神棚や玄関に♪
極上の国産大麻(精麻)。職人の祈りのこもった美しいしめ縄
おお麻(ヘンプ)は霊気を持つものとして古来祭祀神儀に用いられてきた神聖な植物です。
いわゆる祓い、癒し、身のお守りなどにつながっています。
大麻(精麻)を用いた、京都の職人の手仕事によるしめ縄。
注連飾りとして玄関に。漁師の方は海の神様に(船などに)。家や会社等の神棚に。
《大麻と日本文化》
大麻の神聖さや霊力を熟知する日本人は、様々な生活文化の中で「麻」を利用してきた。たとえば、赤子の着物である産着に「麻模様」が用いられるのは、大麻のように真っ直ぐに育つことを赤子にも願ったものである。 大相撲の横綱の綱に大麻が用いられるのは、麻を撚った大相撲の横綱は、注連縄の意味をもつとともに、強さの象徴であり、それは麻の呪術性や強さにあやかるものであった。妊婦の中には、麻縄にすがって出産した人もあり、赤子のヘソの緒を縛るのにも麻糸が用いられた。 結納でも大麻が重要な品として用いられている。また、大麻そのものに神が宿るとされ、大幣が神主により振られるが、伊勢神宮より授与される神符・神札は「神宮大麻」と呼ばれ、神主や氏子たちが配布していたのである。 |
『日本の建国と阿波忌部』林博章著PP.134~135より引用、一部編集
・京都/株式会社山川について
明治19年創業。現在、代表は山川正彦氏(5代目)。伝統的な技法と材料を守りつつ、神社仏閣用の麻製品を手がけて120年以上。つくられているものに、その仕事に携わった職人の名前が入ることはありません。
今日の技術に満足することなく、日々精進。手仕事による伝統工芸は一級品です。
京都府指定「京の神祇装束調度品 伝統工芸品」認定。
※明治維新まで皇室のあった京都では、各種の式典や行事が多く、また神社の神事も盛んであるため、それらの道具や衣装をつくる専門工芸が古くから発達してきました。神祇調度とはいわゆる神具と呼ばれるもので、三宝や神殿などの木製の道具類のほか、鏡、御簾、几帳、旗、幕、雅楽器などがあります。神祇装束は、宮中の装束や神主の衣服、各種の伝統的な式典や行事などに用いられる衣装とその付属品をさします。いずれも多品種少量生産で、手づくりが大部分を占めます。街ぐるみの分業パワーに加え、産地と消費地が一体になっている京都ならではの伝統工芸です。
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中央部が太くなった「大根型」と呼ばれる伝統的な形状に前垂れ付き。 |
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職人の手で丹念に綯われています。〔繊維をより合わせることを綯(な)うといいます〕 |
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写真の「牛蒡(ごぼう)型」(一方がだんだん細くなる形状)もお選びいただけます。 |
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紙垂付きもお選びいただけます。(写真例は大根型太さ8分×長さ2尺) |
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写真例は牛蒡型太さ1寸×長さ2.5尺の紙垂付き。 |
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信頼と安心。京都府指定「京の神祇装束調度品 伝統工芸品」です。 |
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【設置例】神棚に。 |
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【設置例】家の玄関に。 |
《つかい方》
