高さ約36センチ(1.2尺)版。
「みろくの世」を寿ぐ。国産大麻(精麻)・みろく叶結び飾り
おお麻(ヘンプ)は霊気を持つものとして古来祭祀神儀に用いられてきた神聖な植物です。
いわゆる祓い、癒し、身のお守りなどにつながっています。
装飾結びの1つ、「叶結び」を施した国産大麻(精麻)の三本撚り叶結びアクセサリーのサイズを大きくし、手元箒(荒神帚)のイメージで製作。京都の職人により、1つひとつ手仕事でつくられております。
偶然にも、高さ約36センチ(1.2尺=36.3636センチ)で、できた日が18日(3×6、3・6・9の合計)だったことから、みろく叶結び飾りと命名いたしました。
お守りと祓い用途、家の柱や壁に飾ったり、房の部分で撫でたりしてお使いいただけます。
《みろくの世、弥勒(みろく)菩薩とは?》
弥勒菩薩とは、現在の仏様であるゴータマ・ブッダ(釈迦牟尼仏)の次に、ブッダとなることが約束された菩薩といわれ、ゴータマの入滅後、56億7000万年後の未来にこの世界に現れ、多くの人々を救済されるとされています。 「みろくの世」とは、理想的な地上天国のことをいいます。 |
(参考)「謡曲仕舞奉納家 一扇」宮西ナオ子著(シンシキ出版)PP88~89
・京都/株式会社山川について
明治19年創業。現在、代表は山川正彦氏(5代目)。伝統的な技法と材料を守りつつ、神社仏閣用の麻製品を手がけて120年以上。つくられているものに、その仕事に携わった職人の名前が入ることはありません。
今日の技術に満足することなく、日々精進。手仕事による伝統工芸は一級品です。
京都府指定「京の神祇装束調度品 伝統工芸品」認定。
※明治維新まで皇室のあった京都では、各種の式典や行事が多く、また神社の神事も盛んであるため、それらの道具や衣装をつくる専門工芸が古くから発達してきました。神祇調度とはいわゆる神具と呼ばれるもので、三宝や神殿などの木製の道具類のほか、鏡、御簾、几帳、旗、幕、雅楽器などがあります。神祇装束は、宮中の装束や神主の衣服、各種の伝統的な式典や行事などに用いられる衣装とその付属品をさします。いずれも多品種少量生産で、手づくりが大部分を占めます。街ぐるみの分業パワーに加え、産地と消費地が一体になっている京都ならではの伝統工芸です。
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偶然にも高さ約36センチ(1.2尺)になり、「みろく叶結び飾り」と命名。 |
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表から見れば口の形、裏から見ると十の字で、「叶結び」。 |
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上部が輪になっているため、壁面に飾ることも容易です。 |
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信頼と安心。京都府指定「京の神祇装束調度品 伝統工芸品」です。 |
《かざりの語源》
「かざり」とはどういうものか。まずは言葉の由来から始めたいと思います。 よく似た言葉として「かざし」があります。これは万葉集にも出てくる古い言葉で「髪に挿す」ことです。花の咲いた梅の枝を挿す、松の枝を挿すというように、枝を挿すことに一種のまじないのような意味があったようです。春の日に表を出て、梅の枝や桃の枝を挿し合ってお互いの健康を祈る、そういうことを万葉の人はしていたようです。 そのときの歌が万葉集にあります。「梅の花 今盛りなり 思ふどち かざしにしてな 今盛りなり」-梅の花のついた枝が今満開である、これをかざりにしてあなたの髪に挿そう。こういう歌が2,3ありまして、その髪に挿す「かざし」を語源とするのが「かざり」という言葉です。「かんざし(簪)」も「かざし」を語源とし、まさに「かざり」ということです。 |
日本美術における「かざり」 辻惟雄、『かざり-信仰と祭りのエネルギー』辻惟雄監修(MIHO MUSEUM)より引用、一部編集
国産大麻(精麻)・みろく叶結び飾りは、「みろくの世」を寿ぐ、お守り、祓いのための神具です。 ・サイズは、高さ約36センチ(1.2尺)。すべて手作りのため、微妙に違います。 ・国産極上質の精麻(栃木県産、野州麻)を採用。 ・本体は、「叶結び」が施されています。 ※「叶結び」とは、装飾結びの1つで、表は四つ目で「口」の字に見え、裏は「十」の字に見えることからそう呼ばれます。 ・お守り、祓い用途、家の柱や壁に飾ったり、房の部分を撫でたりしてお使いいただけます。房の部分がふわふわです。 ・古神道(伯家神道)の作法により潔斎してお送りさせていただきます。(火打ち石を使います。出土品から古墳時代にはすでに使われていたことが知られており、切り火は不浄を断ち邪をはらう日本古来の風習です) |