糸魚川ヒスイ、作家コラボレーション13作目。
存在感がある国石(※)・ヒスイの大珠ペンダント
しっかり編み込まれた草木染めヘンプ(ビワ染め)のヒモ付き
京都府在住の玉匠・青舟(せいしゅう)氏。
ヘンプクラフト作家・岩田たかしっち氏のコンビによるはじめての作。
稀少でコレクターアイテムともなっている新潟県糸魚川産のヒスイを青舟さんが独自の技術で大珠(たいしゅ)に加工。
(※大珠とは縄文時代の中ごろ、糸魚川市周辺で産出するヒスイを素材としてつくられた製品で、貴重品として主に東日本で広まりました。西日本での類例は少ないですが、大珠は勾玉の原型と言われています)
昭和初期に入手された貴重な小滝産の原石から磨き出されたこの大珠は、破砕構造の石質が特徴で模様のような緑色が美しい一品。タテ約8.5センチ、ヨコ約2.5センチと大きな存在感のある作となっています。この大珠は「森の精」をイメージして製作され、熊振(よしふる)と命名されました。
強い光や照明に透かすと、光を通します。透過光での観賞もお楽しみいただけます。
(※)日本鉱物学会は2016年、社団法人化の記念事業の一環として国石(日本の石)の選定事業を企画、総会において花崗岩、輝安鉱、自然金、水晶、ヒスイの最終候補のなかからヒスイを国石に選定しました。
ヒモはシンプルな美しさ。手作業の編み技術が凝縮。
ヒモは、天の川工房(高知県、宮崎朝子氏)の草木染めヘンプ100%糸(染料:ビワ)を採用。
2004年以来さまざまなアクセサリーを手がけている岩田さんがシンプルさを基本に七宝結び~ねじり結び~四つ組でしっかり、また美しく編み上げています。
使い勝手にも配慮し、留め具のウッドビーズで長さを自由に調節でき、身につける方の性別・年齢を問いません。
【青舟(セイシュウ)氏の経歴】 京都府京丹後市在住。 幼少の頃(3歳~10歳)、特異な体験をする。 28歳まではごく普通の毎日を送っていた。 突然、日本の古代に別のモノがあると目覚めた後、特に丹後・丹波の遺跡・山等をめぐる事となる。その頃より玉(出雲大社の勾玉)と言うものに傾倒していく。また、全国の古神道に関わる所をまわる。 古代の技術に関わる重要な素材としてのヒスイを求めて各地を訪問、糸魚川に最初に訪れたのが2005年5月であったが、この時、ヒスイを拾うことも手に入れることも出来なかった。 古代出雲と越の国(現在の福井県、石川県、富山県、新潟県あたり)は、重要な関係性を持っていた。これらの事柄は日本古代史の闇の部分である。歴史の表に現れない出雲神族、あるいは地方の神族(大国主)の時代、最も謎であるのが国譲りと言う大事件であった。 この真相が詳らかになる時こそ、日本の正史が顕現するであろう。玉の秘密も解かれるのである。有為転変の世の中にあって、神器としての玉を造る事の重要性を痛感する。 公益財団法人渡辺美術館(鳥取県)において製作した勾玉が常設展示中。 趣味:鉱物収集、刀剣鑑賞、古鏡鑑賞、笛、古代史探索(フィールドワーク)など。 webサイト: 布留玉の社 |
【岩田たかしっち氏の経歴】 東京都生まれ。「ヘンプいやしや」代表。 2004年より、ヘンプアクセサリーを手がける。ヘンプ糸と相性の抜群の天然石を使ったアクセサリーを中心に製作し、全国に広がっている。 2014年より、日本人が作り出した素晴らしい形....勾玉とヘンプ糸と組み合わせて、現代に生きる日本人にぴったりの“護神具”も製作する。 『13の月の暦』の愛用者でもあり、勉強会を全国各地で開催している。 |
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透過撮影(ペンダント加工前の姿) |
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大珠の反対面。こちらを前にしてもOK |
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ヒモはビワ染めヘンプ100%糸でしっかり編み込まれています。 |
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留め具のウッドビーズをスライドさせることによって長さを調節可能。性別・年齢を問いません。 |
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着用イメージ。 |
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保管用の桐箱付き。桐材は柔らかく狂いも少ないため機密性が高く、 湿気等から守ることができます。 |
大珠ペンダント「熊振」は、貴重な糸魚川産ヒスイ製の大珠に、ビワ染めヘンプのヒモが付いた存在感がある作品です。 ・本品は1点もの。現品限りです。(本品に写真のペンは含みません) ・はるかな時が作り出した芸術、ヒスイは昔から護身用や神事などに利用されてきました。玉は大昔から神様との交信手段として、聖なる力をもった祭祀用の道具として、大切なものでした。 (参考)第1029回 もののあはれ源流への旅。玉石の力と言霊の力 ・ヒモは、天の川工房(高知県、宮崎朝子氏)のビワ染めヘンプ100%糸を使用。マクラメ編み(七宝結び~ねじり結び~四つ組)でしっかり、また美しく編み上げています。 ・本作は玉匠、染織作家、クラフト作家3名の技術の結晶、共同作としてまとめあげています。 ・保存・保管に最適な桐箱付き。桐箱は、職人の美意識が現在に融合する京都の桐箱専門店「箱藤商店」の製品です。箱内には大麻繊維をすき込んだ和紙(徳島県、アワガミファクトリー)を中敷にしております。 ・古神道(伯家神道)の作法により潔斎してお送りさせていただきます(火打ち石を使います。出土品から古墳時代にはすでに使われていたことが知られており、切り火は不浄を断ち邪をはらう日本古来の風習です)。 |