家の中を清めた後、しめ縄をつけます。日本では昔から左を「聖(神聖)」、右を「俗(日常)」とする考え方があったようです。 注連縄をつけるときは一般に、神様から見たときにモト(太い方)が左側になるようにします。なお昔は、日常生活で物を縛ったりするときには右綯いの縄を使いました。しかし、しめ縄は左綯いに通常します。 【神棚の祀り方の例】 1.しめ縄(しめ縄を張ることで神棚に結界が張られ、神霊の力が一層高まります)、2.宮形、3.灯明、4.御榊、5.塩、6.水、7.御神酒、8.米、9.神鏡 神棚は家庭祭祀です。例えば新築の際の地鎮祭、上棟祭や新築祝い、新たに家族が誕生すれば初宮参り、七五三の祝い、入学・進学祝い、卒業祝い、就職祝い、成人式、結婚式と続き、晩年には還暦(60歳)、古稀(70歳)、喜寿(77歳)、米寿(88歳)、白寿(99歳)などへとつながっていきます。神棚の設置場所は、朝日の昇る東向きか、日当たりの良い明るい南向きに設置するのが理想とされます。 お神札の神座の順位は、並べておまつりする場合には神棚の中央を最上位とし、次に向かって右側、その次が左側となります(中央に神宮大麻を祀り、向かって右側に氏神様、左側にその他の崇敬する神社のお神札をおまつりします)。 重ねておまつりする場合には、一番手前を最上位としますので、神宮大麻を一番手前におまつりし、その後ろに氏神様、次にその他の崇敬する神社のお神札を重ねておまつりします。 なお、家の中には様々な神様がいます。例:家屋の神、屋敷の神(地神)、台所の神(荒神様)、竃の神、厠の神など。ちなみに東北地方で祀られるオシラサマ(映画「千と千尋の神隠し」に登場)も家の守り神、養蚕の守護神とされています。 ※昔は神棚と仏壇、両方ある家が多かったですが近年、核家族化が進んで神棚も仏壇もないところが増えたようです。神棚のない家庭ではタンスや書棚の上に白い紙を敷くなどして神棚が整うまでお祀りしてはいかがでしょうか。→ 神棚がない時のお家での「お神札・お札」のまつり方はどうする? |
参考文献 「しめかざり」森須磨子著(福音館書店)、『決定版 知れば知るほど面白い!神道の本』三橋健著(西東社)など
《設置する場所の例》
・お正月の神様を迎える注連飾りとして、家や会社の玄関に。
・農家の方は、お米の神様に。(お米の収納庫の入口など)
・漁師の方は、海の神様に。(船など)
・家やお店の神棚(宮形)に。(聖空間づくりに)
・台所の神様に。(荒神様に)
国産大麻(精麻)・しめ縄は、京都の職人による伝統的な形状の美しい伝統工芸品です。 ※牛蒡型8分×2尺(紙垂無し)および大根型1寸×2.5尺(紙垂付き、紙垂無し)は、2024年11月中に入荷予定です。 ・サイズは、太さ6分(約1.8センチ)×長さ1.5尺(約45センチ)、太さ8分(約2.4センチ)×長さ2尺(約60センチ)、太さ1寸(約3センチ)×長さ2.5尺(約75センチ)および長さ3尺(約90センチ)の4種類。サイズをお選びください。※上記4種類以外の寸法も製作できます。 ・国産極上質の精麻(栃木県産、野州麻)でできており、美しい伝統工芸品です。 ・形状は、伝統的な「大根型」と「牛蒡(ごぼう)型」の2種類。形をお選びいただけます。神社のしめ縄、鈴緒と同じ撚り、京都の職人の技が駆使されております。取付用の国産精麻付き。 ※「大根型」は中央部が太い形状。「牛蒡型」は一方がだんだん細くなる形状(使用されている精麻の量が大根型より多く、代金は割増しになります)。手作りのため、形、長さなどは微妙に異なります。※鼓胴型もできます。お問合せください。 ・紙垂(しで)の有無もお選びいただけます。「紙垂付き」は上の写真例のように紙垂を4つお付けしてお届けさせていただきます。(ご自分でつけられる方は作り方およびつけ方の説明をご用意しております。こちらを参考にしてください) ・『取扱説明書』をお付けします。古神道(伯家神道)の作法により潔斎してお送りさせていただきます。(火打ち石を使います。古墳時代にはすでに使われていたことが知られており、切り火は不浄を断ち邪をはらう日本古来の風習です) ・京都/株式会社山川についてはこちらの記事、しめ縄についてはこちらの記事もご覧くださいませ。 ・ご自分でウラジロやダイダイを付けてオリジナルに。プリザーブドフラワーなど付けて現代風にしてもいいかもしれません。 |