」(有限会社菊屋 代表取締役・三島治さん、麻福 代表 北村隆匡さん、ライター、NPO法人日本麻協会 理事・松浦良樹さん)、6.ライブ たゆたう、7.トーク「麻女たちの麻生活」(衣・佐光 かずさん、食・ひさの ゆうかさん、美・わき くみこさん)、8.ライブ Hou、9.トーク「出エジプト記に記された麻」(言語学者ラファエル博士、NPO法人日本麻協会 理事長・岡沼隆志さん)、10.ライブ 海老原清也さん 梶野桃世さん、11.〆
でした。
今回は「プレ祭」。来夏に場所を変えて「本祭」を開催予定。
ヘンプ関連のイベントに参加するのは「オープン・ヘンプ・ギャザリング2007@高知」以来、8年ぶり。その時以来の懐かしさと、ときを経た新しさを感じました。
当日は個人的に、麻福の北村隆匡さんと5年ぶりの再会、NPO法人日本麻協会の理事長・岡沼隆志さんと初対面など、絆を深めることもできたと思います。
日本麻協会×麻地球日実行委員会の皆様、出店の皆さま、おつかれさまでした。ありがとうございました。
今回は「プレ祭」で、2016年夏に上賀茂神社(京都市北区)において「本祭」が開催される予定です。
(文責・加藤義行)