お守り、アクセサリーとして。
手元をかざる国産大麻(精麻)のブレスレット。2色づかい。
おお麻(ヘンプ)は霊気を持つものとして古来祭祀神儀に用いられてきた神聖な植物です。
いわゆる祓い、癒し、身のお守りなどにつながっています。
貴重な国産大麻(精麻)を用いた、京都の職人の手仕事によるブレスレットが誕生しました。
美しく、本格的な製品に仕上がっています。朱の色は、神社の巫女の衣装(緋袴)をイメージしました。
お守りとして、アクセサリーとしてご活用ください。
《大麻と日本文化》
大麻の神聖さや霊力を熟知する日本人は、様々な生活文化の中で「麻」を利用してきた。たとえば、赤子の着物である産着に「麻模様」が用いられるのは、大麻のように真っ直ぐに育つことを赤子にも願ったものである。 大相撲の横綱の綱に大麻が用いられるのは、麻を撚った大相撲の横綱は、注連縄の意味をもつとともに、強さの象徴であり、それは麻の呪術性や強さにあやかるものであった。妊婦の中には、麻縄にすがって出産した人もあり、赤子のヘソの緒を縛るのにも麻糸が用いられた。 結納でも大麻が重要な品として用いられている。また、大麻そのものに神が宿るとされ、大幣が神主により振られるが、伊勢神宮より授与される神符・神札は「神宮大麻」と呼ばれ、神主や氏子たちが配布していたのである。 |
『日本の建国と阿波忌部』林博章著PP.134~135より引用、一部編集
《腰に巻く横綱は注連縄の一種》
大相撲とは、今ではテレビで放送されて大衆娯楽競技と思われがちだが、もともと天皇家に奉納される皇室神道の神事である。力士の最高位・大関から選び出された特別な者のみが、神の御神体の証として注連縄の一種である「横綱」を腰に張ることができる。 これが現在の「横綱」の言葉の由来である。横綱を張った力士は神霊が降りているとみなされる。この横綱も紙垂をつけて左綯いになっている。 |
『決定版 知れば知るほど面白い!神道の本』三橋健著(西東社)P.73より引用、一部編集
※繊維をより合わせることを綯(な)うといいます。なお、大阪教育大学名誉教授の鳥越憲三郎氏は、『古代中国と倭族』の中で、「日本のみならず、倭族に共通する民族は、祭儀の縄は、左綯いとする。」と述べていますが、注連縄も通常、左よりにされます。
(参考)小説「ライアの祈り」の一節
先に口を開いたのは、クマゴロウさんだった。 「縄文時代の紐や縄ってね、命をつなぐ物っていう意味合いがあったんじゃないかと言われているんだ」 「命をつなぐ・・・・・・」 「うん。親から子へ、子から孫へ、命をつなぐものの象徴だったかも知れないんだよ。そんなものを桃ちゃんが発掘するなんて。しかも、こんな奇跡みたいなかたちで・・・・・・」 |
『ライアの祈り』森沢明夫著(小学館)P.310より引用、一部編集
・京都/株式会社山川について
明治19年創業。現在、代表は山川正彦氏(5代目)。伝統的な技法と材料を守りつつ、神社仏閣用の麻製品を手がけて120年以上。つくられているものに、その仕事に携わった職人の名前が入ることはありません。
今日の技術に満足することなく、日々精進。手仕事による伝統工芸は一級品です。
京都府指定「京の神祇装束調度品 伝統工芸品」認定。
※明治維新まで皇室のあった京都では、各種の式典や行事が多く、また神社の神事も盛んであるため、それらの道具や衣装をつくる専門工芸が古くから発達してきました。神祇調度とはいわゆる神具と呼ばれるもので、三宝や神殿などの木製の道具類のほか、鏡、御簾、几帳、旗、幕、雅楽器などがあります。神祇装束は、宮中の装束や神主の衣服、各種の伝統的な式典や行事などに用いられる衣装とその付属品をさします。いずれも多品種少量生産で、手づくりが大部分を占めます。街ぐるみの分業パワーに加え、産地と消費地が一体になっている京都ならではの伝統工芸です。
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装着のイメージ。留め方は端部を輪に通して、工夫次第。服の上から付けてもOK |
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信頼と安心。京都府指定「京の神祇装束調度品 伝統工芸品」です。 |
《お手入れ方法》
・表面の毛羽立ちが気になってきましたら毛先をハサミ等でカットされるか、気にならなければそのままお使い下さい。
・水に濡らすと風合いが変わります。水に極力濡れないようにされることをおすすめします。
・多くの自然のものと同じように、その人なりに、使い方に応じて見た目は変わっていきます。変化を“味”としてお楽しみ下さい。
国産大麻(精麻)・ブレスレット《朱》&《藍染め》は、京都の職人による手仕事からうまれた精麻を身近に感じていただける、手元をかざるアクセサリーです。 ※本品の次回お届けは恐れいりますが、2025年1月下旬~2月はじめの予定です。 ・手作りのため、長さ、形などは微妙に異なります。(適応手首サイズは、16~17センチ以下を推奨) ・朱の色は、神社の巫女の衣装(緋袴)をイメージしています。2色使いのデザイン。留め方や向きを工夫(結ぶなど)して、個性的な着け方も。 ・色は藍染め精麻を用い、神居 和かざり《藍染め》と同じ配色もできます。 ・『麻の輪™』は、「あさのわ」 と読み、“麻(ヘンプ)でつながる輪、みんなの和”を意味し、お客様が命名くださいました。 ・すべて貴重な国産の精麻(大麻の茎の皮を乾燥させたもので、精麻を裂いてできた繊維をより集めると麻糸になります)でできており、美しい伝統工芸品です。 ・神社の注連縄(しめなわ)、鈴緒と同じ撚り、また京都の職人の技が駆使された本格派です。 ・本品のみのご注文の場合、日本郵便のレターパックライトにて送付可能です(送料は430円)。ご希望の場合は、ご注文時に備考欄へご記入ください。 ・古神道(伯家神道)の作法により潔斎してお送りさせていただきます。(火打ち石を使います。出土品から古墳時代にはすでに使われていたことが知られており、切り火は不浄を断ち邪をはらう日本古来の風習です) |