黄金の国ジパング♪
黄金色に輝く極上の国産精麻。神事用や手仕事の原材料に
極上の国産大麻(精麻:せいま)に触れたことがありますか?
おお麻(ヘンプ)は霊気を持つものとして古来祭祀神儀に用いられてきた神聖な植物です。
いわゆる祓い、癒し、身のお守りなどにつながっています。
神事用(しめ縄の取付け、神饌物の盛付け)はもちろん、インテリア(部屋に飾る等)用に、アクセサリー作りなどにお使いください。
《黄金の国ジパング》
2000年夏、黄金色に輝く精麻(麻の繊維の束)をみてとても感動した。熟練者たちの手にかかると土色の汚れた繊維が黄金の光を放つようになる。(中略) 大航海時代のイタリア人探検家マルコ・ポーロは、『東方見聞録』の中で「黄金の国ジパング」と記したが、私はその「黄金」とは金閣寺の金箔でもなく、田んぼの稲穂でもなく、全国各地の農家の軒先に干してあった大麻繊維であったような気がしてならない。 |
『ヘンプ読本』赤星栄志著(築地書館)P.226より引用
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色・ツヤ・薄さ、3拍子そろった極上の精麻。1本だとこんな感じ。 |
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精麻の使用例1(しめ縄) |
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精麻の使用例2(鈴緒) |
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精麻の使用例3(伊勢エビなど神饌をしばる麻紐として) |
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精麻の使用例4(精麻飾り。藍染め精麻をアクセントに) |
《大麻はなぜ縄文~弥生期に頻繁に使用されたか?》
1.繊維が強靱であること。 2.種蒔きから約90日の短期間で人間の背以上に、高く真っ直ぐ育つ特徴があり、栽培しやすいこと。 3.「大麻」には神々と交信し、自然のメッセージを受けるシャーマンに必要な一定の「覚醒」作用があると思われていることなど。「大麻」そのものがもつ縄文時代以来の倭人の体験による不可思議な神聖さとその呪術性故である。その何らかの不可思議な力を人々は大麻に求め、それを繊維等に用途を求めるだけでなく、祭祀・祈りのための最重要な神具・呪具として使用してきたのである。 |
『日本の建国と阿波忌部』林博章著P.134より引用
《大麻(繊維)の加工工程》
1.茎の太さ別に収穫する。 2.葉と枝を落とす。 3.保存性をよくするために麻茎を煮る。 4.麻干し。自然乾燥させる。 5.水浸し。発酵を促すために麻茎を朝と夕方に水に浸す。 6.発酵。3日間発酵させて茎の繊維とオガラを分離しやすくする。 7.麻はぎ。繊維をはぎとる。 8.麻ひき。表皮や不純物をのぞき、繊維質だけにする。 → 金色に輝く精麻(麻織物や神事用の原料となる) → オガラ(茅葺家の屋根材として使われる) |
遠く縄文の時代より伝えられてきた様々な草木染め。
忘れてはならないのがタデ科の植物“タデアイ”による染色、藍染めです。
明治時代に来日したイギリスの科学者・アトキンソンは「日本においては藍を染料となして、これを使用するのが大変多い。」
「日本に来て至るところで藍色の衣装を見る」と、彼は「ジャパンブルー」という言葉を残しました。
極上国産精麻を藍染めしたものもご提供できるようになりました。(藍染めした精麻が京都・祇園祭にて運行される山鉾の「鉾」と「山」の一部に使われています)
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藍染めした精麻。精麻と藍染めの相乗効果。 |
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茜染めも。 |
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草木染め(紫・緑・黄色)も加わりました。 |
極上国産大麻(精麻)は、昔から大切にされてきた“黄金の国ジパング”を感じていただける貴重品です。藍染め、草木染めもそろいます。 ※きなりはまた入荷の予定です。 ・長さ約180センチ、きなりの場合、1本あたり重さ5~8グラム。仮に1本7グラムだとすると100グラムでは14本程度入っております。(配送に関しては本品のみの場合、束で2つ折りになった状態のものをできるだけまっすぐのままでお送りさせていただきます) ・貴重な国産極上の精麻(栃木県産、野州麻)で、神社仏閣麻製品用途のものを小分けしお届けしています。精麻(麻苧、本麻とも言われます)とは大麻の茎の皮を乾燥させたもので、精麻を裂いてできた繊維をより集めると麻糸になります。ロットにより厚さ、幅、長さなどに差があります。ご了承くださいませ。 ・いい麻のポイントは、色・ツヤ・薄さです。きなりは白くするために硫黄で蒸す工程を経ていないため、精麻本来の輝き、強度を感じていただけます(これについてはこちらの記事をお読みください)。薄さについては、(透かしてみて)新聞が読めるくらいがいいとも言われます。 ・藍染め(紺色)は、上記の精麻をすくも灰汁発酵建てで染め職人が手染めしております(なぜ藍染めなのかはこちら)。茜染め(赤色)につづき、藍+ざくろ染め(緑色)、ざくろ染め(黄色)、藍+茜染め(紫色)もできるようになり、きなりと合わせ“神道の五色”がそろいます。いずれも天然染料にこだわる染め職人の手染めです。手仕事ゆえ、ロットによって色合いが若干ちがう場合がございます。経年変化などで退色することを考慮し濃く染色、できるだけ長い時間、変化を楽しむことができるよう配慮しております。植物には独自の薬効があります。 ・神事用(しめ縄の取付け、神饌物の盛付け)はもちろん、インテリア用(部屋に飾る等)、アクセサリー作りなどお使いいただけます。 ・古神道(伯家神道)の作法により潔斎してお送りさせていただきます。(火打ち石を使います。古墳時代にはすでに使われていたことが知られており、切り火は不浄を断ち邪をはらう日本古来の風習です) |