玉匠・青舟氏×編み物作り・日下雅美氏によるコラボレーション、糸魚川ヒスイ第5作。
新潟県糸魚川産ヒスイ製勾玉ペンダント、磯砂(いさなご)
京都府北部の丹後半島に伝わる勾玉が再現されています。
京都府在住の「玉匠」・青舟(セイシュウ)氏。
広島県在住の編み物作り・日下雅美氏のコンビによる、糸魚川ヒスイ第5作です。
稀少でコレクターアイテムともなっている新潟県糸魚川産のヒスイを青舟さんが独自の技術で勾玉に加工。
もちろん原石は、玉匠・青舟氏が厳選し、心打たれたもので勾玉づくりを行ってます。
その制作過程は、詳しいことは非公開ということですが、機械作業と手作業によるとのこと。
素材としてのヒスイは、非常に硬質で加工しづらく、ダイヤモンドの研磨剤が必要だといいます。
しかも、砥石の消耗も激しく、原石以外にも制作に掛かる費用がかさむそうです。
青舟さんいわく、勾玉の意味については「フトマニ」がその設計図なのだと。それを読み解くことによって、“本物の勾玉作り”がなされています。(磯砂・依遅ヶ尾は同じ原石生まれです)
この勾玉は、京都府北部の丹後半島で古代の勾玉として多く出土する勾玉の形、“丹後型”を再現。丹後半島に形造られる聖なる山、羽衣天女伝説がある磯砂山(標高661m)にちなんで命名されました。
石の透明度が高く、強い光や照明に透かすと、光を通します。透過光の観賞もお楽しみいただけます。
さわやかな印象のペンダント。繊細な藍染め糸で編み上げ。
ヒモは、天の川工房(宮崎朝子氏)の草木染めヘンプ100%糸(染料:藍)を用いて、日下さんが心を込めて編みました。
ねじり結びと、四つ組の組合せ。やわらかい糸と発色の美しさと相まって、さわやかな印象に仕上がっています。
さらに、香川県産肥松製(樹齢300年以上)の留め具(堀洋文氏による作品)を採用。
細部までこだわった1点ものです。
【青舟(セイシュウ)氏の経歴】 京都府京丹後市在住。 幼少の頃(3歳~10歳)、特異な体験をする。 28歳まではごく普通の毎日を送っていた。 突然、日本の古代に別のモノがあると目覚めた後、特に丹後・丹波の遺跡・山等をめぐる事となる。その頃より玉(出雲大社の勾玉)と言うものに傾倒していく。また、全国の古神道に関わる所をまわる。 古代の技術に関わる重要な素材としてのヒスイを求めて各地を訪問、糸魚川に最初に訪れたのが2005年5月であったが、この時、ヒスイを拾うことも手に入れることも出来なかった。 古代出雲と越の国(現在の福井県、石川県、富山県、新潟県あたり)は、重要な関係性を持っていた。これらの事柄は日本古代史の闇の部分である。歴史の表に現れない出雲神族、あるいは地方の神族(大国主)の時代、最も謎であるのが国譲りと言う大事件であった。 この真相が詳らかになる時こそ、日本の正史が顕現するであろう。玉の秘密も解かれるのである。有為転変の世の中にあって、神器としての玉を造る事の重要性を痛感する。 公益財団法人渡辺美術館(鳥取県)において製作した勾玉が常設展示中。 趣味:鉱物収集、刀剣鑑賞、古鏡鑑賞、笛、古代史探索(フィールドワーク)など。 |
【日下雅美氏の経歴】 広島県生まれ。広島大学文学部哲学科卒業。 子供の頃から、レース編みなどの編み物、それを使った布製品などが大好きで、仕事を持つ傍らで種々の作品作りを続けている(編み物歴40年)。 すべて独学で、編む技術の習得に努め、できあがった作品を友人知人等にプレゼントしたり譲ったりしてきた。 特に、ヨーロッパの装飾的な花柄模様のレース編みや、東南アジアの鮮やかな模様の布、雑貨に関心を持っている。 みんなに喜んでもらったり楽しんでもらったりすることが信条である。 |
勾玉「磯砂」の親石。この原石から、磯砂を含む計5つの玉が生まれました。 |
《ペンダントに加工する前の磯砂の姿》
石質もよく、ややズッシリ感があります。「依遅ヶ尾」と同じ原石から生まれました。 |
藍染め糸で編んだヒモを採用。 |
香川県産肥松製(樹齢300年以上)の留め具を採用。スライドさせることによって自由に長さを調節できます。 |
着用イメージ。 |
保管用の桐箱付き。桐材は柔らかく狂いも少ないため機密性が高く、 湿気等から守ることができます。 |
勾玉ペンダント「磯砂」は、稀少な糸魚川産ヒスイ製の勾玉と、繊細な色合いの草木染めヘンプ糸で編んだヒモを採用したシンプルなペンダントです。 ・本品は1点もの。現品限りです。(本品に写真のペンは含みません) ・はるかな時が作り出した芸術、ヒスイは昔から護身用や神事などに利用されてきました。玉は大昔から神様との交信手段として、聖なる力をもった祭祀用の道具として、大切なものでした。 (参考)第1029回 もののあはれ源流への旅。玉石の力と言霊の力 ・ヒモは、天の川工房(宮崎朝子氏)の草木染めヘンプ100%糸(染料:藍)で編んでいます。 ・保存・保管に最適な桐箱付き。桐箱は、職人の美意識が現在に融合する京都の桐箱専門店「箱藤商店」の製品です。箱内には大麻繊維をすき込んだ和紙(徳島県、アワガミファクトリー)を中敷にしております。 ・古神道(伯家神道)の作法により潔斎してお送りさせていただきます(火打ち石を使います。出土品から古墳時代にはすでに使われていたことが知られており、切り火は不浄を断ち邪をはらう日本古来の風習です)。 ・本品は玉匠・青舟氏と編み物作家・日下雅美氏によるコラボレーション作です。今後続々と、このようなコラボレーション企画製品をご案内していく予定です。楽しみにお待ち下さい♪ |
※商品の体感・効果には個人差があります。
サイズ | 勾玉(約3.7cm×2.4cm×1.1cm)、ヒモ(約0.2cm×41cm)、桐箱(内寸法:長さ23.5cm×幅6.3cm×深さ3.0cm) |
組 成 | 勾玉(新潟県糸魚川産ヒスイ)、ヒモ(天の川工房製草木染めヘンプ糸、染料:藍)、留め具(香川県産肥松製) |
色 | 天然色 |
備 考 | ・勾玉及びヒモは、天然素材のため、長期間の使用により色や風合いが変わることがあります。変化をお楽しみください。 |
区 分 | 日本製 |
製造者 | 青舟氏、日下雅美氏、天の川工房、堀洋文氏、株式会社箱藤商店 |